建設は死闘です、それでも建設を続けていく
過去と相手は変えられないが、未来と自分は変えられる。
これは、過去ログで、テレビ番組20/4/8ブラタモリの中で、タモリが奈良飛鳥来迎寺門前掲示板で発見した法話として書きました。
未来は現在の自分が作るものだという意味です。
ーー
「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という慣用句があります。
『三国志演義』での、呉(ご)の武将(ぶしょう)呂蒙(りょもう)の故事から来ています。
呂蒙の家は貧しく学問に触れる機会がなかった。
しかし実戦においては、たびたび功を上げ、やがて呉王(ごおう)孫権(そんけん)に重用されるようになった。
で、現在でいう企画書の作成とかは、部下に書かせていた。
そんな呂蒙の学識のなさを笑って、人々は、「呉下の阿蒙(呉の手下の蒙ちゃん)」とからかっていた。
ーー
それを見かねた呉王孫権は呂蒙に学問をし見識を深めるよう勧めます。
はじめのうち呂蒙は「軍中は何かと忙しく、書物を読む時間を取れない」と言い返していました。
しかし、孫権は「博士になろうとしなくていいから」と、自分が読んできた書物を例に挙げた。
ーー
呂蒙は孫権の厚意に発奮し、勉強を続け、見る見るうちに教養を身につけます。
ーー
ある日、呂蒙を軽蔑(けいべつ)していた知識人の魯粛(ろしゅく)が、呂蒙と話してみると、以前とは比べ物にならないくらい豊かな学識を兼ね備えた大人物へと成長していたのです。
おどろいた魯粛は、「昔の『呉下の阿蒙』とはとても思えない」と称賛(しょうさん)。
これに対して呂蒙は「士別れて三日、即(すなわ)ち更(さら)に刮目(かつもく)して相待すべし」(士たるもの、別れて三日もすれば大いに成長しているものです、次に会う時には目をこすって見なければなりませんよ)と答えたのです。
ーー
ーー以下「ねずブログ20/5/31」より抜粋編集
つまり人は進歩する。
「三国志演義」に「男子3日あわざれば刮目(目をこすって)して見よ」とあるように、人はその進歩に従って、意見が変わっていく。
それで良いのだと思います。
ーー
現在の自分を作っているのは過去の自分の考えや行動です。
それにこだわっていると、過去に自分が考えた未来を築くことになり、それを現在の自分にふさわしい未来に変えることができなくなってしまう。
そればかりか、現在の大切なことを見損ねたりする。
ーー
今回の武漢伝染病が世界中で感染爆発を起こし多くの死者を出している中で、日本はとても不思議な感染経過を示し、世界中で注目されました。
その伝染病による死者数の少なさから、日本人は世界中から特別な存在として扱われるようになっています。
日本人の自分よりも社会の為を考えて行動するような民度については諸外国から到底まねできないとまで言われています。
ーー
一体そのような日本人の、自分で学んでそれを実行していく行動や考えの元となったいわゆる日本人の社会常識は、いつごろからできていたのでしょうか。
ーー
日本人の常識というのは以下のようなものでしょう。
・日本という国号をあたりまえと考えている
・天皇、太上天皇(上皇)という制度を持つ
・貨幣を使う
・公共事業を税金で維持している
・戸籍がある
・各人が住所を表示できる
・官僚が行政をしている
・行政上の注意が文書でなされている
・史書として日本書紀が存在する
・歌集としての万葉集が存在する
・国の権威と国の権力が分離している
・天皇の行事の一つとして伊勢神宮の存在(式年遷宮)がある
などなど、数え上げればきりがありません。
ーー
そしてこれらを完成されたのは、1300年前の持統天皇であった。
その1300年前のことを国民が知っている、というのも他国には見られない事柄です。
もちろん、それらは持統天皇おひとりの功績ということではなく、歴代天皇のご意思を持統天皇が受け継がれたものでもあります。
が、持統天皇がそれらを集大成して、現代にまで続く日本の国の形を定められたということになります。
ーー
なかでも、日本書紀や万葉集を通じ、争いのない社会を築くためには教育と文化を国の柱としたご事績は、日本人の性格を築いたという意味において、ものすごいことです。
教育も文化も、学ぶことからはじまるからです。
人は日々学び続けることによって成長するし、人の成長は、そのまま国の成長につながるのです。
ーー
このことに関して福沢諭吉は『良民の上に良き政府あり、愚民の上に辛き政府あり』という言葉を残しています。
日本人が良民であれば、政府も良い政府になります。
日本人が、愚民になれば、政府も辛い政府になります。
ーー
いまの日本に、誰がどうみても日本国のためにならない政治家がのさばっているのは、そういうろくでもない政治家に票を投じる馬鹿者がいるからです。
日本のメディアがおかしな方向に向かうのも、それを許している国民がいるからです。
日本の未来を変えるためには、まずは日本人自身が変わらなければならないということになります。
しかもそれは可能です。
これまでの過去は変えられないものの、未来は自分が変わることによって変えられるからです。
ーー
それでは我々はどのように変わっていくべきなのでしょうか。
それは、先人が長い年月をかけて築き上げてきた日本人らしさを身につけることでありましょう。
なにしろ日本は戦後占領軍に支配され、その占領政策に協力して敗戦利得者となった在日・反日勢力によって、政財界、教育界、言論・メディア、法曹界を支配されてきたのです。
そして彼らによって、日本人は、占領政策つまり「護憲、東京裁判史観、侮日」を強制されてきたのです。
ーー
最近になってネット環境が整い、ようやく日本国民は、朝日新聞をはじめとする反日メディアが、従軍慰安婦を捏造し、南京大虐殺をでっちあげていたことを知った。
つまり敗戦利得者となった在日・反日勢力が言論・メディアを支配下に置き、敗戦以来70年以上もの間「護憲、東京裁判史観、侮日」に励んできたことが明らかとなりました。
これら在日・反日勢力に対処するための日本人の伝統的なやり方は、本来「毎日1000を失っ(侮辱され)ても、毎日1500を築いて(善意を尽くして)いく」というものです。
我々の先人はそうして未来を築かれたのです。
ーー
敵を殲滅する(堕ちる)のは簡単です。
善意を形にしていくの(建設)は簡単ではありません、死闘です、それでも建設を続けていく。
特に男性は、毎日敵以上のものを築き続けていく、今に見ていろと絶対にあきらめない。
「男子3日会わざれば刮目(目をこすって)して見よ」と言えるような日本人でありたいと思っています。
« トランプ政権、香港から金融センターの機能を奪う | トップページ | 日本にもアンティファが »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 北京は中国切り離し(デカップリング)を警戒(2021.04.23)
- 先進文化を日本に伝えてやった?(2021.04.22)
- 神ぞ知る 罪なき罪に果つるとも 生き残るらむ 大和魂(2021.04.21)
- 粛々と脱韓国を進めるべき(2021.04.20)
>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>日本文明の未来重視の生き方
前に進む事を前提にして居るカラ、現状を点検し、改善・改良を企図する、勿論、失敗もするが、千変万化する世間の状況の中で、現状維持しようとするだけでも、そうした、前に進む努力が必須なのです、当に「伝統は、改善と確信に拠って維持される」のです。
近年、その変化の速度が年々上がっていて、しかも複雑・流動化しているので、変化が起こってからの対応では、モゥ間に合わなくなっているのです。
一時代前迄の様な、現状分析と過去の実績だけを資源として対策を立てるのでは、想定外の危機に見舞われて大きな損失を出し、然も世間から顰蹙を買うという、悲劇的な目に遭う事に成る。
例えば、現在のトヨタやPANASONICを始めとする、シナ・韓国に進出している経団連企業の米支戦争と武漢肺炎禍での対応の結果に拠る「シナ・韓国外し」を読めず、真逆に投資拡大計画を立てて居て、然も、モゥ、負の結果が着々と目前に現れ始めて居るのに、進路変更する気配も見せて居無い。
このママでは、如何な世界有数の大企業と雖も、衰退~凋落~消滅するしかないでしょうが、名前を挙げた双方の企業共、本体だけでも従業員10万人を超す日本経済の中核を担う大企業だから、その浮沈が社会に与える影響が大きい。
そうで無くとも、ポスト・コロナの世界経済は、恐慌を心配しなくてはならない程の消費の落ち込みが予想されているのに、ここで、世界の反感を買って居るシナに固執する事で、世界の消費者の支持を失ったら、本当に致命傷を負う可能性もある。
結局これは、現経営陣が立てた戦略の過ちであるが、状況変化を全く逆読みしているのは、情報源が偏っているか、端に、シナ・韓国勢力に騙されて居るとしか思えない。
つまり、現状認識に大きな誤りがあって、米支戦争の結果は、今迄以上にシナへの依存度が高まるなんて思って居る可能性が有る、その情報発信の中心になって居るのは、おそらく、中西現経団連会長だろう。
この男は、詐欺師同然としか見え無いが、何故、名だたる大企業の集団である経団連のトップに上り詰めたのだろうか? 何故、シナの世界侵略的開発計画でしかない「一帯一路」が、「日本に取って千載一遇のチャンス」なのだろうか?
ちょっと前迄の経団連は、戦前の八紘一宇の理想を体現し、 世界の差別的な白人支配の弊害に警鐘を鳴らし、嘗ての植民地地域の国々で産業振興多いに行って、人類の次の世界の基礎を創り上げた事を、彼らは如何、評価しているのいだろうか?
思うに、四半期決算の弊害で、目先の利益を出す為に、結果が短期間に出る施策を重用するカラ、先人の「人を育て、産業を育て、社会を、経済を、そして文明を育てる」と言う20年もの時間がかかる様な事は、もぅしないのだろうか?
其れでは、日本に未来はない、白人支配勢力で有るDS勢力に拠る、昔乍らの「経済植民地化」が待って居るダケで有ろう。
日本人の欠点は、昔から言われている様に、和を以て貴しとなす、平和主義に偏るあまりに「明日も同じ」と現状維持を肯定し「革命嫌い」とさえ、言われている、然し、その代わり、日本人の改良・改善好きは、世界で他に例を見ない程で、あらたにはつめいひんがゆにゅうされても、忽ちの裡に、その仕組みを学びとり、改良・改善を加えて、輸入品以上のものを造り上げる。
処が、組織の上層部に当たる重役以上、軍隊で言えば、将官以上になると、上昇志向だけが強いくせに、責任は取らない、つまり、自分の職責の重要性を理解して居無いかの様な言動をっした人物を数多く知って居る。
だから、敵将ニーミッツをして、「日本軍の兵士は、世界一勇敢で優秀だが、指導者は、三流だ」と、酷評されるのだ。
結局「恵まれ過ぎると、有難みが薄れて、現状維持が当たり前に成る、をして、自分の日々の為し事の中に埋没して、唯の一般人になって終って居る」のでしょうが、それでは、多くの人の人生を左右する判断を下す要職はつとまりませんね。
是迄の日本人は「自分の評価は他人がする事、自分茄自分の信じた道を全うする」と言う型の生き方をする人が多かった葉、是は、「何事も執着しない事が最上」と言う仏教の教えと、「我らは、神の子にて、等しく平等である」と言う意識賀、「自分は特別だ」とか、「自分無しの世界は考えられない」と居っ他、明らかな奢りが無い、代わりに、皆あっさりと、腹を切って死んでしまったのです。
是では、与えられた責任は全うした事は、称賛に値するが、未来に、貴方はいないのだと言う、極当たり前の事実鹿のこせない、古からの教えで、「金を遺すは下、仕事を遺すは上、そして、人を遺すが最上」といわれるがれるのも、日本人にとって未来が一番大事だからでしょう?
そう言う価値観が、古から日本文明は持って居る事も、これからの日本人は、誌らなければイケなせんね。
投稿: ナポレオン・ ソロ | 2020年6月 2日 (火) 10時22分
>過去と相手は変えられないが、未来と自分は変えられる。
>未来は現在の自分が作るものだという意味です。
この二つの「文」は、良い言葉ですね。
好きです。
昨日のことは記録すると変えられませんけれど、明日のことは自分が努力すれば変えられるのですから、前向きに生きていこうと考える時には、これ程勇気づけられる言葉はありません。
日本は世界から見ても災害の多い国です。
そして、日本は災害に遭う度に、世界から高い評価を受ける国でもあります。
でも、世界には災害の多い国は他にもありますし、その度に厳しい評価を受ける国もあります。
その差を列挙していただいて、ありがとうございます。
思ったより沢山あって、驚きました。
だけど、これらは公のもので、民のものではないような気もします。
日本の民の文化として、全体(自分以外に目を配る)のことを考える習性があるのではないでしょうか。
これは、民族の(民族性)、若しくはある国の国民性を端的に表すようなエスニックジョークがあり、その中の「沈没船ジョーク」に示されていると思います。
紹介しますと
沈没船ジョーク(タイタニックジョークとも)の例。 沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得を行う。
アメリカ人に 「飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
イギリス人に 「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)になれます。」
ドイツ人に 「飛び込むのはルールです。」
イタリア人に 「飛び込めばあなたは女性に愛されます。」
フランス人に 「飛び込まないでください。」
ロシア人に 「海にウォッカのビンが流れています。」
日本人に 「皆さん飛び込んでます。」
韓国人に 「日本人はもう飛び込んでいますよ。」
こんなことにまで、日本人の横並びが表されていますけれど、その結果、逃げ遅れそうな人も助けることが出来るのだと思います。
戦後に占領軍が日本の民族性を危険として、WGIP、プレスコードや3S教育を使って、敗戦利得者となった在日・反日勢力を利用して日本人の民族性を潰そうとしました。
これは、20万人もの公職追放を含む凄まじいもので、日本が占領中にGHQが行ったハーグ陸戦条約違反の憲法の改悪と共に、歴史に残るものだったと思います。
そして、日本がサンフランシスコ平和条約の締結で独立を回復後、70年余りを経過しましたけれど、未だに日本民族の貴重な民族である特性は元に戻せていませんが、ネットの普及で漸くその兆しが見えてきたと考えられるようになりました。
日本民族が歴史上初めて外敵に敗れてからもうすぐ80年になりますが、もう暫くすれば元の民族性を取り戻せますから、その時をじっくりと見てみたいと思います。
投稿: ポッポ | 2020年6月 2日 (火) 10時44分