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2019年4月 7日 (日)

米国政治の現状は、共和党vs民主党という二大政党を考えていたのでは解けない

ーー以下「宮崎正弘ブログ書評」より抜粋編集

吉川圭一『救世主トランプ』(近代消防社)

このような内容の書は国際政治学者には書けないだろう。

というのも、トランプを「救世主」と書いたり、優柔不断のライアン(共和党前院内総務)を、最終決断をできない指導者だった徳川慶喜か近衛文麿に似ていると書いているからだ。

著者は、国際政治の現状を、国際政治には場違いと思われる語彙で比喩して見せるのだ。

ーー

この救世主には意味がふたつある。

1、現状を変えずに救う

2、現状を変えることで救う

トランプの場合は、2、現状を変えることで救う人であるという。

ーー

著者はシリア内戦を、現状の国民国を定めたウエストファリア条約体制の崩壊とみる。

ーー

そして米国政治の現状は、共和党vs民主党という二大政党を考えていたのでは解けないと言う。

メキシコ国境から、米国内へと不法移民の大群が押し寄せており、またそれとともに大量の麻薬・犯罪者が流入してくる。

それらを阻止しなければ、米国の治安維持は・なし崩し的に崩壊し、英語が通じなくなることはだれもが認める所なのだ。

しかし米国内には、安い労働力を求める人々や企業が存在し、麻薬売買で生計を維持している人たちも多い。

それらの人々の利害を守ろうとする議員は共和党にも民主党にもいる。

それらの事情をよく理解しながら、トランプはメキシコとの国境に壁を強引に築こうとしている。

ーー

それゆえこのメキシコとの壁建設について、著者は、三島由紀夫の『文化防衛論』に匹敵するという。

ーー

特に、以下の分析は、まさに氏独特であると思われる。

著者は、「(人工知能)AI文明が行き詰まり、人類の滅亡が語られるときに偽の理性を克服する真の理性が必要とされる時代になる」という。

そして、「トランプの当選に象徴される政治の地殻変動」は、「真の理性」が必要とされたからだと分析する。

ーー

トランプは政権発足当時、保守基盤というより米国最大の宗教団体・キリスト教福音派evangelicalが支持母体であり、ウォール街は反トランプだった。

また安全保障政策立案の中枢部はフリン、マクマスター、そしてジョン・ケリー首席補佐官とマティス国防長官という現実主義の砦という観があった。

ーー

トランプもまた現実主義者(リアリスト)だが、偽の理性(自分の利益のために世界平和を主張しながら戦争を起こす)を追求する彼らとは違い真の理性を追求していた。

トランプにとっての、この真の理性というのは米国民の利益を意味した。

従って、米国民の利益を考えれば、まず政権内部の人事刷新をする必要があった。

それゆえ、人事刷新を外交政策遂行より前にやってのけたのだ。

ーー

時間をかけて、トランプは安全保障担当大統領補佐官をジョン・ボルトンとし、つぎにリベラルに妥協的だったセッションズ司法長官を、バアへと交替させた。

また、選挙対策を仕切ったマニフォートらを追放し、自身に忠誠を誓う者たちで陣営を固めた。

その結果、国務長官をティラーソンからポンペオに交替させることとなった。

ーー

これこそは「政権中枢(ワシントン)における内戦」であり、その背後には、スティーブ・バノンが存在する、と。

ーー

トランプの人事刷新の仕上げが支那融和派の駆逐であった。

つまり制度的には財務、商務両長官の立場をこえて強力な反支那路線へと舵取りをした。

これらの変化は、クドロー、ナバロの重視、交渉役にライトハイザーと、トランプの思想に近い彼らの活躍にあると見ている。

そして以下のように結論を下す。

ーー

「トランプ政権をささえる人々は、不死身の男達の様である」

「この調子ならトランプの再選は難しくないように思う」

「政治資金も選挙テクニックも問題はなく、それ以上にすぐれた真の意味での智恵の持ち主である」

ーー

日本メディアは、アメリカのリベラル新聞の報道をそのままに、トランプ危うしと報じるだけで、独自のアメリカ分析をしてこなかった。

つまり、日本メディアは、アメリカ政権内(ワシントン)で実際何が起きているかについては、興味がなかったのだ。

(そもそも日本のワシントン特派員は自分で情報を集めようとはしていない、リベラル系新聞を読んでいるだけなのだ)

その点、本書は、米政権内の内部情報を丹念に拾って独自の分析をしている。

そのため、読者は、これまで知らされなかったアメリカの深層を知ることになる。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

>縦椅子様 本日も更新有難う御座います。
>>トランプ大統領の戦い
 今になって思えば、トランプが大統領に就任するまでの彼の政治への認識と、大統領に成ってからの認識は、月と太陽を見間違えて居た位のギャップが有ったのでは無いかと思います。

 其れを教えてくれたのが、就任前に訪米して来て私的な立場で、色々な助言をくれ、共闘を提案して来た安倍首相では無かったか? と勝手に想像しているのですが、その後の両者の動きを見て居ても、決して外れてはいないと思って居ます。

 大統領に就任したトランㇷ゚が驚いたのは、先ず、シナの米国侵略の進捗状況が、殆ど末期的、侵略の最終段階に近いと言う現実だっただろう。

 勿論、是を調べ上げたのは、安倍首相では無く、米国内外に居る「米国の事を第一に考える」或いは「シナの侵略に危機感を感じて居る」政府系の諜報収集機関であっただろうが、それらは、複数存在しており、特定できないが、調査の内容は、昨年10月にペンス副大統領が演説で一部引用した様に、微に入り細を穿った、素晴らしい出来栄えの報告だと思います。

 其処に働いて居たのは、紛れも無く著者が云う様に「真の理性」であったに違いない。 つまりは、「己の利益の為では無く、米国の利益に適うか否か?」と言う視点で為されて居たモノであったろう。 

 然し、本来の日本人の感覚で言えば、寧ろ、当たり前の視点なのかもしれない。 事実先帝陛下は、終戦のご詔勅の砌に、官僚と呼ばれて居る省庁の役人のモラルの高さを激賞されておられた。 

 それが、戦後のWGIPの歪んだ国家観、否、公共心と言うべきだろうか、戦前の「滅私奉公」が常識の社会を、「公より私を優先する」社会に造り変えたのは、他ならぬ米国で有ろう。 米国は、紆余曲折を経て、やっと公の大切さに気が着き、戦前日本のレベルに到達したのかもしれない。

 でも、追い付いたのは、この部分ダケ、然も、具体的に「シナの米国侵略が進んで居て、既に最終段階に在る」と言う危機を明らかにしたからこその話で、前政権のオバマも大統領を競ったヒラリーも、米国を売って私腹を肥やすだけの売国政治家であった。

 ダカラ、トランプは、大統領就任以来、オバマ嫌いを隠そうとはしなかった。

 民主党やそれを支援する、金融勢力の所謂ウォール街やその手下のリベラル・マスコミは「トランプの選挙不正」をでっち上げ様と、トランプを「ロシアの工作員」呼ばわりして来た。

 そしてこの戦いは、2年に亘って行われて来たが、結果、バー司法長官は「トランプは、起訴不可能」と言う司法判断を下した。

 然し、トランプにとっての戦いは、大統領就任直後から始まったこの戦いのみでは無かった、トランプ陣営として、宛がわれた閣僚は、全て裏があり、得に酷かったのは、トランプのロシアン・ゲートを捜査する、コミィFBI長官からがして、裏切者で有った。

 ダカラ、最初の半年は、閣僚やスタッフの更迭に次ぐ更迭で、我々も「一体どうなって居るのか?」と訝しんだ位である。

 つまり、是迄の歴代大統領の就任では、そうした話は無かったからで、如何に米国の既成の政治家共が、トランプを「このど素人め」と、見下して居たか、と言う証拠だろう。

 ダカラこの閣僚の取捨選択を指南した、スティーブ・バノンが、一時「影の大統領」と言われて居たのだろうが、寧ろ、バノンは、トランプには助言こそすれ、名指しで誰それを更迭させる様な事はして居ないと私は思います。

 其れは、トランプがその後、バノンを意図的に遠ざけた事を看ても、想像が着きます。 つまり、バノンがしたい事とトランプが決意した事には、齟齬があったし、トランプは、強烈な個性の持ち主であるバノンに、依存したく無かった、と思いますね。 飽く迄、大統領は、トランプ自身なのですから。

 この辺りは私の知見が足りない所為でしょうが、トランプが娘婿のクシュナーの提言を色々と受け容れて居て、棚上げになって居た「エルサレムへのイスラエルの首都移転」等、ムスリム圏との紛争のネタになる事が、ほぼ確実な事をやって居ますが、戦争になれば、亦、米国の若者が戦地に赴く機会が増えるのではないかと言う懸念があります。

 こうした状況に、支持基盤である、キリスト教福音派の信者たちからの不満の声、疑惑の声は、上がらないのだろうか?

 私は、キリスト教と言うのは実質、ゲッセネ派ユダヤ教だし、パウロに拠って改竄された後は、ファリサイ派の「女性差別」の要素も入って居るし、ローマの国教になった4世紀末迄には、地中海沿岸諸国で信仰されて居た、豊穣の女神信仰が変化した、マリア信仰を代表とする土着の宗教の要素が、隈なく付加されて居ると思って居ますので、別にトランプが、ラビの帽子をかぶって、「嘆きの壁」の前に立っても、不思議ではありませんがね。

 この辺りは、私が西洋人をモゥ一つ信用出来無い点で、実は、彼らは本当の神等、信じては、いないのではないかと疑っています。 

 そうでなくとも、あのバチカンが「イエスズ会」の支配下に在るなんて、ショッキングな話です、然も、ローマの昔に、絶えた筈の、人間の生贄なんて、悪魔儀式を復活させているのなら、ローマン・カソリックは、単なる隠れ蓑で、その実、ラテン人の野蛮な民族宗教が、3千年以上も続いて居ると見るべきなんですね。

 正に呆れ果てる話ですが、是にハザール系ユダヤ教徒と見られていた、ジョージ・ソロスが、悪魔儀式を行った廉で、逮捕拘留されていると言うニュースは、本当にフェイクだったのだろうか、と、疑っています。

 米国の闇は深いと思いますが、世界の闇が其処に全てあると考えれば、当然なのかもしれませんね。 ですから、トランプ大統領は、是からも身辺に気を付けて、米国お得意の大統領の暗殺で幕を引かれない様に、気を付けなければイケませんね。

「地獄の沙汰も金次第」?
金=権力>宗教>>>>神
・・・・・・・が本音:世界の宗教界。

教皇ヨハネ・パウロ1世は、バチカンがフリーメーソンの秘密組織「P2」に侵食され、バチカン銀行が南米の麻薬取引をはじめとするマフィアビジネスに深く関わっていることを知り、バチカン銀行総裁マルチンクス司教の更迭を決めた。
その直後、1978年9月に在位33日間で謎の死を遂げた。
教皇が不審な死を遂げ、疑惑を追及する司法関係者が次々と暗殺される。 まぁ、コワイ!

正直な善人はバチカンでは長生きできないようだ。

♦ローマ法王、小児性愛者の聖職者たちとの闘いで教会の敗北を認める:
2013年にベネディクト16世が法王の座を退いた決定的原因ではないかと疑われている。
バチカンがペドフィリア(小児性愛者)を黙認へ!? ローマ教皇、2000件の性的児童虐待を認知も「我々は正しい」

※イギリスで生後7カ月の赤ちゃんをレイプしようとした男が有罪判決を受けた。英国家犯罪対策庁(NCA)が実施したペドフィリア(小児性愛者)組織に対する一連の捜査で有罪判決を受けた。※

♦性被害の巣窟 カトリック協会:
司祭に暴行された修道女が人工中絶を余儀なくされるケースもあると告発していた。カトリックの教義は人工中絶を禁止している。

♦ローマ法王は聖職者に、未成年者に対する性的暴行の防止に全力を尽くすだけでなく、教会内外における「この現象」と断固として戦うよう呼びかけた。

♦バチカン前財務相、聖歌隊に所属していた当時13歳の少年らに対し性的虐待を行ったという。禁錮6年の判決。
控訴中らしく、控訴審の審理が今年6月。

ふ~ん・・何世紀も繰り返されて、習慣化してんじゃないのかなぁ・・・?

♦教会は虐待と男性支配の歴史認めるべき、若者の信頼回復を=ローマ法王 :
カトリック教会は、男性支配と女性・子どもに対する性的虐待の歴史を認め、若者からの信頼を回復しなければならないと訴えた。

・・・・・悪の巣窟がよく言う。

非常に吐き気をもよおす極々少数の例を挙げ連ねましたが、如何でしょう、差別的発言に成りますが、「白人は獣にも劣る生き物」だと、私の中で結論に至ってしまいます。
まぁねぇ、カニバのシナもどうかとも思うが、いいんじゃね、人類の自己完結型循環という事でと・・・(笑)。

【米ロ・対自爆テロ】CIAの情報が、ロシア・テロ攻撃を妨害、ウラジミール・プーチンがドナルド・トランプ氏に感謝 :
 こういうニュースはいいですね。米国内でトランプ大統領のロシア疑惑がいまだに言われている中、米ロが協力しISテロを阻止したと言うニュース。
このニュースは、オーストラリアのABCニュースからの記事。

トランプ大統領も安倍首相も、また、他の首長もそうであろうが、国内だけで完結する問題は既に無いに等しいと思う。

国内問題だけに終始させるような報道マスコミは、国民を意図的に無知なおバカさんに仕立てたいのであろう。
しかし、ネットの普及で、そのようなお間抜けは減ってきている。

♦FRBはリーマンショックを利用し、約270兆円の資産を得る。

リーマンショック以来の不況→国債の大量発行で史上最高益をFRBは手に入れたのです。

国際金融資本家はお金を刷れば刷るほど儲かるシステムを1913年に発明。

米国憲法1条などで貨幣の発行権は、議会だけが独占的に持っている。
 従って、
100パーセント民間会社の米連邦準備制度理事会(FRB)は当然、貨幣の発行はできない。
 そこで、
国家(政府)が差し入れる「利子がつく巨額国債」の代償として通貨=「利子がつかない小額に分割された国債」を発行することで通貨供給を行います。
発券銀行によるドル紙幣が憲法に抵触しないためには、この紙幣が通貨・銀行券ではなく無利子の小口国債=連邦準備券という名目を維持させる必要がありました。

アメリカのドル紙幣を良く見て下さい。
ドル紙幣は、アメリカ政府が発行する債券(国債)を担保にニューヨーク連邦準備銀行など12有る連銀が政府に貸し付けた『債権証書』のことなのです。

ドル紙幣の表側には、はっきりと『Federal Reserve Note』と印刷されており、文字どうりFRB(連邦準備制度理事会)の小口の債権証書(利子の付かないFRBの社債)なのです。

『FRB連邦準備制度理事会の発券』=アメリカ憲法違反

その恐るべき仕組み:
国家(アメリカ)の税制が破綻して財政が大赤字になるほど、民間銀行=国際金融資本=FRBが儲かる仕組み。
米国が赤字を垂れ流すせば流すほど、儲かる仕組み。

つまり
米国が中国からの輸入を増やせば増やすほど、米国の財政赤字が膨らむ。

その結果
民間銀行=国際金融資本=FRBが巨大な利益を生む仕組み。
 
国家(アメリカ)の税制が破綻
→財政が大赤字になる。
→その穴埋めの為(仕方無し)に政府は国債を大量に発行する。
→FRBは有利子の米国債を連邦政府から受け取る。
→FRBは同額の無利子の米ドル(連邦準備券)を発行する
→FRBは丸々膨大な利子分を利益とすることが出来る。
 (しかもこの利益には法律により税金が付かない)

トランプ氏、どのようにこの世界にメスをいれるのだろうか・・・・。
猪突猛進はあり得ないでしょうね(笑)

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