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2019年10月28日 (月)

左翼を論破する方法

ーー以下「大紀元時報2019/10/24掛谷英紀コラム」より抜粋編集

ベン・シャピーロの著書“How to Debate Leftists and Destroy Them: 11 Rules for Winning the Argument”に書かれた内容を抜粋して紹介することにする。

左翼を論破する方法: 議論に勝つ11のルール

#1 戦争の気持ちで向かっていけ
#2 先制攻撃を仕掛けよ
#3 相手にレッテルを貼れ
#4 自分に有利なように議題設定せよ
#5 議論の矛盾点を指摘せよ
#6 質問に答えるように強要せよ
#7 はぐらかされないようせよ
#8 時には自分の味方も切り捨てよ
#9 知らないことは素直に認めよ
#10 無意味な勝利に浸らせてやれ
#11 見た目を大事にせよ

ーー

過激な項目が並ぶが、シャピーロはこのルールを使う前提条件を設けている。

まず、議論を始める前に、そもそも左翼と議論をする必要があるのかを考えろと。

議論をすべき場合として、彼は次の3つを挙げる。

ーー

1つ目は、それが義務の場合。

2つ目は、相手が議論の通じるまともな左翼の場合。

3つ目は、観客がいる場合である。

ーー

世の中には何を言われても絶対意見を変えない人間がいる。

本来、そういう人とは議論するのは時間の無駄である。

しかし、観客がいる場合は、その相手を公衆の面前で打ち負かすことに意味があるとシャピーロは言う。

上に挙げた11のルールは、3つ目の観客がいる議論における戦術という位置づけである。

ーー

ルールの#1から#4は、いずれも左翼の真似をせよという助言である。

良識的な人は、これらの助言に従うことを大いに躊躇するだろう。

しかし、シャピーロは戦わねばならないという。

その根拠に、2012年にバラク・オバマとミット・ロムニーの間で戦われた大統領選挙を挙げる。

ーー

当時、オバマの政策はうまくいっておらず、一方のロムニーは魅力的な候補者だった。

シャピーロは、普通に戦えばロムニーが勝てたと言う。

にもかかわらず、なぜ負けたのか。

ーー

ロムニーは、オバマはいい人だが政治家として能力に欠けると主張した。

一方、オバマ側はロムニーの人格攻撃を徹底的に行った。

そして、その多くは根拠のない言いがかりだった。

ーー

そもそも、人格を客観的に比較すれば、ロムニーの方がオバマよりも優れていたとシャピーロは言う。

それは、上述した両者の選挙の戦い方にも見てとれる。

逆にそれが仇になったというわけである。

ーー

選挙においては、人々は政策にはそれほど興味はない。

彼らの関心は専ら候補者の人格に向けられる。

だから、政策論争より人格攻撃の方が票に直結する。

左翼陣営はそれを理解しているからこそ、あらゆる人格攻撃を仕掛けてくる。

相手がどんな汚い手でも使ってくる以上、同じぐらい汚い手を使わないと勝てないというのがシャピーロの見解だ。

ーー

保守派には、真面目にやっていれば報われると考える正直で単純な人が少なくない。

しかし、現実はそれほど甘くない。

だから、戦略的に動く必要がある。

米国でも大学は左翼教員の巣窟となっている。

シャピーロは学生時代、答案用紙の氏名欄に学籍番号だけを記入して個人を特定されないようにし、共産主義者好みの答案を書くようにしていたそうだ。

ーー

シャピーロがこの本を書いたのは2014年だが、2年後の大統領選では共和党のドナルド・トランプが当選した。

シャピーロは、トランプには是々非々の姿勢だ。

左翼(民主党)が執拗な人格攻撃を仕掛けてくる以上、ロムニーのような良識的な保守派ではなく、トランプのようにそれに対抗できる口汚さのある人間でなければ大統領選に勝てない時代になったと後に分析している。

ーー

ルール#6「質問に答えるように強要せよ」と#7「はぐらかされないようせよ」は、左翼特有の戦術に嵌らないようにするための助言である。

左翼は議論の勝敗だけに関心があるので、負けそうになると何とかはぐらかして負けがはっきりしないようにする。

それに惑わされずに、証拠を提示しながら相手を追い詰めるべきだとシャピーロは語る。

ーー

ルール#8「時には自分の味方も切り捨てよ」の意図は分りにくいかもしれない。

左翼は、保守派の中で攻撃しやすい人を攻撃してくる。

弱いところを狙うのは戦いの常套手段である。

そのとき、保守派は義理堅い人が多いので、味方を擁護しようとする。

それで足元をすくわれるのが保守派の弱点である。

だから、たとえ味方であっても、その人に瑕疵がある場合は切り捨てて、自分が討論に勝つことに集中せよというのがシャピーロの助言である。

ーー

ルール#10「無意味な勝利に浸らせてやれ」も解説が必要だろう。

これは、上のルール#6~#8と密接に関連する。

左翼は負けるのが嫌いである。

だから、本人は勝った気になっているが、観客にはそう見えない状態を作ればよい。

観客の前での討論は、観客がどう思ったかで本当の勝敗は決まる。

たとえば、共和党は酷いと攻撃されれば、民主党も共和党もどちらも酷いと認めればよい。

それであなたが失うものはない。

逆に相手が共和党だけが悪いと言い続けると、観客にはその人の主張が極論に見えてくる。

ーー

ルール#11「見た目を大事にせよ」は、保守派の最大の弱点を指摘したものである。

上でも述べた通り、人々は政策には興味がない。

興味の対象は人格であり、さらには見た目である。

それが如実に表れたのが、ケネディーとニクソンの間で戦われた1960年の大統領選、さらにオバマとマケインの間で戦われた2008年の大統領選だ。

とシャピーロは指摘する。

ーー

左翼は見た目が大事であることを重々承知しているので、あらゆる手段を駆使して見た目の好印象を演出する。

オバマが大統領選の演説でテレプロンプター(原稿を映し出す演出の補助器具)を使ったのはその代表例である。

一方、保守派は議論の中身で勝負しようとして、敗戦を重ねる。

ーー

日本の保守派は、しばしば左翼のことを「お花畑」と揶揄する。

たしかに、自分が武器を放棄すれば相手は攻めてこないという左翼浮動層の信仰は幻想にすぎない。

それと同様に、正しい政策を論理的に語れば人々に理解してもらえるという保守派の信仰も幻想である。

逆に、左翼中核層はそれが幻想であることを昔から知っていた。

それゆえに、左翼は人間の認知バイアスを利用したプロパガンダで、数々の世論戦に勝利を収めることができたのである。

ーー

最近は、社会心理学という学問分野が発達し、人間の判断の非合理性が科学的に実証されてきている。

しかし、こうした社会心理学の学術的成果には、左翼がこれまで経験的に知っていて長年利用してきた知見の再発見に過ぎないものも多い。

社会心理学を何十年も先取りしていた左翼中核層の知性の高さは驚嘆に値する。

だから、私は彼らを侮ってはいけないと繰り返し言うのである。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

縦椅子様、ブログの更新をありがとうございます。

元々は、議論が好きで、討論は疲れるから好きではないのですけれど、世の中には色々な人がいるものですから参考になると思います。

>ロムニーは、オバマはいい人だが政治家として能力に欠けると主張した。
一方、オバマ側はロムニーの人格攻撃を徹底的に行った。

オバマ氏は、日本では広島に行ってくれて、そこで被爆者と向き合ってくれたから良い人だとのイメージが強いと思うのですが、選挙の時に人格攻撃をしたのではゲッソリです。
しかし、勝つためには手段を選ばずと言うのは、苦しいときには構って居られないと言うことでもあります。
結局は、勝てば官軍ですから、選挙は勝たなければならないのですが、それにしてもイヤハヤです。


>保守派には、真面目にやっていれば報われると考える正直で単純な人が少なくない。

こんなことを見ますと、永年自分では左翼だと思っていたのはなんだったのかと思いますが、これは教育のせいであり、この年になってから保守派になって、良い人になったのかと嬉しくなりますけれど、悪人の間に迷惑をかけたことにはゴメンナサイと言うことです。


>たとえば、共和党は酷いと攻撃されれば、民主党も共和党もどちらも酷いと認めればよい。

これは良く聞くことですが、韓国人は1%の利があれば、自分が正しいと主張し、自分の利が0%であるときは、どちらも悪いと言うのに似ています。
韓国が戦時労働者について補償を言っていますが、これもその内の一つだと思います。


>だから、私は彼らを侮ってはいけないと繰り返し言うのである。

左翼をお花畑という保守派は、彼等が本心で言っていないことを理解していないと言うことで、保守派はお人好しと言うことでしょう。
だから、保守派は左翼を侮ってはいけないと言うことだと思います。

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>集団心理学の見直し
 昔、ナチスの宣伝相ゲッペルスが集団心理を評して「大衆は女だ」とヒトラーに言わしめた話は有名だが、古代から演説が上手いと言われた人の実像は、実は実務面で大した能力が無くても、運にさえ恵まれて居れば、其れ形の評価を得て居たと思われます。

 例えば、ローマ興隆期のカエサル(英名シーザー)等も、その類でしょう。

 彼の戦下手は有名でしたが、演説が上手い事で、ローマ市民の支持が高く、終に、三頭政治の一翼を担う地位に迄上り詰めますが、特に、シーザーに勝ち戦の手柄を彼の演説で横取りされた軍内に敵が多く、最終的には、腹心と頼んだ部下にまで裏切られて、暗殺されます。

 今わの際に発した「ブルータス、お前もか!」と言う、シェ―クスピアに拠って戯曲化された中で発する言葉は、有名ですね。

 是と対称的なのが、ナポレオン・ポナバルトで、何時も、単騎軍団の先頭に立って、突っ込んで居たのに、戦死せず、皇帝迄上り詰めましたが、彼が歴史的な演説をしたとか、聴いた事もありません。

 昔の戦争は、実戦の結果主義なので、シーザーの様な弁舌の雄は、珍しかったのでしょうし、武力を持って居るので「無礼討ち」の可能性を考えれば、興味本位の研究なんて出来無かったでしょう。

 然し「戦争に拠る政権の奪取」と言う手段が、情報機器の発達に拠って、戦争の大義の是非が、世界中に伝えられ、立処に、明らかにされるぁら、現代に於いては、その発信元となるメデイアを味方に着けて居る事が、何より大事になって居ました。

 然し、更にインターネットの発達と急速な普及に拠って、その情報にも、偏向や恣意的編集が有る事が、多くのネット・ユーザ―に周知・指摘されるに至り、情報の発信元の情報発信の力量が諮られる様になって居ます。

 ですから、デイベート(論争)でも、戦略が必要だと、  歯」言って居るのでしょう。

 是は、彼が挙げた、11の提案のトップに、「戦争に臨むつもりで行え」と有りますが、事実の誤認識や勘違いなどは、「失言」では済まされないと言う事を自覚して居なければならない、と言う事で有ろう。 

 其れは、マス・メデイアに拠って、演説の様子が録画、録音されて、その後に起ったマスコミの反応に、如何に応えたかさえ、証拠として残されるからである。

 ダカラ、発言者が為政者の場合、迂闊に極端な事や断定は出来無い状況になって居るが、左翼系のマスコミは、、その点を論って、完全に憶測で、フェイク・ニュースをばら撒くと言う、従来の報道モラルが消滅させているのに、毫も恥じる処が無い有様である。

 公平・中立な客観的報道を維持する為には、左翼勢力の発言も同じ状況にしなくてはなるまい。

 いずれにせよ、左翼マスコミに公正さを期待するのは、月に餅を搗く兎を求める位、滑稽な話であるが、是は、即ち「客観的な視点の報道」にこそ、ジャーナリズムを求めて来た、日本伝統の「お上の沙汰」であった報道は、今や、三文の値打ちも無いのである。

 こういう事態を招いたのは、マス・メデイア自身なのだが、この先、彼らの自浄作用は、全く、期待出来無いと言えるのは、報道機関の支配は世界的なものだ、と言う事を考えれば、その体制に大きな変化がい限り、変わらないだろう。

 然し、反対に、厳として民衆のニーズさえあれば、真実を報道する機関はその命脈を保ち続けると言う、神話もあるww

 兎に角、現在の報道にスポンサーをつける事自体に、スポンサーの恣意を尊重しなくてはいけないと言う、バイアスが懸るから偏向報道の原因になるのは、明らかなので、話に成らないだろう。

 この、力の強いモノ「=資力が大きいモノ」が、全権を握って終うアメリカ方式は、直ちに見直されるべきだろうが、其れに代わる基準を、力の強い勢力が「公正、公平な基準に、金を支払うか?」と言う話に成ろうが、是が現在の人類の課題である事は言うまでも無い事ですね。

 マジョリテイの横暴を抑える為に、マイノリテイの話を尊重すれば、マジョリテイの中の邪悪な部分が、マイノリテイを装って「弱いモノを偽装する」のでは、何の既成にもならないと言う、経験知が有る。

 ならば、いっそ、政府が報道される情報を管掌して、その真偽の程を、発表すれば良いと言う、考え方もある。

この先、如何なる通信機器が華開発されて、如何なる管理体制になって行くのか予想も着かないが、兎角、情報管理は集団心理と密接に関係していて、世界の平和を保つ上でも、極めて重要なアイテムだ、と言う認識を新たにしなくてはならない事だけは間違いないと考えます

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