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2019年12月13日 (金)

この縄文日本は世界史的にいえば特異な存在である

ーー以下「頂門の一針、宮崎正弘書評」より抜粋編集

ジャレド・ダイアモンド著、秋山克訳『第三のチンパンジー』(草思社文庫)

人間とチンパンジーの遺伝子差違は1・6%だった。

つまりこれは、チンパンジーの行動を研究すれば人間の行動についての理解が進むかもしれないという示唆を与えるものなのだ。
 
したがって人間は「第三のチンパンジー」かも知れないと著者は言う。

ーー

人間の不可解な行動の一つとして、古代文明の痕跡から戦争や狩りの現場などを描く彫刻や絵画が多く発見されている事実がある。

古代エジプトや支那の歴史遺蹟に行くと、殺戮の様子を具体的に描いた作品の夥しさに驚かされる。

地獄の描き方のまがまがしさ、人間性を疑うような描写には身の毛もよだつ。

ーー

ホモサピエンスが、食糧や縄張りの奪い合いから、人種的迫害、宗教的対立によって民族浄化、ジェノサイドがしばしば行われたことを示している。

ーー

一方チンパンジーは集団殺戮を行使することで知られる。

殺意は男女関係のもつれではなく、縄張り争いである。

集団の掟は、その集団を率いるボスである雄が雌チンパンジーをほぼ独占する。

他の雄からうまれた子供は容赦なく殺す。

ーー

このチンパンジーの観察から、ダイアモンドは人間の行動に対して次のように敷衍する。

「コモンチンパンジーは計画を立てて相手の命を奪い、となりの集団を皆殺しにする」

「相手の縄張りを征服するために戦争を行い、雌のチンパンジーを略奪している」

「ジェノサイドは私たちが動物の先祖から濃密に受け継いだもののひとつかもしれない」(p285)

ーー

ところが日本の縄文時代に創られた土器、土偶にかような殺戮を描写するものは皆無であり、むしろ芸術の領域に達している。

しかし本書は扱う領域がことなるので、日本の独自的文明文化については言及がない。

ーー

大陸部から切り離され、最初は狩猟民族であった原日本人は、狩猟採集による生活が営まれたにもかかわらず段丘に集落をつくり共同作業を行った。

しかも他の集落とは戦いではなく物々交換で相互に共存繁栄を追求した。

特定の場所でしか採取できないものが広く分布している事実から、交易による経済的分業と共存の長期化、つまり「一万年の平和」を達成していたことがわかった。

この縄文日本は世界史的にいえば特異な存在であるようだ。

ーー

地理的に孤立した日本では弥生時代に武具と武器が現れていることから戦争が屡々起こったのであろうと想像されているが、狭い範囲に外傷を負った大量の人骨がみつかっていない。

このことから人種対立による内戦つまり敵の皆殺しは殆どなかったと考えられている。

聖徳太子が仏教を国教とする前にも、百年間ほどにわたり近畿地方では廃仏毀釈が行われ、宗教対立があったが、大量の負傷した人骨は見つかってはいない。

ーー

また日本では、ヨーロッパで行われた大虐殺の宗教戦争も、魔女狩りもなかった。

信長がイエズス会の布教を許可し、キリスト教を信じた高山右近は一神教原理に基づき、領内(高槻)の神社仏閣を破壊し、僧侶を殺害し、信徒を奴隷に貶めて宣教師とともに寄港した南蛮の人身売買団に売った。

これを知った秀吉は激怒し伴天連(バテレン、宣教師)追放令を出す。

宗教対立による内戦の最大規模のものは、その後の、江戸時代の天草四郎の乱だけである。

ーー

明治の廃仏毀釈は、宗教対立というより国家イデオロギーとして神道の政治利用が優先され、むしろキリスト教の再上陸への対応だった側面がある。

それゆえ大東亜戦争の敗北で、ほかの敗戦国にみられたようなキリスト教への雪崩を打ったような改宗現象も日本ではおきなかった。

連合国による占領時代にマッカーサーは数千の宣教師を日本にまねいて切支丹伴天連への宗旨替えを強要しようとした。

しかし日本の自然信仰はそれをはねのけた。

切支丹伴天連が絶対神であり、ほかの価値観を認めない狭窄性を帯びていることを日本人は本能的に知っていたのだ。

ーー

弥生時代に半島に渡った日本人らが帰国し戦争の遣り方や兵器を日本にもたらした。

そして日本国内でも戦争を行ったが、内戦の原因は農業の発展と、その分配にあった。

ところがダイアモンドはこう言う。

「(農耕の発達は)人間性に対する元凶をもたらしていた」

「階級の文化である」

「狩猟採集民は食糧を貯蔵せず、もっていてもほんの僅かで果樹園や牛の群れなどのように食糧を集中させることもなかった」(p195)

ーー

というわけで、本書の歴史記述は世界共通の普遍性の基づいての分子生理学、進化生物学、生物地理学の教養を踏まえての著作だが、全体を通読しての感想はと言えば、およそ日本には適用されないケースが多いと思った。   

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

縦椅子様、ブログの更新をありがとうございます。

>人間とチンパンジーの遺伝子差違は1・6%だった。

この1.6パーセントが大きいのか、少ないのかと考えるとき、ポッポは遺伝子の差異としては大きいものだと思います。
人間というか、この地球上の動物は骨格があり、4本の手足を持っていて、体内には心臓、肺、肝臓、胃、腎臓などの五臓六腑を持っていて、体内にある血液が全身を巡って栄養の補給と排泄物を運搬していますし、脳が身体全体を統括しているのです。
そう考えるとき、人間とチンパンジーの1.6パーセントの差は大きいと考えます。

しかしながら、1.6%の差による行動や能力は大きいもので、人間は娯楽・記憶・必要性に応じて絵を描くこともしますし、言語能力が発達しています。その代わりに、暴力的な行動をするための筋力が、チンパンジーよりも劣っていると思います。

チンパンジーが集団殺戮をするのなら人間も戦争によって、似たような行動をします。民族浄化も中国だけでなく、至る所であったと思います。

しかしながら、日本の縄文時代のように、平和な時代が数千年も続いたことを思わせる文化の発展は、この地球上において、他にも見られたのかと思います。
縄文時代は期間が長く、しかも、その芸術の向上が続いたことは日本が本当に素晴らしい時代が続いたと想像できるのです。
日本は災害の多い国ですが、これはその頃も変わらなかったと推測しますけれど、人間と人間の間に戦争がなかったことが、文化の発展を促したのかも知れないと思うと嬉しくなります。
マァ、これも弥生時代になってからはそんなゆとりもなくなって、実用本位の時代になってしまいました。


秀吉は韓国や北朝鮮からは嫌われている武将ですけれど、宣教師が南蛮の人身売買団と関係していることを知って、バテレン追放令を出した素晴らしい統治者だと思います。
先日はローマ教皇が来日して、日本二十六聖人が長崎で磔で処刑されたことを祈っていましたけれど、これは、日本から見ると日本民族を人身売買で奴隷にされることから守った自衛だったのです。
そして、日本を南蛮の国の侵略から守り、植民地にされないようにと守り切った歴史上の出来事だったと思います。

日本の日本人をキリスト教から守るとの意志は強く、敗戦後にもキリスト教の信者はそれ程増えなかったのですが、事大主義の韓国はキリスト教の信者が急激に増えて、レーガン大統領から韓国はキリスト教国だと言わしめたのです。


日本は昔から災害国でしたけれど、これに対応した日本民族は協力して行動することに長けており、共同・協調行動と言うことでは世界でもぬきんでた能力を発揮するのかも知れません。
そして、縄文時代の平和な時代の感性を併せ持っているのですから、平和な時代は豊かに暮らし、戦争が近づけば協力してこれに当たる強さも持っている世界に希な民族なのだと考えます。

本日も更新ありがとうございます。

秀吉に関する朝鮮民族からの評価も、実に捏造変造歴史を信じさせられた典型と考えます。
 
イエズス会員アレッサンドロ・ヴァリニャーノの発案による、天正遣欧少年使節は1582年(天正10年)に九州のキリシタン大名、大友宗麟・大村純忠・有馬晴信の名代として4名の少念がローマへ派遣された際に、行く先々で、一糸纏わぬ、年端も行かぬ日本人の少女たちのあられもない姿で、市場でセリに出されている様子を目の当たりにするたび、大変ばつの悪い思いをしたと記録にあるそうです。もちろんそんな事情を現代教科書に載せるわきゃありませんが。

奴隷市場、女市場で買われた者は生涯奴隷として扱われ、、「人間」扱いされません。
仮に、どこかの国の王族の側女となり王子を生んでも奴隷の身分には変わりなかったそうです。
例外もあったようで、トルコのロクサーヌ(ウクライナ出身)は奴隷の身分から解放されたようですね。
スレイマン皇帝の正妻にまで登りつめた有名人です。

ヴァスコ・ダ・ガマの息子のような海賊たちは、航海中に襲った先々の船内の女、子供は売り飛ばすための商品としていました。、当時の欧州周辺ではごく当然のことという価値観のようですね。当たり前のことだから罪の意識の欠片もない。
非常に日本人の価値観と乖離しています。

日本列島に古から住まう民族への高い評価の理由の源泉に、災害列島であることがよく挙がってきますが、
元より、日本列島は、民度(霊性)高き精神(魂)の集まる地域であったと考えます。
そのため、自然の理に適った生活、自然神、自然霊に対する畏敬と畏怖の念を、保ち続けて居たのでしょう。
地球に存在するのは人霊だけではありませんから、当然のこととして知ってもいたのでしょうね。

そんな中にも悪しき思考の流入も、あったでしょうが、そこに災害多発列島という、「振るい」の役割的環境が功を奏したのではないだろうかと考えます。
ま、その後の展開は、過日に前述済なので、割愛します。

日本には、奴隷制度の概念が無く、歴史上にもそんな経緯はない。と胸張っての発言はできますが、現在はまさに資本主義の奴隷(労働者)としての存在になり果てていることに気付かない。
気付かぬように調教されているという自覚もない。
この資本主義体制こそが、金融組織にとっての目指した社会だったんですね。
この話の詳細も前述済みなので、ここまでとします。

話は、変わりますが、英国の選挙ではボリス・ジョンソン率いる保守党が過半数確保致しました!!
 まさに、「Congratulations!」
トランプもお喜びのご様子。
来年、トランプの再選も楽勝でありましょう。
日本も、麻生氏や二階氏も、「安倍四選」に含みを持たせています。
自民党内でも信用できるのは安倍晋三周辺の20名くらいです。
「宏池会」なんぞは川崎市のヘイト条例で刑事罰も含む条例可決に肯定的意見をお持ちのようですし。
頭が悪いのか身中のクソ虫なのかは存じませんがね。

所感として、あくまでも私見として、ではありますが、いろんな保守系ブログなどを拝見いたしますと。敵さんの思惑通りに展開しているブログがほとんどだなと感じます。
集まっているコメント投稿者も、その思惑の中でグルグルと話を旋回させていることに満足しているように見えます。
敵が用意した標的を嬉々として攻撃してそれ以上展開は、しない、させない。
アフリカや、東南アジアで植民地化された民族たちと同じ路線を山手線状態にしている。

こういう状態にするために用意されたブログも存在しているのだろうと、疑念を抱く。

まとめサイトのタイトルだけをみても、そんな目的性を隠し持っているのでは、と疑っている。
サイトによっては、今まで自分たちが「ネットの情報なんて、信憑性に欠ける」といわれてきた内容をネットの箇所をツイッターに置き換えてツイッターを評価しているサイトを見るにつけ、「そうかTwの内容を信じさせたくない、見せたくないんだな」という感想を抱かせてもくれる。
自分たちの発信する情報に張り付けて於きたいのだな、と。

皆さん、地上に生えてる雑草の話はするが、地下茎に伸びて絡み合っている「根っこ」の話題を机上に載せもしない。
目前の着ぐるみに憎悪をたぎらせるが、着ぐるみの中身には思いを馳せません。
そうなるように戦後の対日本工作は仕組まれてきたわけですから、当然と云えなくもないですね。

トランプや安倍首相たちの今後に、足枷にならない程度なら、適当に迷っててもらっても、「まっ、いいか」と考える今日この頃。

ただ、安倍首相を引きずり下ろしたい連中に燃料を投下するような勢力になり果てないことを望むばかり也。

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>自然の理に基づく日本文明の特異性
日本の文明が、世界とは異質な成分で出来上がっている事を認識してくれているのは、喜ばしい事ですが、欧米文明の欠陥に言及しないで、日本文明の特異性だけ論っても、彼らに何の足しになるのか? と言う疑問が湧いて来ました。

彼らが気付き・反省すべきは、「何故、戦争を止められないのか?」と言う、人類としてば、寧ろ、根源的な事柄であり、多く議論はその答えを見出す為に、なされるべきでしょう。

然し総論は何時も一致しているのに、各論で分裂・対立するのは、その社会の中に、譲る余裕の無い生存限界に瀕している集団が居て、その社会自身が彼らを救えない、救わないからでしょう。

その多くが、利己主義的な、為政者や軍事力を伴った、無法勢力で有る事が多い、それに、世には、朝鮮人の様に、弱いふりをして見せれば、有利になる事を知って、常態的に嘘を吐く民族も居るが、日本では其れを恥じるのを常識としている。

こうした人の情けを宛てにする生き方が常態すれば、人間として独立する気概が、失われて終い、他者依存で民族事態を保て無くなるだろう。

此の度、国を失うであろう半島国家はその典型であろう。

ぞの直接の原因は、世界が、朝鮮族の他国依存的な民族体質に気が着き始めたので、世界から、見放されているに過ぎないのだが、当の朝鮮人は、相変わらず責任を誰かに押し付けて、自分達は被害者になろうとしている。

是では何時まで経っても、同じ事を繰り返すだけだろう。曰く、反省の無い処には、進歩も改善も無いのである。

朝鮮族の礼は、謂わば、ダメな民族の典型であって、世界はこの韓国の国家消滅の様を良く観察して、「他山の石」とすべきである。

特に、白人文明の場合、400年間に亘って、世界を制覇しているが、その弊害として、自然の理に云う、「強者の弱者依存」に陥っていると、私は思います。

自然界では、弱肉強食と言う、一見、非情な力関係が
存在しますが、永い時間軸で見て看れば、強者は、必ずしも、生き残れていません。

是は、食われる方は、子孫を遺す為に、沢山子供を生みますが、捕食獣は、食べる対象になる獣が減ると、自身の係累以外の捕食獣は、全て、食糧の対象となって、例え同族であっても、襲って食べて終う、所謂「共食い」を始めるので、その数は、結局、獲物となる弱者の数に制御されているという事です。

是と同じ現象が、世界で、殊に、白人支配の世界の内側で
起っていると思います。

それは些細な差異を、悪名高き宗教裁判で殊更に取り上げて、濡れ衣を着せたり、自分で神の名を騙り創りだした、自分にとって都合の良い嘘を理由にして、甚だしきは、同じ聖職者であろうと火焙りの刑に架けて反対派を粛清して居ます。

そして、驚くべき事に、こんな悪事を行って居た、バチカンが、未だに存在していて、世界中のキャソリック信徒の尊崇を集めて居るそうですから、欧米人に取っての宗教とは一体何なのか、宗教は欺瞞で良いと思って居るのかと、その信仰自体あを疑う他は有りませんね。

こうした、「神が居無い現状」に気が着いても、其れを、目先の功利の為に、見て看ぬ腑rkをしているのは、立派な。神に対する冒涜行為でしょうから、天罰が当たら無いわけもない

白人支配の世界は、もう直に終わるでしょう、すると、Sekaiha有色人種ばかりが相争う、3千年以前に戻りますが、既に、青人文明の命数は、尽きて居ますから、彼らは単に、金がある処に群がるダケの功利え求める利己主義者から何の進歩も見せて居無いでしょう。

すると残って居るのは、アジア系とアフリカ系と言う事に成りますね、インド・やイラン系のアーリア人は、青人で古い民族ですが、近代化が進んで居ません。 ですから、世界の人の共感を、得られる様な人物が現れない限り、宗教大国のままであるじゃ脳性が高い。

残ったアジア系で、白人文明を凌駕する、技術と、政治力、そして、神の御心に沿った、人類発展の為のノウハウを、持った国、日本が、台頭しなくては、世界画、行方を見失って終います。

世界には是から、日本と言う希望の太陽が昇るのです、日本人よ、世界は夜明けを待って居るぞ。



全て、敵になり
を遺す為に、沢山子供を生みます

お節介かも知れませんが、タブレットでも使えるキーボードもあります。
https://sakidori.co/article/85010

>匿名様 ソロです。
ブルートゥスのご紹介有難うございました。
早速,電気屋に見に行きます。

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