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2019年3月11日 (月)

一万年以上もの長い間、平和が続いた文明が存在することは、世界を見渡せば、想像を絶するほど珍しいことである

ーー以下「宮崎正弘ブログ書評」より抜粋編集

ヘンリー・S・ストークス著 藤田裕行翻訳・構成 『英国人記者だからわかった日本が世界から尊敬されている本当の理由』(SB新書)

ヘンリー・スコット・ストークス氏は、日本が東京五輪に湧いていた1964年、26歳の時に、英紙フィナンシャル・タイムズ東京支局長として赴任した。

ついでロンドン・タイムズの東京支局長となり、その時はじめて三島由紀夫に取材を申し込んでいる。

彼は1964年から現在に至るまで、半世紀以上にわたって日本に住み、日本を見つめ、そして日本を愛してきた報道記者なのだ。

ーー

もちろん外国人特派員協会では一番の古株である。

ーー

最初の頃は英国で受けた歴史教育などで「日本人は野蛮人」という固定観念の下で日本を見ていたという。

但し、氏はクエーカー教徒であり、少年時代からキリスト圏の考え方とは異なっていた。

日本で取材を続けるうちに日本文化の神髄に触れる。

そして、西洋人の日本理解が、日本文化の表層(皮相)をなぞったようなものであり、それは誤認であると気づいたのだという。

ーー

ちなみに評者(宮崎)がストークス氏と知り合ったのは三島事件直後に彼が取材にこられた時だから1971年のことになる。

以後、外国人特派員協会で共同の講演をしたこともあれば、氏に憂国忌での追悼挨拶をして貰ったことも再三再四ある。

英語の三島評伝を最初に著したのもストークス氏だった。

ーー

さて、本書のなかでストークス氏は重要なことをさりげなく書いている。

「和とハーモニーはまったく意味が違う」

「道徳とモラルも異なる」

「出光佐三は、『道徳には美があるが、モラルに美はない』と指摘したが、まさにその通りだ」と。

ーー

また日本人はネイチャーを自然と訳したが間違いだという。

西洋人はネイチャーについては神が作ったものと認識しており、それを敵視している。

日本人は、自然に対して、人と共生するものとして融和的かつ柔軟な認識をしている。

キリスト教社会にはネイチャーに対する融和的かつ柔軟な認識はないと。

ーー

またどの著作でも氏はかならず三島を語る。

この本では三島について、彼が武士道(死ぬこと)を極めたと力説している。

そしてもし三島由紀夫がピストル自殺をしていたら、日本人をあれほど震撼させただろうか?と西洋人らしい指摘をしている。

ーー

しかもストークス氏はいつの間にか縄文時代を研究していて、縄文時代にまで遡及できる日本文明は世界最古のものだと主張し始めるのだ。

このことは、縄文遺跡に接したことのある日本人がうすうす感じていたことであろう。

それを西洋人に指摘されると、「おや?」と思っってしまう。

評者(宮崎)などは、これこそは本書が持つ一等重要な箇所ではないかと思った程だ。

ーー

「三内丸山遺跡が知られているが、おなじく青森県の太平山元遺跡で発見された土器は、放射性炭素年代測定法によると、約16500年前のもの」

「2013年に、イギリスと日本の共同研究チームは、北海道や福井県で土器を発掘したが、これは約11000から5000年まえのもので、世界最古の加熱調理の痕跡も発見された」

「太古の文明が(日本に)存在したことを示す証拠が、縄文以前の層から発見されている」

ーー

よくぞ言ってくれました。

日本の縄文遺跡からは武器が見つからない。

「一万年以上もの長い間、平和が続いた文明が存在することは、世界を見渡せば、想像を絶するほど珍しいことである」

これらはマルクス主義歴史家の階級闘争史観からすると・とても不都合な事実であろう。

ーー

世界歴史標準から言えば旧石器以前に相当する時代、日本の縄文遺跡の層の前に、すでに石製の狩猟用道具が見つかっている。

これは、これまで日本には独自の文明などないと主張してきたアメリカの学者らにとっては恐らく隠蔽したい発見であろう。

「だが、日本人が世界最古の文明の継承者であるということを知る日本人はいったい何人いるのか」

と、ストークスは辛口に締めくくっている。

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コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>滞日55年ヘンリー・スコット・ストークスさん
 今朝、当ブログを開けて看て、吃驚しました。 と言うのは昨日のお題のコメントに最初は、宮崎さんの処在ったストークㇲ氏の日本文明に対する造詣の深さの話を挙げたのですが、いつも通り、書いて居る裡に、冗長になって来たので、編集して割愛したからです。 ストークス氏の事を詳述するには、とても、総計2500字では足りませんので、諦めました。

 其れでも、日本の文化の神髄を知って、世界に向けて発信して下さる外国人が増えているのは、日本人が彼らを特別に優遇したり、お金を払って記事を書いて貰ったわけでも無く、一人の人間としての日本人の在り方を知り、人類として理解して出来したげんしょうでしょう。

 其れは、ストークス氏の、日本語に現れる、現象を表現する欧州文明との相違を見出した、自発的な感性の鋭さにも現れて居る事で、その相違を指摘するのは、両文明を客観的に比較できる、理性と知識が不可欠だからですが、そんなものは、矯正して看に着くものでは有りませんからね。

 基本的な部分で、彼はジャーナリストだと言えると思います。その証拠に、何より、日本文明の実績として、1万年以上に亘る平和の歴史を、世界でも稀有な事で有ると、ストークス氏は、紹介して居ますので、完全にジャーナリストの客観的目線を守ったものだと言えましょう。

 唯、彼の仕事の最大の業績を挙げるとすれば、三島由紀夫の研究者の第一人者の一人として名前を挙げて良い水準に有ると言う事でしょう。

 俗な観方をすれば、当時ノーベル文学書受賞の最右翼と言われて居た三島が、何故、クーデター紛いの事をやって、自衛隊の蹶起を呼びかけたのか、何故に、古式の作法に則って、割腹自殺をしなければならなかったかと、言う疑問を、外国人ジャーナリストの目を通して、世界に明らかにした事は、ン9本文明に取って恩人と言うべき日t路でしょう。

 何故なら、敗戦によって、日本の世界における価値は、完全に失墜して、消滅する寸前だった。 其処を憂え、日本の伝統精神を、一命を以てその存在を顕示した三島イムズを、異文明人のジャーナリストの冷徹な目を通して世界に発信した事で、三島のやりたかった「抹殺されそうだった日本文明の叫び」を代行したと、私は思います。

 ついこの前に亡くなった、ドナルド・キーン博士は、学者と言う亦、異なる立場乍、同じように、深く日本を知り、且つ愛して、終には日本人となって一生を日本で終えました。 

 彼が、日本人として、後世に続く日本人の為に、世界の歴史から抹消されそうになって居た日本文明を見事に護り、復活させた祖の業績こそ日本人としても称賛されるべき人でした。 彼を叙勲で機内日本政府の官僚は、最低だと思いますね。

 ストークス氏も、今年で76歳を迎えられるそうですが、氏の文筆活動に対する情熱は衰える処を知らない上に、今度は、日本の先縄文時代の出土品に関する調査の報告をする事で、共産主義者の陰謀の結果であった第二次世界大戦に拠って、或いは、日本の共産主義者の悪意に拠って、世界に誤解を与えたままに成って居る、「日本人は、好戦的で野蛮な民族」と言う誤った認識を糺そうと言う意図を感じます。

 その世界の歴史観を、改めるに「史実の発掘」を通して、「1万年の平和の保持民族」と言う発見を、彼は世界に発信し始めたのです。 欧州人の歴史コンプレックスは、潜在して居ますが、実は顕かなので、一時は、日本やシナで、古い遺跡や遺物が出ると、直ぐに、其れを否定したり、その発見を上回る古さのものが発見されたと、云って居ましたからね。 是は、ユダヤ教的選民感覚の為せる業で、欧州人は、都度反省していますね。

 亦、戦後から今迄、東大を中心とした、歴史のマルクス史観的な歪曲や捏造、史実の意図的埋没・滅失等、許し難い行為を行って来た事が、徐々に明らかになっていますが、米支戦争の結果、もし、シナの共産党支配が解けるなら。是を明らかにして、糾弾し、是迄の捏造史観を、史実の存在を証明する事に拠って、ひっくり返す「革命」に道を拓いたと言えましょう。

 そして、1万年と言う永い時間は、有史以来5千年いも持たない、現代文明にとって、全く未知の領域でもあります。 そして、史実を積み重ねて来た日本の歴史は、経験知の宝庫でもある筈です。

 この先世界が、取り組むべき「地球上から、不幸の因である病貧争災を無くす」と言う、古くて新しい命題の第三章、戦争を無くすに於いて、1万年も平和を維持出来た日本文明を研究する事で、人類が得られる「気付き」こそ、神が真に人類に与えた「解決すべき命題」の裡、最も解決困難で、悪魔的な領域に有るものだろう。 

 そも、是は人間同士の心の中に原因を発する「争い」の解決法ダカラ、日本の和の文明の構造を知る事は、人類の異文明にとっても、大きく役立つに相違ない、と私は大いに期待しております。

>「日本人は、好戦的で野蛮な民族」と言う誤った認識

彼らにとって誤った認識ではなく、そのように周囲に思い込
ませることに目的性があったと考えます。
 
コロンブスの新大陸発見時における先住民に対する扱い方。
未開で野蛮だから掃討して構わない・・・我々が厳しく指導管
理するという名目での収奪、揚句の虐殺による絶滅。
アメリカから日本に帰化した方が「アメリカは悪魔の棲む国」
だと称した処に集約されていると思いますね。

薄々、日本人が文化的で高尚な精神を持ち、人類で最も古い
文明だという事は分かっていたうえでの封じ込めにかかってい
たと解釈する以外に考えられません。と云いますか、解釈します。

自分たちが台頭するに、これ以上邪魔な民族はいませんよ。
潰したい、消し去りたい、そして世界の覇権を握りたいというあさ
ましさの上の日本人像の流布だったのだろうと思います。

当に、悪魔vs神の構図ですね。(笑)

皮肉なことにその悪魔の巣窟に隠れ棲む善意が、計略を覆すべく
事実を情報として世に出す。

日本人も負けてはいられませんよ。

縦椅子 様  ブログの更新をありがとうございます。

>しかもストークス氏はいつの間にか縄文時代を研究していて、縄文時代にまで遡及できる日本文明は世界最古のものだと主張し始めるのだ。

縄文時代は、一般の日本人にとって何故か馴染みのない時代のような気がするのですけれど、時に聞く縄文時代の内容は世界に誇れるものだと思います。
長い期間を、縄文時代の人々は争うことをせず、平和に暮らしたのは日本が島国であったことも影響したとは思いますが、狩猟の道具はあっても、人間が争い戦うことをしなかったというのは、素晴らしいことであったと思います。

縦椅子様 

 今日も素晴らしいブログ有難うございます。
 ヘンリー・スコット・ストークス氏は、日本が東京五輪に湧いていた1964年、26歳の時に、英紙フィナンシャル・タイムズ東京支局長として赴任した。ーー「宮崎正弘ブログ書評」の
ヘンリー・S・ストークス著 藤田裕行翻訳・構成 『英国人記者だからわかった日本が世界から尊敬されている本当の理由』(SB新書)--により≪彼は1964年から現在に至るまで、半世紀以上にわたって日本に住み、日本を見つめ、そして日本を愛してきた報道記者≫だからいえるー真の報道を徹底的に追及され、具現されている言葉は重く、真実の言葉だと思います。
 ≪どの著作でも氏はかならず三島を語る。この本では三島について、彼が武士道(死ぬこと)を極めたと力説している。ーーしかもストークス氏はいつの間にか縄文時代を研究していて、縄文時代にまで遡及できる日本文明は世界最古のものだと主張し始めるのだ。≫--本当にありがたいことです。日本人がこういうことを言っても否定されるか、なかったものにされてしまうのが、今までの状況なのですし、現状も少しも変ってはいません。≪だが、日本人が世界最古の文明の継承者であるということを知る日本人はいったい何人いるのか」とのストークス氏の辛口は耳に痛く、反省の思いに駆られます。そして、このように日本を支援してくださることに感謝し、誇りある「世界最古の文明の継承者」でありたいと思います。

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