無料ブログはココログ

« ウォール街は、支那市場への投資をためらっている | トップページ | 支那共産党による大量殺人と法輪功修錬者からの臓器の強奪は、疑う余地のない事実だ »

2019年8月11日 (日)

亜鉛や鉄、ビタミン類、マグネシウムなどいずれの栄養素が欠乏していても抑うつ状態になる

かつて脚気は森林太郎(鴎外)らによって細菌感染症の一種と考えられていたことがあった。

鴎外が軍医総監をしていたため、陸軍は白米を主食としていた。

そのため陸軍兵士の多くが戦闘行為によってではなく脚気で死ぬこととなった。

一方海軍は鴎外らの説を採らず、欧米海軍が採用していた全粒粉によるパンを主食に加え、脚気発生と脚気による死を防いだ。

ーー

脚気はのちに塩酸チアミン(ビタミンB1)欠乏症であることが日本人研究者によって発見された。

その発見について、辞書「ニッポニカ」は以下のように説明している。

「1910年(明治43)鈴木梅太郎が、動物の発育に必要で、それが欠乏すると脚気(かっけ)になる有効成分を米ぬかから分離し、イネのラテン名oryzaからオリザニンと命名した」

「これはビタミン発見の第一号であったが、それとほとんど同時にフンクが同様の有効成分を分離してビタミンと命名し、これが世界的に通用するに至った」

「1911年に三共(現第一三共)株式会社より脚気治療薬として商品名「オリザニン」が発売された」と。 

ーー

各種栄養素の絶対的または相対的な不足は、心身に悪影響を及ぼすことが知られている。

疾病について何らかの栄養素の欠乏を仮定して治療しているオーソモレキュラー療法を実行している人たちもいる。

Orthomolecular medicine、「栄養療法」「分子整合栄養医学」とも称され、栄養素-適切な食事や補助食品(サプリメント)を用いて、身体を構成する約60兆個の細胞のはたらきを向上させて、様々な病気を治す療法。

日本にもオーソモレキュラー医学会(JSOM)があり、この7月20〜21日に第一回医学会が開催された。

そこで精神病についても栄養素の欠乏が見られるという報告がなされたのだという。

ーー以下medicajtribune(松浦庸夫)2019年08月05日より抜粋編集

第1回オーソモレキュラー医学会で、奥平智之氏が講演し、亜鉛や鉄、ビタミン類、マグネシウムなどいずれの栄養素が欠乏していても抑うつ状態になるとした。

しかし同氏は、精神科領域では、患者の栄養状態が把握されずに治療が行われているケースが多いと指摘し「栄養精神医学」の重要性を訴えた。

同氏は山口病院(埼玉県)精神科部長。

ーー

また氏は、うつ病、双極性障害、統合失調症、認知症、パーソナリティ障害などの精神疾患の症状には、栄養状態に問題が潜在しており、それによって病態が修飾されている可能性があるという。

同氏は今回、ビタミンDおよび鉄の欠乏と精神疾患との関連について解説した。

ビタミンDについて日本骨代謝学会他が共同で2016年に刊行した『ビタミンD不足・欠乏の判定指針』では、骨の観点から血清25-ヒドロキシビタミンD〔25(OH)D〕値が30ng/mL以上を「充足」とする一方、30ng/mL未満を「不足」、20ng/mL未満を「欠乏」と定義している。

ーー

これに対し同氏は、双極性障害や統合失調症などの精神病圏患者では25(OH)D値が30ng/mL未満の割合は86%に上り、一般人口と比べ12ng/mL未満の割合は4.7倍高いとの報告(J Clin Psychopharmacol 2016; 36: 588-592)などを紹介した。

さらに自施設においても、統合失調症で入院した男性患者の平均25(OH)D値が10.9ng/mLであり、10ng/mL未満の割合が40%であったとのデータも公開。

こうしたさまざまな各種疾患の論文などに基づき、同氏は血中の活性型ビタミンD濃度について、40〜60ng/mLを「理想値」(至適値)と定義した独自の判定指針を提示した。

ーー

同様に、鉄についても奥平氏は精神疾患患者との関連を示す報告を紹介。

鉄欠乏では、統合失調症の初発陰性症状との有意な関連を示す報告(Nutrients 2016; 10. pii: E1707)、

そして小児の注意欠陥・多動性障害(ADHD)患者の84%で血清フェリチン値が30ng/mL未満であったとの報告(Arch Pediatr Adolesc Med 2004; 158: 1113-1115)に触れた。

また、鉄補充により「貧血がない母親」の産後うつが有意に改善した二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験の結果も提示した(Eur J Nutr 2017; 56: 901-908)。

また、鉄がドパミンの正常な働きに関与していることから、同氏は「一部の統合失調症、抑うつ状態、発達障害(ADHDなど)の症状に鉄欠乏の症状が修飾されている可能性がある」との見解を示した。

ーー

では、実際の臨床現場ではどのような対応をすべきか。

同氏の場合は、待合室での待ち時間に、各種栄養素に関するチェックリストへの記入を患者自身に依頼している。

が、これは患者教育の役割も担っている。

同時に、血液検査を行った上で各患者の栄養状態を把握し、専門家のアドバイスの下で、食事の改善をベースに、栄養補助剤を勧めるという。

特に鉄剤や鉄サプリメントの場合は、「炎症があると、腸管からの吸収が阻害され、吸収されなかった鉄が腸内環境を悪化させる可能性がある」。

それゆえ、微細な炎症の有無も確認することが必須とした。

ーー

最後に、「単にサプリメントで補充するのではなく、食事を中心とした生活習慣の改善が重要であることは言うまでもない」と述べ、講演を締めくくった。

« ウォール街は、支那市場への投資をためらっている | トップページ | 支那共産党による大量殺人と法輪功修錬者からの臓器の強奪は、疑う余地のない事実だ »

心と体」カテゴリの記事

コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>食事と言う生活習慣の重要性
 日露戦争の死者では、戦闘死よりも、病死の方が多かった事から、問題が米食中心の食事に有るのではないかと言う仮説を持って居た、医師が陸軍の総医監の森(鴎外)林太郎の妨害に拠って、改善が阻止されたと言うのは、結構有名な話です。

 然しご紹介の様に、後に、其れがビタミンの発見に繋がって居行くというのですから、日本人の功績は、この段階でも、世界最先端で有ったと言う事でしょうね。

 ドイツ仕込みの医学常識が、日本のフィールド・ワークに拠って、覆されたとも考える事が出来ますからw 

 でも、科学を導入して今迄に無い分野を切り開いた西洋でも、医学は一番遅れて居た分野だった様です。

 是は、医学の外科分野は、麻酔薬の開発が進んで居無かった事、病気の原因には、細菌に拠るモノやウイルスと言った、目には見え無い微小生物に拠って、起るものが有ると言う事を知るのが遅かった事、 其れに、宗教的・人種的な禁忌・偏見が大きく働いて居た事等が原因だと思います。

 例えば、血液型の発見も、未だ第一次世界大戦時(1914年~)には、為されて居ず、傷病兵の輸血で多くの死者を出したと言う記録もあるそうです。

 ですから、我々人類に取って、色んな面で科学は、文明に進化を齎しましたが、科学中、化学の発展に拠って、薬品の合成に拠る、新薬開発は、多くの難病の克服に大きく貢献して居ますから、今でも日進月歩のようで、20世紀は医学が大きく進歩した世紀だと言えましょう。

 そして、その中で、日本人医師の献身的な研究や職人的な技術研鑽が、大きく貢献しているのは、日本人として誇らしい事だと思います。 この分野のノーベル賞受賞者も、この処、増えて居ますね。

 然し、医学を薬品開発のみに頼る時代は、逆に、「薬品信仰」の傾向を生み、其処に、商業の功利主義が忍び込んで、不要な薬を投与しても、恬として恥じる処が無い医師も、未だ居ます。

 是は、医師が「薬使い」でしかない事を自ら証明して居る様なモノで、不必要な薬まで調合している疑いを持たれると、信用が「詐欺師」並みに、地に堕ちます。

 然し、本日のご紹介のお話では、先日の「痴呆症に最も効果があるのは、生活習慣の改善である」と言うお話の通り、その生活習慣の5大要素の、食事・運動・睡眠・脳トレ・ストレス処理の裡、最大の食事が、痴呆症ばかりか、精神障害の治療法として、最も基本的なものである事を発見したと言うのは、精神医学界にとっては、革命的な事で有ったのでは、無いでしょうか?

 古来、医食同源と申しますから、化学の力を借りない、シナや日本の医学で、奇しくも、鉄分、マグネシウム、亜鉛等を含んで居る、薬草や普段の食べ物の中に、多く含まれているのは、それが、古来の医術が、経験知を基にした学問で有るからだと思います。

 サプリメントと言う手段は、即効性があって好い部分は確かですが、それが過度に、薬侵攻に走る元にも、成りかねない。

 仏の教え「=自然の法則」に云う様に「何かに執着する心=妄執が、全ての悪の根源であり、是を克服する事が、千変万化する人間の人生の最終目的だ」と教えて居ます。

 病弱で苦しんで居る人が、健康になりたいと、願うのは、寧ろ、当たり前の事ですし、世界中の人の交通した願いでもありますが、度を超すて我執になると、心にも体にも。そして世の中にも、毒になると言う戒めですね。

 科学技術が幾ら発展しても、人間が人間で在る事には、変わりはない、人類は変わった環境に順応して行くだけだが、飽く迄、人間も地球上の生物である限り、神の自然の法則外の存在で有る事は、出来無い事だと、言う事でしょうね。

縦椅子様

 今日も素晴らしい貴重なブログ有難うございます。
 健やかに日々を暮らせることほど人生にとってありがたいことはありません。身近なひとなどが、病気で苦しんでいる様子をみることは、辛いことです。どうしたら改善されるかのヒントを今日のブログは丁寧に述べていただき有り難く御礼申し上げます。  私ことながら、最近血液検査などの健康診査などを受けましたところ、ありがたいことに何の不具合も見られず、安心致したことでございました。
 このブログでいただく貴重な情報ー例えば「足の歩幅を広げるようにしてあるくと痴呆症が遠のく」などの有り難い示唆をちょっと心がけているからでしょうか、お陰様で毎日無事にすごせています。本当感謝いたしております。
 暑い日が続いておりますが、皆様におかれましては、熱中症などにご留意されて、ご自愛くださいますようお祈りいたしております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ウォール街は、支那市場への投資をためらっている | トップページ | 支那共産党による大量殺人と法輪功修錬者からの臓器の強奪は、疑う余地のない事実だ »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30