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2020年9月 1日 (火)

つまり日本への占領状態は継続しているわけで、その意味では戦争はまだ終わっていないのです

ーー以下2015年に書かれた「新潮書評エッセイ井上理津子」より抜粋編集

乃南アサ『水曜日の凱歌』

「戦後七十年」の今年(2015)、戦後を振り返る企画が目白押しだ。

しかしかつて「特殊慰安施設協会」と訳されるRAAに焦点を当てたものを、私は見たことがない。

ーーwikipediaによると特殊慰安施設協会とは

第二次世界大戦後、連合国軍占領下の日本政府によって作られた慰安所である。連合国軍兵士による強姦や性暴力を防ぐために設置された。日本政府は最大で5万5000人の売春婦を募集し、短期間設置した。 英語では Recreation and Amusement Association と言い、RAA の頭字語で知られた。

ーーとある。

敗戦の十一日後に占領軍に向けて国家が設けた売春施設だ。

「日本婦女子の“防波堤”に」と、惨い位置付けだったと周知されていても、わずか七か月で閉鎖されたと知る人は多くないのではないか。

本書は、大森海岸と熱海のRAAを舞台に、翻弄される女性たちの姿と思いを見事にえぐりとった七か月間の物語である。

ーー

五百頁を超す長編なので、実は、読むのに骨が折れるかと思ったが、ページをめくり出したら、やめられなくなり、一気に読んでしまった。

主人公は「昭和六年」生まれの二宮鈴子。

父親が東京・本所で運送会社を経営する裕福な家庭に育ち、五人きょうだいの二女だったが、東京大空襲で九死に一生を得た鈴子と母親以外、死亡または行方不明という敗戦時から物語は始まる。

一面の焼け野原で、「もう、何があっても苦しくも、悲しくも、怖くもないような気がした」と。

ーー

住処を求めて転々とした後、母が、どうやら愛人関係にあった亡父の親友「宮下のおじさま」の伝手で通訳の仕事を得た大森海岸の「小町園」などの宿舎に住むようになる。

小町園は「お下げ髪にもんぺ姿」で連れて来られたごく普通のお姉さんたちが「白粉を塗られ、言葉も通じない相手に体を任せる」RAAの慰安所で、宿舎は「ひと仕事終えてきた女郎たちが帰ってきて、風呂入って、食事して、寝る」ところだ。

占領軍の兵士たちが長い行列を作って女性を買いに来る様を、連日目の当たりにした。

ーー

押し入れに隠れ、下半身から血を流して嗚咽する女性に遭遇して衝撃を受けた翌日、その女性が鉄道自殺したと聞かされたりする中、十四歳の鈴子が心を閉ざすまで時間はかからない。

ーー

性を売らざるを得ないお姉さんたちを「利用している」通訳、母のおかげで不自由なく暮らせる矛盾を感じつつも、十一月半ばに越した熱海の旅館の離れでは、さらに豊かな暮らしとなる。

そもそも母が小町園にいた時よりさらに高給を得る、将校相手の熱海の慰安所に職場を変えることができたのも、デイヴィッド中佐と恋愛関係になったからだ。

鈴子が母をますます冷やかに見るようになると共に、取り巻く環境を冷静にとらえるようになっていく。

一方で、空襲で右腕を失くした幼なじみが訪ねてきて、心を通じ合わせるシーンも出てくる。

ーー

と、鈴子の身辺ばかり書いたが、登場する主だった人たちすべてに深みがある。

戦争が終わって、生き延びていく戦争が始まったのだと、言わずもがな、なのである。

大切な秘密を打ち明けるような表情で、鈴子に「今月中に、百人まで増やすんだって」と教えた女性。

占領軍の集団を前に「見てみなよ、あの毛むくじゃらの腕を。俺の足より太てぇぐれえだ」と言う野次馬。

ーー

「だけど、私たちだって人間だわ。いくらお金をもらうっていったって、あの子たちだって」と握り拳を作ったまま呟き、涙を流す帳簿担当の女性。

京浜国道で、真っ赤な口紅に派手なワンピース姿でアメリカ兵に「ハーイ」と手を振る女性を見て、「あたしもさ、もう何年かしたらアメリカ人の男とつき合うんだ」と言い放つ同級生。

「それでも生きていかなきゃなんないんなら、せめて今日一日の、食べものや寝るところや着るものや、それくらいの心配はせずにいたいじゃない?」と話すダンサー……。

ーー

「慰安婦」自身の働きぶりの描写はないのに、外堀からその生々しさが浮かび上がる筆さばきに、ぐいぐい引き込まれる。

ーー

RAAは、1946年3月27日に突然、あっけなく閉鎖される。

性病が蔓延し、罹患するGIたちが後を絶たないためだという。

ずいぶんな話だ。

ーー

「働かなけりゃ、おまんまの食い上げなんだよ」と叫ぶ女性たちを、「野良犬か何かのように」トラックの荷台に詰め込む「パンパン狩り」が行われる。

トラックの中で怒りに怒って、「この国を変えてやる」と息巻くダンサーに、万感が込められていたのだと気づかされるのは最後の最後。

タイトル「水曜日の凱歌」の意味も、ページが残り少なくなってから、すっと腑に落ちた。

ーー

七十年前を語れる人が少なくなっているうえ、こういった話は口をつぐむ人がほとんどだろうに、乃南アサさんは莫大量の取材をして書かれたに違いない。

読後、町で見かけるごく普通のご年輩女性たちが皆、鈴子をはじめとする登場人物たちに重なってならなかった。

(いのうえ・りつこ フリーライター)

ーー抜粋引用ここまで

ーー以下「ねずブログ20/8/30」より抜粋編集

「戦争反対、世界を平和に」、おおいに結構だと思います。

けれど、それゆえに勇敢に戦い散って行かれた先人たち、国を守るためにその時点で真剣に悩み考え行動した先輩や父祖たちを、あとになって、ただ「負けたから」と貶める。

さらに、冷静に日本を見つめなおそうとする人たちに「右翼」とか「差別主義者」とかレッテル貼りし、声高に非難し貶めるのはいかがなものか。

ーー

なぜならそのような、いたずらに対立を煽る行為そのものが、争いを招き、ひいては戦乱を招くものであるからです。

ーー

戦後生まれの私たちは昭和20年8月15日を終戦記念日と呼びます。

終戦とは「戦いの終わり」を意味します。

この日は日本が戦闘行為を自主的に停止した日です。

ーー

間違えてはならないのは、「終戦=戦争の終結」ではないことです。

現にその後の日本は占領されています。

占領というのは戦争行為の一部です。

つまり日本は戦闘行為を自主的に終わらせたのであって、戦争そのものはその後も続いたのです。

ーー

では戦争の終結はいつかというと、形式的には昭和27年4月28日のサンフランシスコ条約発効の日です。

形式的というのは、書面上はそうだということです。

実質的には、いまだ日本には米軍基地があり、つまり日本への占領状態は継続しているわけで、その意味では戦争はまだ終わっていないのです。

良い悪いではなくて、それが事実です。

ーー

だからと言って米軍出て行け!も違うと思います。

いまの東亜情勢の中では、中共の軍事的横暴をかろうじて抑えているのが東亜に展開された米軍基地だからです。

このため米軍基地のある東亜の各国では、中共のスパイたちがさかんに「米軍基地出て行け」と煽っています。

日本もそのなかのひとつだからです。

ーー

いたずらに対立を煽り、対立するこそが戦争や虐殺や悲惨を招く最大の原因です。

そして現実に戦争が起こり、負ければ何が起きるかといえば、女性や子供たちなど、もっとも暴力に弱い者たちにそのシワ寄せ、つまり災厄が及びます。

ーー

小町園の悲劇は、その現実を私たちに語りかけてくれます。

戦争によるドンパチも悲惨ですが、負けた後にもっと大きい悲惨な状況を招きます。

それは秩序が崩壊し、「力こそ正義」の世界になるからです。

ーー

どこまでも民衆の幸せのための秩序を、いたずらに力に頼ることなく築いてきたのが、日本の歴史です。

そしてその日本の国体を護ろうとして多くの血が流れ、敗戦に至りました。

ーー

しかし戦後長らく言論メディアが特定の勢力により支配され、国民は真実を知らされないまま日本国や日本国民を愛さない人々を議員に選ぶように印象操作されてきたのです。

彼らは戦後ずっと「護憲、東京裁判史観、侮日」を日本人に強制してきたのです。

果たしてこれが「主権が国民にある状態」といえるでしょうか。

ーー

ネット環境を手に入れた人々の間で、戦後社会が在日・反日勢力によって支配されてきたことが暴露され、それを知った人々の間で、世の中の大建直しが始まったといわれるようになって、何年もたちます。

はじめは懐疑的だった人たちも、コロナショック以降は、誰もがそのことを実感するようになりました。

過去の歴史に学び、私たちはこれからの未来を担う責任を自覚する。

それこそが大切な、日本人らしい、未来をひらく力です。

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コメント

>敗戦の十一日後に占領軍に向けて国家が設けた売春施設だ。

日本がポツダム宣言を受け入れて、米軍が一番始めに要求したのがRAAだとは・・・・・・・そして、連合軍が平和を愛する諸国民の公正と信義の軍隊の要求が、これとは聞いて呆れる話です。

小町園の女性募集は、仕事の内容を売春婦(慰安婦)と言うことを周知していなかったから、応募してきた女性達は仕事の内容を知らなかったために仕事が始まったときには小町園は阿鼻叫喚の地獄で、大変な状態になったとか。
それが続いた後、女性達が仕事に耐えられずに減っていったため、不足した補充は元遊郭や元慰安婦の人にお願いしたそうですが、人権問題が浮上して店を閉めたように記憶しています。

GHQのWGIPとプレスコードによって、GHQは米軍の都合の悪い部分を日本人には知らせず闇の中に隠しました。米軍だけでなく進駐軍を僭称する、朝鮮進駐軍の行った様々の暴力、無法、不法行為を隠したから、朝鮮進駐軍のことを行った連中はなかったことにしようとしているのです。
しかし、ネット住民の中には、この悪行を発掘している人がいるそうですから、朝鮮進駐軍のことは米軍のことと共に、その内に全て明らかになると思っているのですが、後は被害者である日本民族が、これを覚えていなければ駄目だと思っています。


>間違えてはならないのは、「終戦=戦争の終結」ではないことです。

これも、8月15日のポツダム宣言受諾ばかりを、考えているだけでは理解できないことです。
ですから、このために北方領土での戦い(占守島の戦い)が8月17日に始まったことなど、左翼が強かった時代には表面化することなど出来なかったと思います。
当時は映画も作れなかったと思います。

それから、占守島の戦いで忘れては困るのは、この戦いは8月21日に軍命2より日本軍が降伏して終わったのですが、降伏後に日本の部隊はソ連よって抑留されました。
これだけでも十分大変なのですが、抑留地がソ連の大陸ですから其処へ移送されることになったのです。
大陸に行くためには船に乗って行くことになるのですけど、その船中で海に突き落とされた事例があると読んだことがあります。
これを、許すことが出来ません。


>果たしてこれが「主権が国民にある状態」といえるでしょうか。

終戦から敗戦、そしてサンフランシスコ平和条約締結で日本は独立を取り戻したのですが、戦争に負けるのは戦争ですから、勝つこともあれば、負けることもあるのです。

しかし、日本の国民が戦争に負けたからと、敗戦利得者となってどうするのですか。それで喜んでどうするのかと思います。
終戦から75年、敗戦利得者や在日・反日勢力に対して日本民族は日本のためにどうするかを考え、行動することを求められていると思います。

縦椅子様

 戦争は終わっていない
 負けたものは、性のいきにえを差し出さざるをえなかった
 RRAな性に群がる欲情の場だった
 血を流す女性たちに容赦はなかった
 RRAは性病蔓延で7か月で閉じられたという
 今もどこかで同じようなこと起こっている
 戦争は続いている

 戦争を真に終わらせるため
 安倍首相は血をながされている
 安倍首相の無私の犠牲はおおきい
 終わっていない戦争をおわらせるために
 こんなに尽くされている
 ありがとうございます
 どうかおだいじに!    感謝!!

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>国民にとって、終戦は別の 戦いの始まりだった
ご紹介いただいた乃南さんの本は、デビュー作「凍える牙」を読んで一遍にファンになりましたが、その後仕事が殺人的に忙しくなって、本屋通いも出来無くなり、凡そ10年、仕事と野球と酒盛りでw、日々を費やし、何時しか、お名前も忘れて居ました。

戦後日本で開設されたRAAですか、この話、一般のアメリカ国民のどれ位の割合が知って居るのでしょうね? クリスチャンって売春婦を買って良いのでしたかね? 特に女性層がよく納得したなぁと、否、それ以前に日本に進駐して来て、僅か2ヶ月足らずで3千件を超える性犯罪を犯して、流石に日本政府から厳しいクレームが着いたら、傲岸にも売春を目的とする慰安所「=RAA」の設置を要求したのはなかったか? 何処が道徳的なんだか?

然も、米兵の下半身の管理は出鱈目で、進駐したパリやベルリンでも、民間人襲撃を常態化させて、引き上げた後には、1万人を超す私生児の山が出来て居ますが、この本能任せの無秩序な傾向は、後の朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争でも、存分に発揮された様です「米国にこそ、人道を語る資格はない」のです。

米国の女性層も、その欺瞞に気づいているが、実は、本能剥き出しの米軍兵士の現場での為し事を知って「正義の為に戦って居た筈なのに、まるで獣そのものだ」と判り、怖くなって、何も云えなくなっているのでしょう。 然し何れ、自分達が負けたら、敵側から同じ目に遭わされる事を覚悟しなくてはイケませんね。

是等の戦地の悪業は、シナでも同じで、一部はしられて居ても、大方は隠蔽されて来た、偽善・欺瞞の史実が共産シナの崩壊に拠って、その悪業が明るみに出始めると、今度はその報復に、或いは、機先を制して、米国の暗黒歴史を若い層中心に暴露していますね。

でも、それを指示し放置したのが、暴露している当のDS勢力「=民主党他」なのですから嗤えます、流石WASPは「反省を知らない上に卑怯者だ」とね。

経験に学ぶのは愚者なのだそうだが、歴史は経験知の集合ですよね、ならば、歴史に学ぶとは、どういう事を言うのか? 学んだからこそ、軍帯同の慰安婦部隊だったのではないのか? これは、ドイツやフラン軍でも行われて居た事で、それを手本に日本も合法下でやった事を、日本だけ非難されるのはドゥ云い訳? 基本に人種差別があるが、自分達の行いはまるで罰の適用外である、あの世で、たっぷり罪を贖えばよかろう。

それに、日本は、危険な機雷除去作業以外一切関わって居無い朝鮮戦争で、売春婦として働いた女性が米軍のやった事を日本軍がやったと言って居るのは、幾らなんでも、お粗末すぎる。彼女らの証言に出てくる。ジープやヘリコプターなんて、第二次世界大戦では、未だ無かったのだけどね、国連軍兵士「≒米軍兵士」が、韓国民衆にやった事は、当に戦争犯罪で、強姦・サツ人・放火・窃盗、人身売買迄、やりたい放題やっている。

そして前例に挙げた馬鹿ばかしい矛盾すら、DS支配下の日米のマスコミは、指摘していないし、戦争終了から62年も経った07年に、下院議会で民主党のベロシが「日本の非難決議」を可決する未開さは、最早文明国とは言えないだろう。

これが、DS勢力の政治なのである。是を知っても未だ民主党を支持するのなら、米国は近々、必ず滅ぶだろう。

トランプ政権になって、やっと、政治がまともになりだしたのに、また、こんな政治に戻されては、世界は米国を支持出来無いからだ。

そして、醜悪なWASPの本家本元のイングランドも、隠して来たその本性が咋になってしまったので、高齢のエリザベス女王は、その代表として、飛んだ大恥をかかされる訳でだが、人生のツケを支払わされるのだと、覚悟しなくては成るまい。

然し、DS勢力の主流がで無くなっても、いまや四分五裂状態になった、ハザール勢力のジョージ・ソロス辺りが、新たな核心勢力として、DSの残存勢力を率いるだろう、当に「世に悪人(盗人)の種は、尽きまじ」でしょうね。

心配なのは、安倍・トランプ体制の寿命が見えて来た事で、殊に米国は4年後のポスト・トランプで、共和党にトランプ氏並みの人材がいて路線を継承出来るのか?ですが、私は、ポンペイオ国務長官以外には、居無いと確信しています。 それをサポートする人材の育成は、是からでしょうがね。

マァ、日本も菅さんは緊急リリーフで、1+3=4年やって貰っても、未だ75歳ですが、安倍さんは、未だ、70歳で第三次政権登板もあるので、流石にこの時点なら、新たなスターが出て来るでしょう。

そう言う人に一言、どなたかが教えて下さった話、安倍さんが硫黄島に訪問した時に、滑走路の下に英霊が眠って居ることを知り「足下にして申し訳ありません」と、土下座したそうですが、日本国民率いる宰相は、建国以来、国を此処迄死守して来られた先達に対する心からのらの敬意と感謝が無くては、どんなに賢くても、肚が座っていても、値打ちが無いと言う事です

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