この脳の特性を理解し、良い言葉を日常的に使うようにしましょう
ーー人の悪口を言うと、自分自身が傷つく理由。【脳科学】
http://matome.naver.jp/odai/2136590852040993701
脳は主語が理解できない
私たちが日頃何気なく使っている言葉が、脳と体に大きく影響しています。
例えば、脳は主語を理解できないという性質を持っています。
主語が理解できないので、自分が発した言葉全てを自分のこととしてとらえてしまいます。
ーー
※ここで言う「脳」は、「古い脳(旧皮質)」を指しています。
ーー
大脳新皮質(理性・知性の脳)を「新しい脳」、それ以外を「古い脳」と呼びます。
人間特有の高度な精神活動を担当する「新しい脳」のほうは主語を認識できているのですが、感情を司る「古い脳」のほうは認識できず、新しい脳から送られてくる情報をすべて鵜呑みにしてしまう性質があります。
だから、人の悪口を言うと、脳の中では自分が悪口を言われた時と同じ状態になる。
ーー
つまり、相手の悪口を言うと、自分自身に悪口を言っていると判断し、自分も傷つき気分が悪くなります。
人をけなしてばかりいる人は、なぜか自己嫌悪に陥っていくのはそのためです。
そして、より、人に対して攻撃的になります。(自分が自分を無意識に攻撃している状態となるわけですから逃げようがありませんね)
ーー引用ここまで
ーー以下「黄金の~ブログ」より抜粋編集
その通り、大脳の旧皮質は、無意識をつかさどるところで、主語を理解できない。
そして、意識している自分(自我)というのは通常、無意識によって動かされている。
その人の生きざまを決めてるのは無意識、つまり新皮質ではなく旧皮質なのです。
ーー
催眠術で催眠状態から覚めた後の行動を指示すると、被術者は暗示通りに行動するがその行動について説明できない。
この事実から、精神分析学を確立したジグムント・フロイトは意識している自分というのは、無意識によって動かされていると考えた。
つまり、意識している自分というのは実は存在せず、それは無意識によって動かされているのではないかと。
ーー
そして彼は、意識している自分について自我、超自我、イド(エス)に分けた。
イドとは本能(無意識)と考えればいいだろう。
超自我というのは自我やイドを制御している無意識だ。
ーー
いわば旧皮質は超自我であり、他人と自分の区別をつけない。
人はあれは隣の奥さんで、こっちが私の妻で、あれはポチであれはコロで等々、個体に名前をつけて認識しています。
でも、それは新皮質がやっていることで、旧皮質は他人と自分を区別などしない。
ーー
人の悪口を言うと、他者を区別できない旧皮質は、自分の事と認識してしまう。
つまり、他者を悪く言うと(無意識の)自分が傷つく。
人の悪口ばっかり言って、批判している人に明るい人を見たことがない。
そういう人は、どこか影があり、不幸そうに見える。
ーー
それともう一つ。
例えば反原発系の情報を書いてる人とか、「あいつをやっつけろ!」とか「安部は悪魔だ!」とか、本人は正義のつもりでやってるのかもしれませんが、そういう攻撃性の強いサイト。
そういうサイトを読むと無意識レベルでは、確実に自分を攻撃していることになる。
書いてる本人は自分を傷つけてるのが分かってない。
ーー
そんなものばかり見てたら悪口や攻撃が無意識にどんどん蓄積していく。
そして幸せ感がなくなり、暗くなる。
ーー
さっきの続きでタイガーウッズさんの話が載ってました。
ーー引用はじめ
スポーツの試合で、どうしても勝ちたくて【あ~相手がミスればいいのに】【相手のシュートが入るな ! 】などと思うことが、ありますね!
それは、知らないまま自分で自分に呪いをかけていることになっているのです。
反対に、相手を褒めれば、自分が褒められたのと同じ状態に。
反対に相手を褒めてあげると、自分が褒められたと思い、気分が良くなり自尊意識が高まります。
ーーTiger-Woods-has-pulled-ou-014.jpg
タイガーウッズは、ココ一番の大勝負の瞬間、対戦相手が上手くいきますように!と祈るそうです。
相手という自分に余計な呪いをかけない!
だから自分を妨げる思いが少ないのです。
その結果あれだけの成果を出せるのです。
凡人とは逆の思考なのです。
ーー
この脳の特性を理解し、良い言葉を日常的に使うようにしましょう。
相手にかける言葉を大切にすることが、結果的には自分自身も大切にしていることにつながります。
ーー引用ここまで
うーん、すばらしい。
タイガーウッズさん、やはり凡人ではない。
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コメント
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縦椅子様、ブログの更新をありがとうございます。
>脳は主語が理解できない
このことを私は知りませんでした。
ですから、他人のことをネットの中で攻撃すると、それが自分に跳ね返ってくるとも思っていなかったのです。
自分に跳ね返ってくるのなら、自分に対する攻撃を自分がしていることになりますし、その結果は自分が疲れるだけです。
他人のことを攻撃するのは、少し控えないといけないと思いますので、もう少し自分の考え方を変えて、討論の場合にはできる限り議論に切り替えるようにしたいと思いますけれど・・・・・・何処までできることか。
そう思いますと、タイガーウッズは凄い人だと思います。
対戦相手に上手く行くように祈るから、その次に自分も一層上手く行くように考えられる。
凡人の私は、相手の失敗を祈って、相手が苦しんでいる間に少しでも自分が前に行けると考えてしまいますから、そんな自分に相手が負けてくれるわけではないと思います。
反省の一日です。
投稿: ポッポ | 2019年12月14日 (土) 15時31分
>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>返り霊の理
他者に対する非難や攻撃的な言辞は巡り巡って、自分に返って来る、とい現象が、自分の脳の中の、旧皮質と呼ばれる、部分が、「主語を解さないので」、全て自分に向けられたモノと判断すると、言う事っは知りませんでしたし、どちらかと言えば攻撃的な私は、思い当たる節が有りますねww
その医学的な事実を知ってか知らずか、私の所属する神道系の信仰集団では、「他者に向けた、攻撃的な言葉は、その場の環境の波動を悪くして、自分に帰って来る」と言う様な、直截
の現象と、言って居る内容も、決して臨んだモノにはならない、と言う教えがあります。
今考えれば、是も、自然を観察する事を基にした、神道ならではの「気付き」だったんですね、それが図らずも医学的に証明された、と言う訳です。
唯、フロイトの無意識の話は、今一つピンときません。 彼の理論は、人間の行動は最終的には、性衝動に支配されている、という自説を強調し過ぎて居る様に思えますので、余り巨漢出来ません。
寧ろ、ユングの「僕が君に1万年前に遭った事が有る」という、魂の不滅を示唆する様な話の方が、釈尊が云う「阿頼耶識」に繋がって居る様なので、興味が持てます。
タイガーウッズの御話は、一方で、「目立ちすぎない様に」する、黒人のタイガーの処世術かなと勘繰りたくなりますが、おそらく動機はそうでも、結果がとして、相手のラッキーを願った方が上手く行ったという、経験則ではないかと思います。
今日も、貴重な情報のご紹介有難うございました。
投稿: ナポレオン・ソロ | 2019年12月15日 (日) 07時44分