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2019年12月22日 (日)

私(前田正晶)の「英語の勉強法」

ーー以下「頂門の一針 前田正晶コラム」より抜粋編集

(前田氏は86歳、長らく米国企業の重役を勤めておられた)

私がアメリカ人の世界に入ってからの「英語の勉強法」を記しておきたい。

その中では最も簡単なようで記憶力が必要なものが「彼らが言うのを聞いていて『なるほど、こう言いたい時にはこう言うのか』と感じ入った表現を覚えること」だった。

そして「その表現が使えるとおもった瞬間に記憶から引き出して利用する」と言うやり方をした。

これは換言すれば「nativespeakerたちの真似をすること」だったのである。

この方式を彼らは“to be mimic”というような表現をしていた。

ーー

思い当たるままに例文を上げておけば,「我が社もその域にまで達してみせる」は如何にも難しそうな響きだが、“We will be sure to get
there.”であって拍子抜けするくらいに易しい言葉だけで表現できてしまうのだった。

「その仕事を必ずやり遂げて見せます」という決意表明は“I’ll be sure to get the job done.”でいけるのだった。

その他にはこれまでに何度か採り上げたのが「世の中とはそういうものだ」は“That’s the way things happen.“で良いのであり、ここで重要な点は「日本語との発想の違い」に気づくことだろう。

ーー

次は読書である。

実際には良く本を読んでいう本部の秘書さんたちが推薦してくれる「今、こういう本がベストセラー的に売れているから読みなさい」を基にして買い入れ、飛行機に中などで読みまくっていた。

この方法が有効だったのは「小説には会話体が多いので、native speakerたちがその意志と意向をどういう言葉遣いで表現するかを知る上に大いに役に立ったし、日常的にも応用できた(真似をすると言う意味)点だった。

もう一つ例文を上げておくと“That’s more than we need.”があるが、「日本語ではどうなるか」をお考え願いたい。

ーー

そういう目的で読みまくった本にはJohn Grisham(ジョン・グリシャム)のThe Firm、The Pelican Brief, The Testament等々。

ビジネス関連の小説が多いArthur Hailey(アーサー・ヘイリー)ではほとんど全ての著作を読んだと思うので、幾つか例を挙げておけ、ばAirport、Wheels、The Money Changers、Energy等々があった。

他にもKen Folletも読んだが、特にOn Wings of Eaglesは凄い読み物だった。

他にはLee Iacoccaの自叙伝などは興奮を抑えながら読んだものだった。

ーー

勿論、出張中には辞書などを持ち歩いてはいないので、知らない言葉にぶつかった時には前後の文脈で察しをつけて理解して進んでいくと言う乱暴な読書の仕方で、手当たり次第に読みまくっていた。

特に飛行機に中では、ある程度読み進むと眠くなってくるので、休憩も出来るという有難味もあった。

この長所は矢張り色々な表現を覚えられること。

乱暴に言えば、読んでおけば何時かは自分の頭の中に入っていくだろうという考え方。

速読法は単語の形を見てどういう言葉かが解るようになれば、音読せずとも黙読で理解して進行できるようになった。

ーー

読書はW社ジャパンにいたワシントン大学のMBAである日系人に「英語の本を読み切るのは大変な作業であり忍耐力を要するが、兎に角小説一冊の原書を読み切ることから入りなさい」とかなり強引に助言されて始めた。

最初に渡されたのが“007”シリーズの(ダブル・オウ・セヴンだが)の著者Ian Flemingの本だったが、彼が言った通り難しくて苦労したが、そこを突破すると後はそう負担にはならないようになった。

読書を通じて色々な作家の表現の仕方や、言葉の使い方に接すると語彙が広まるし、表現能力が向上したのは間違いなかった。

ーー

このような勉強法によって私は、本部での会議では事前に副社長から自分に割り当てられた課題の“narrative”(「発表の原稿」とでも訳そうか)を練り上げた。

そして、presentationの原稿等をそれほど苦労もせずに書き上げていけるようになったのだった。

換言すれば「日本の学校教育的な英語ではなく、彼らアメリカ人たちにそのままで理解され納得させられるような英文が出来るようになった」という意味である。

偉そうに言えば、ここか大事な点なのである。

ーー

だが、読書による英語力の向上というか表現力の改善(カタカナ語でいう「レベルアップ」)は、ある程度以上の基礎が固められていて実際の英語の世界で暮らすか、これからそこに入って行こうという人が心掛けるべき勉強法だと考えている。

万人向きではあるまい。

そうかと言って、大学まで来ている人たちは難しい原書講読だけはなく、時には俗っぽい小説等の中でアメリカ人やUKの人たちが日常的にどのような表現で語り合い、且つ文章を書いているかを知る絶好の機会になると思って薦めたい。

“You know when you get there.”という題名の曲をハービー・ハンコックは作っている。

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コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>前田正晶さん
 この処御無沙汰して居ますが、宮崎さんの「世界にユース早読み」を読む事は、過日の私の日華で下の出、この方のお名前は、慣れ親しんだものを感じます。

 でも、その正体迄は、当然、知りませんでしたが、まさか、86歳のご高齢の方とは、想像だにもしませんでした,、だって、書かれていたコメントには、何時も若々しい感性が漲っていましたから。 てっきり、65歳の私とそんなに変わらない年恰好の人かなあと、想像して居ました。。

 然し、御歳を知って、昭和一桁の後半の方だと判り、成程なあと言う感じも持ちました、と言うのは、私の父方の叔父が丁度おない歳だからです。

 彼は若い頃、向学心に燃えて、鹿児島から家出~上京して、大学に入学したものの、親が学資を一切出さなかったので、2つ上の先に上京して、大学生活を送っていた姉と東京で生活して居たそうでㇲ。

 後に内閣府の部長にまでなった、きつ~い姉wと生活費を折半する為に、詐欺紛いの事もやって居た様で、其処を周りのヤクザに、目を付けられて、「焼き」を入れられそうになったのですが、高校生の時に空手を習って居たので、反対に撃退しました。

 然し自身も、膝で短刀を受けた為に重傷を負い、然も、ヤクザからつけ狙われる様になった為に、大学は断念して、緊急避難的に、自衛隊に潜り込んで難を逃れたと言う、吃驚する様な話を聞かされて居ました。

 後に、紳士服の店を経営して居ましたが、紳士服の安売り化が始まって、顧客を奪われて、店を閉め、骨董屋の免許を取得して居たので、骨董屋をやって居ましたね。

 この叔父とは、昔から気があって、彼の息子も私が、短い間でしたが、家庭教師を引き受けた事もあって、今年の親父の葬式の時に、20年ぶりだと言うのに、声を懸けてくれました。

 因みに、親父とは私が高校1年の時に離縁して居ますので、今は、法的には、他人なんですがね、有り難い事です。

 スイマセン長々と脱線して居ますが、要は、この時代の人は、学校へ行く事にしても、並大抵の苦労では無かったと言う事です。

 この時代の人と言えば、もう一人、高専の時の恩師で、電気工学の教授だった人が居ますが、学問に対する取り組み方が、他から教えられたモノも含めて、自分流のものを持って居ましたね。
 
 その先生も、専門外の情報工学の分野の研究でMITに誘われて、米国に1年研究員として渡米したのですが、彼も、5か国語くらいの外国語で書かれた本を使って、授業が出来る人でしたね。

 前田さんはオソラク祖のレベルか、それを超えているのかなぁと想像しますが、世の中には、頭が良い人は幾らでもいるんですね、やっぱり、www

 そう言う人は、皆さん、単に、記憶力が良いとか、理解力が優れて居るとか、だけでは無く、自分の能力の現状や、仕組みを理解して居る人多いと言う事で、如何すれば、自分はその事を覚えられるのかとか、如何にすれば、其の難解な理論を理解できるのかと言う事を経験知で得た事が有る事を示して居ます。

 それを私は、前述の教授から頂いた言葉を用いて、「自学力に優れて居る」と表現したいですね。

 其れは、詰る所、自分自身を知る事に他ならないと、思います。

 思えば、文字を使って、情報を得始めた昔からずっと、そうした努力が積み重ねられて来て、現在の日本があるのだと言う思いに至りました。

 「汝、自身を知れ」と言う金言がありますが、正しくそれが云える話です、先達足る人が、後進に途を示すのも一種の「利他愛」カラだと思います、そしてこの経験知を後進に伝えて行く事が、即ち教育で、またその延長に歴史があるべきだと私は考えます。

 すると、現状の日本は、前田さんの世代の方々が示した、欧米に対処する日本人の在り方やその文明に処する勉強の仕方等を基礎・参考にして、一時代前の日本人が考えた勉強法を改良しなくてはイケませんね。

 然るに、現状の日本人の英語教育は、未だに文法中心で、翻訳家ならなれそうですが、現地でも生活は逆に難しいのではないかと思い真すカラね、これでは、安倍さんや河野さんレベルの政治家は出てきませんね。

 本日も更新ありがとうございます。

「英語」・・苦手な方、多いですね。
学生時代に男子生徒の英語嫌いの率が高かった記憶があります。

かく言う私も10年も英語に触れる教育を受けたにも拘らず、
何一つ満足のいく状態ではない現実を実感しています。
自身の不出来所以であることは、反省しきりの処ですが、文法、
作文中心の教育内容による弊害であろうことも、学び舎にいる
頃から実感。

同じ学科に学ぶ知人が、独断でロスに飛び、現地に到着後、
両親に「金送れ」の連絡を入れて、一年間の休学届けを出しての
放浪の末、学内に戻ってきたときは、別人状態。
(現地(ロス)に知人がいたという事からの行動(暴挙)だったようで・・)

彼女は、講義内容を全く理解できないにもかかわらず、
話す英語はネイティヴ。
「すげぇな!」という感想だった。
と同時に、「私、何やってんだろ?」と非常に落ち込む。
彼女曰く、「とにかく聞くこと。何も考えず聞くこと。」と繰り返す
のみでしたね。それは正しいかと思う。

現在に至って、何事も戦略ありきとする公式に当てはめて考えるに、
日本人全体に英語に堪能になる教育を施させず、塾やら何たら教室
などという金を落とさせる施設を導入させる目的もありきだったのかと。

他にも、日本人愚民化を遂行するにあたっても功を奏している上、
計略の情報を得る手段をも減少させ得ると踏んでいたのでは・・・
と様々に付随する効果を目的としていたのではと勘ぐり、考えを廻らす、
今日この頃・・・。

日教組自体が・・・あれですし・・。

私達は世界で最も難しい言語と云われる日本語を話す際に、
文法など考えながら話している人はいませんね。
先に文法ありきで入ると、身に就く人の数は激減します。

赤ん坊は言葉を話す際には、親や周囲の発する言葉を聞き、
真似て、状況をも体得していく。その積み重ねですね。

よって、ヒアリングの重要性が出てくるということで、最近の
義務教育ではヒアリングの試験も導入されているという事。

中学生の御子さんを持つ母御さんに助言を求められた際に、
「とにかく聞くこと。それも楽しく。できれば発音が素晴らしく、
美しいテーマの英語の歌を聴くことがいいですね」
「好きな歌は自然に脳裏に刻まれますし・・・」と答えています。

中学生くらいですと、まだ脳が若いですから、上達は著しいと思います。
そして、好きな洋画を吹き替えではなく字幕付きのタイプで鑑賞するの
も得策かもしれせん。とも付け加えます。

慣れてくると、字幕というモノが雰囲気のみを表現していることも分か
るようになります。

私は学費を自身で工面しながら通うために、私学などは候補に挙げ
ることもかなわずに国公立に絞らざるを得ず、いろんなカリキュラムを
導入している私学に通える人たちが羨ましくもあった時期があります。

以前、他サイトで交通費も工面もできずに徒歩で通学した話を記しま
したが、健脚にはなりましたね(笑)

今でこそ、敵視の対象ですが、パチンコの戦勝品もかなり役に立って
くれました。 なぜか負けたことはなく、私を生き永らえさせてもくれま
したね。(笑)
ですから、今は複雑な胸中でございます。wwwww

奨学金に返還義務があることを知らない方が、簡単に「申請したら?」
と云いますが、その手の破産者もいるほどの現実とも聞きます。
それにそんなに優秀ではなかったですしね(笑)

今回ご紹介くださった前田氏の勉強法、理に適っているなと感心して
いますし参考になりますね。自身で工夫することの大切さを実感する
次第です。

教育制度の変革、改善にあたっても残念ながら、国家として国の事を
勝手に変えられる立場になかった日本の現実から鑑みますと、今後
のアベトラの成果に伴って徐々に間口が広がることと、確信しています。

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