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2019年8月 4日 (日)

「支那人には支配されながら支配する」という得意ワザがあった

ーー以下「宮崎正弘ブログ樋泉克夫コラム」より抜粋編集

鶴見祐輔『偶像破壊期の支那』(鐵道時報局 大正12年)

「學生の政治論」は「筆杆子(ペン=宣伝)」によって左右される。

それが弊害の1つになっている。

「筆杆子(ペン=宣伝)」は「槍杆子(鉄砲=武力)」と結んで相乗効果を発揮する。

ーー

毛沢東の言として「槍杆子里面出政権(政権は鉄砲から生まれる)」は余りにも有名である。

そのため毛沢東は「鉄砲」によって政権を奪取したように思われている。

ところが実際には、彼は「宣伝」を巧みに使っていたのである。

ーー

文革・四人組の1人・文芸評論家崩れの姚文元を筆頭に、「梁効」(北京大学と精華大学の超エリート集団)、「羅思鼎」(上海市党委員会エリート集団)などの「宣伝家」を駆使していたのだった。

政敵を「宣伝」でネジ伏せていたのだ。

ーー

なにしろ「宣伝家」らは、権力者の注文に応じ、古今の文献から屁理屈を無限にヒネリ出す。

ウマをシカと、シロをクロと言うことなどは朝飯前である。

現在でも「宣伝家」は支那皇帝・習近平のために忠勤に励む。

習近平が一帯一路構想を掲げれば、そのための理論書や研究書の類は「瞬時・大量」に出版される。

ーー

そして例えば、現代支那人とは全く関係のない古代の舜を「支那民族の始祖であり、禅譲という政権継承行為に顕現された自己犠牲と道徳性の統合の象徴であり、清廉潔癖な指導者」と褒め称える。

そして、「支那民族の高尚な道徳と民のために無私を貫く精神的価値を体現する舜」を習近平に重ねた新編歴史京劇の『大舜』を、アッと言う間に創作し公演したのだった。

ーー

ところが、である。

文革期に「宣伝家」らは、「禅譲は原始社会が悲惨で残酷な搾取制度である奴隷制度へ移行する際の産物であり、舜は原始社会末期を反映し、部族連盟内の頭領に過ぎない」と主張していたのだ。

毛沢東式正統史観では、舜は否定されてしかるべき存在だった。

つまり、「宣伝家」らは、権力者の都合に合わせて、屁理屈を考え出す。

それが彼らに課せられた使命なのだ。

ーー

毛沢東、華国鋒、鄧小平、江澤民、胡錦濤、そして習近平。

いずれの最高権力者であれ、その周辺には「宣伝家」らが控え、彼らの正統性、無謬性、万能性、道徳性、高潔性・・・超人性をでっちあげる。

「宣伝家」による宣伝、これが現代の「學生の政治論」になっているのである。

ーー

文革期、日本の支那研究者や支那専門家、さらにはメディアの大部分が、支那人の「宣伝」に見事に引っ掛かって、「宣伝家」らの思い通りに動いたのだった。

筆者(樋泉)は、この事実・経緯を検証する必要があると痛感する。

ーー

「支那悲觀論」の次に鶴見は、「亞米利加人のエレン・ラモットといふ婦人の書いた支那論」を取り上げ論評を加える。

『北京の埃』『阿片商賣制度』の2冊を取り上げる。

ラモット女史は、日本の軍国主義は欧米諸国から非難されているが「歐洲列國が試みたる侵略主義に比ぶれば殆ど數ふるに足らざる輕微なもの」とした。

その後で彼女は、満洲で出会ったイギリス人青年の発言を引用して、「外國(欧米)人の日本を排斥する眞相を論じ」た。

その青年は「日本では外國人を自分達の同等なる人間として取扱ふ」けれども、「支那に來ると、支那人は吾々を目上の人間として扱つてくれるからさ」と言ったというのだ。

かくして彼女は、「外國人は皆支那に來ると、支那の保護者となつたような感じを持つ」「隨つて支那の問題を自分の問題と考へるやうな心理状態となる」「是れが全世界に蔓る支那贔屓感情及び排日感情の起源であると論じ」た。

ーー

「(鶴見は)一個の婦人が斯樣な眼を以て支那を觀たといふ事に自分は非常な興味を感じた」

そして鶴見は、「(支那人には)支配されながら支配する」という得意ワザがあったと思い至るのである。

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コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>現代シナ専制主義体制と欧州の親和性
 世界での各国の相互関係が縮まった厳打では、日本を知る意味で、斯うした文明比較論と言う視点は、今や不可欠のように思えます。 就中、ドイツのゲッペルスの様な、宣伝を担当する、天才肌の人材は、シナに於いても、その有用性が指摘されて居たのでしょうね、特に驚く事では無いと思います。

 何故宣伝担当が、優秀で無くては務まらないか、と言えば、特定の人物や民族を称揚しsて、その支配を正当化する為には、虚偽で有ろうが歴史的なストーリーが必要になるので、広範で多岐にわたる歴史的知識が必要な事、その中でも、でっち上げでも蓋然性とタイミングさえあれば、民衆は納得し熱狂するからで、この傾向は「歴史は、真実の積み重ねで有るべき」と言う本来の価値観を持って居ない民族程、顕著になるとおも居ますね。

 宣担当するものは、そう言った仮想の歴史の上に立って称揚すべき人物や民族の立場を意識しながら、何事も運ばねば、思わぬ処から綻びが発生する、例えば「ヒトラーは、ゲルマン人の祖先は、アーリア人である」と言う仮説を信奉して居たが、当時でも、黒海地方が寒冷化したから南進したアーリア人が、北上してゲルマン人になった白人と同祖と言う説には無理があった。

 そして、現代に遺伝子が発見されて、そのけんきゅうをかさねてゆくと「アーリア人の亜種が、特定種の白人になった」と言う事は、生物学的に有りえず、その証拠に、他のスラブ・ケルト族との遺伝子上の違いは、確認されて居ません。

 結局、謬説を政治利用したダケの話ですが、宣伝担当者は、斯うした、称揚する人物の主張居沿って、独特な世界を描き、主張と行為を正当化する事を可能にして居ると言う事でしょう。

 でも、現代のシナで、古代史なの伝説の三皇五帝中の舜を、殊もあろうに習近平になぞられる等、笑止千万なのだが、今のシナの歴史観ならそれが受け容れられると言う音で、漢代の司馬遷の「歴史は日実の積み重ねで無くてはならない」と言う命懸けのおも居は、失われている徒しか思えませんね。

 其れこそ、現在のシナ人が、シナ人が云う「漢民族」ではない証拠で有ると思います、シナに言えるのは、この700年の間、元と清の遊牧民族の支配の500年近くに拠って、そうした長江文明を基に発する中華文明の成分は、悉く失われていると言う事でしょうね。 現出しているのは、歴史や伝統すら保持出来ない、遊牧民族の混淆の無文明状態だと言う事でしょう。

 処がである、現状の白人を遊牧民に置き換えて考えて看れば、大陸島の東と西は、同様な民族構成になっていると云えまいか。

 欧州文明の基礎を創り上げたのは、明らかに青人であろう、エジプト人、ペルシャ人、トルコ人、アラブ人、ヘブライ人、スキタイ人、と言った、セム族やハム族に分類される民族だった筈である、古代の地中海沿岸は、その民族の相克の歴史の舞台だった。

 それが、ローマに拠って統一され、千年の栄華を誇ったが、自身での食糧生産量を持たなかった彼らは、ちょっとした気候変動、中規模の寒冷化で、忽ちの裡に、衰退し、寒い起きた欧州を根城にして居て、寒さに強いゲルマン人に、文明毎乗っ取られて、爾来、ゲルマン族の支配が着いて居ると考えれば、大陸島の西側の社会の構図が見えて来る。


  同じじ白人なのに、農業生産層を農奴に、その中で土地を持って居ないモノを、牛馬並みの奴隷層にした、ゲルマン族は、或る意味、シナ文明を乗っ取った遊牧民族よりも、遥かに悪質で、狡猾だと云えよう。

 彼らの歴史的な救いは、キリスト教を道徳規範にした事で、 それが、1600年以上続いて居ると言う点だろう。 この措置に拠って、少なくとも表向きの野蛮な行為は、陰を潜め唯、その分偽善的な道徳が、常識の様になっている事に、現代人も気が着き始めて、キリスト教離れが進んで居ると聴く。

 何れにしても、民族宗教ユダヤ教の変形でしかないキリスト教もムスリムも、世界宗教足り得ないので、何れ、人心が離れると思うが、其れまでに数多の犠牲者が予想されるし、まかり間違えば、人類の共滅の危機に発展する惧れが有る。

 シナ共産党支配の命数は、もうそれ程に、永いとは思えないが、14億人も居るシナ人と呼ばれる遊牧民を祖とする、常時、生存限界に置かれている人々が、一人残らず消え射てなくなる事は有りえないし、彼らが大陸島の西の白人種の様に、宗教で纏まる音も、もうないだろう。

 すると、満州の女真族の様に、民族がはっきりして居て数が多いものが、国を建てて、シナから独立すると言う機運も起る惧れが有るが、現在、米支戦争でDS側の現実的戦力になっているのが、満州の東北軍だから、もし、この地で熱戦が起これば、世界が一変する様な事態が起る可能性が有りますね。

 安倍・トランプ・赤盾勢力派、なるべき穏便に事を納めようとしているのが良く分るが、一方のシナ勢力は、北京派にしろDS側にしろ、自分達の生存こそ大事で、「世界平和は二の次だ」と言わんばかりの傲慢で、非文明的な行為を繰り返して居ますから、後は天に祈る位しか無い様な気がしますね。

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