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2019年2月18日 (月)

もはやだれも、縄文時代の存在を無かったことにすることなどできなくなった

ーー以下「宮崎正弘ブログ書評」より抜粋編集

関裕二『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける』(PHP新書)

三内丸山遺跡の発見は、日本の古代史学会に衝撃をもたらした。

というのも、三内丸山遺跡が、教科書から消されていた縄文時代の詳細な人々の営みを我々の前に提示したからだ。

もはやだれも、縄文時代の存在を無かったことにすることなどできなくなったのだ。

ーー

戦後日本社会の支配者となった在日・反日勢力は、占領軍の占領政策に協力することによって敗戦利得者となった。

そしてその敗戦利得を維持する為に在日・反日勢力は言論・メディアを支配し、「護憲、東京裁判史観、侮日」を日本人に強制してきた。

在日・反日勢力は、日本人が世界一古い歴史(文明)を持っていては都合が悪かったのだ。

ーー

それゆえ反日メディアは縄文時代を意図的に無視(スルー)してきた。

そして日本の歴史学界もまた反日勢の支配下にあった。

学会を支配したマルクス主義者らは、階級闘争(唯物)史観という浅薄な学説(ドクマ)を怒鳴り散らすばかりだったのだ。

ーー

しかし真面目な考古学者は三内丸山遺跡について私的な調査を続行してきており、縄文時代の実態を知っていた。

ーー

著者はこう言う。

「唯物史観が史学界を席巻してしまった」

「(マルクス主義者は)物質や経済、生産力という視点で歴史を捉え、人間社会は段階的に発展し、(階級闘争の)最後は共産主義に行き着くという」

「(そんな)考えで、農耕を行っていなかった縄文時代に対し、負の歴史的評価を下している」

「生産力は低く、無階級で、無私財であり、停滞の時代と見なした(のだ)」(p26)

ーー

おととしの夏、評者(宮崎)は、三内丸山、亀岡遺跡などを含む青森、岩手、秋田の縄文遺跡六ケ所を観光して回るという奇特な旅行(ツアー)に参加できた。

その行く先々で、縄文時代の空気に触れたような錯覚にとらわれたのだった。

ーー

弥生時代には縄文時代にはなかった変化がたしかに認められる。

しかし縄文は日本独自の文化と文明を形成し、およそ一万六千年前から、野生動物の狩猟と植物の採取で人々は、生を繋いだ。

とりわけ栗などを植えることで、大きな集落を形成し、しかも弥生時代を豁然と区別する事実があった。

それは縄文人が戦争をした形跡がないことである。

ーー

縄文は平和な時代だったのだ。

そればかりか、黒潮を横切らないとたどり着けない神津島の黒曜石や地理的に離れている糸魚川の翡翠などが、日本各地にもたらされていたことが判明している。

ーー

ところが、佐賀県の吉野ヶ里遺跡に象徴される弥生式の集落からは、戦争で負傷した遺骨が夥しく発掘されたのだ。

つまり戦争の傷跡が多数発見されており、また弥生時代は稲作が普及したことも考古学で確認された。

ーー

関氏によれば、通説の縄文と弥生の境界線を峻別するのは短絡的であり、縄文後期の6000年前には稲作が普及していたと力説される。

縄文時代に階級の差違が別けられていた事実も、墓の配置、副葬品、大きさなどから判明している。

また栗の料理法からも、夥しい器具の発明があったことなど、そして最も特徴的なのは『芸術』としての縄文土器の存在である。

ーー

「装飾的な縄文土器で、非実用的(宗教的、芸術的)な土器を作らせ手に入れることが出来る富者と貧者の差(があった)」

「(さらに)非実用的工芸が発達したのは、威信経済が存在したからで、しかも集団儀礼が発達したから(だ)」(pp45−46)

ーー

本書は平明な記述によって要点を押さえつつ、縄文の問題点を一覧している。

また本書は階級闘争(唯物)史観の間違いを糺(ただ)し、考古学の新しい常識を、我々に提示しており、極めて有益である。

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コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>縄文時代の画定が、意味するモノ
 私は鹿児島の指宿の出ですが、指宿には日本でも有数の古さを持った、凡そ、28000年前とされる、西多羅ヶ迫遺跡という先縄文期の遺跡が発掘されて居ます、是より古いのは、種子島にある立切遺跡から3万1千年前の炊事場の跡が出てきています。 種子島には、火山らしきものが有りませんが、霧島櫻島火山帯のど真ん中に有りますので、周辺の改訂や島嶼部には火山が多く存在して居ます。

 年代が確定するのは、出て来た石器類が2万8千年前に終局的爆発「=阿蘇山の様に、山体が吹っ飛ぶ大爆発」で、姶良カルデラと呼ばれる、鹿児島湾奥の桜島を含む爆発跡「=カルデラ」を創った火山灰層の下から出て来たモノだからです。

 近傍には、1万8千年前と思しき水迫遺跡や、新旧大小併せて指宿地区だけでも5~6ヶ所の、先縄文・早期縄文時代の遺跡が集中して居る事で、薩摩半島の南端部や種子島は、氷期の最中も、人が棲めるだけの植生が繁茂して居て、獲物も生息して居た事に成りますね。

 然し、何れも人骨が出てこないのは、火山地域で、火山灰の酸性の土壌なので骨を溶かし残らないと言う事の様です。然し、温暖で水にも恵まれて居たので、火山の噴火で全滅しても、暫くすれば、人が亦住み始める、を繰り返して居た様ですね。 

 斯うした住み易さから、鹿児島県には、他にも古い遺跡があちこちから発掘されており、特に縄文草生期の1万4千~5千年前には、貝で土器の表面を刻して模様を付けた、貝紋土器と言う、やはり、先縄文の遺物が出土して居ますが、何れも未だ世界的には知られて居ないモノの様です。

 縄文と弥生の違いを見出したのも、指宿での発見で、大正時代に今で言う、中学生くらいの歳の子供が、地層の上と下で、違う土器が出た事を先生に報告、先生は早速現場を保存して、京大の考古学者を呼んで調査した処、全く違う民族のモノである事が判明、つまり、弥生人は、渡来人であったと言う事ですね。

 指宿は、九州最南端の、北赤道海流から分流して、北上して来た黒潮が日本海流と分流する種子島・屋久島付近の延長に有るので、上陸して来た民は、大陸からの移住者である事はほぼ間違いないでしょう。

 この発見に拠って、逆に縄文時代と言う連続性のあった時代から、急に無紋の尖頭土器「=底が尖った(火に懸けるので)土器」の時代に成って居る事で、弥生と縄文の境界期も確定しました。

 然し、その後、年代推定方の進歩に拠って(炭素の同位体C14→ C12)従来の推定年代が500年程、遡る事に成りましたので、この事象が起きたのは、BC10世紀以前の事だと考えられる様に成って居ます。

 然し古代の列島は、あちこちに活火山が有って、地形そのものが今とは相当に異なって居ましたから、文明の発達にも、地域に拠って大きな差が有りますし、火山の大爆発で住民が全滅したと言う「事件」も、あちこちで見られます。 つまり、連続性に欠けるわワケですから、全てが同じDNAを持った民族で有るとは言い切れませんし、絶滅した民族も居た筈です。

 然し今の処、日本の最古の石器の発見は福井県の3万年前の地層からの磨製石器の発見で、是は欧州では、1万5千年前に当たる新石器時代にしか出てこないモノです。

 3万年前に磨製石器と言う事は、それ以前には、旧石器を使って居た人たちが居た可能性が高く、列島の人類の足跡は、マダマダ遡れる様子ですね。 同じ氷期でも、大陸島の東西では、1万5千年以上の大きな差が有りますね。

 氷河が晩く迄、半島のあちこちに残って居た高緯度にある欧州は、人間が棲める場所が限定的で、特に川は凍り付いて居ますし、人が棲める条件としては、水を供給できる凍り着き難い、然も淡水の湖が必要ですね。 随い、文明開化も遅かった事が説明出きるでしょうから、欧州の文明の源は、黒海の中、或いは、周辺で1万年前辺り、と言う説が有力ですね。

 西洋の人種的な偏見で学説も捻じ曲げる様な考え方には、辟易しますが、次第に色々解明され始めているのは、そう言う自分達の、主に宗教的なものに根拠を持つ従来の主張に対し、その偏見や過ちを排して、過去の業績を見直ししている学者達が居る証拠だと思います。

 ご紹介の関裕二先生の主張は、日本の歴史が世界最古で有ったら困る東大の左巻きの考古学者や歴史学者から、sっ風されて来たモノでしょうが、4千5百年前に「≒BC25世紀頃」滅んだ、或いは、放棄された三内丸山遺跡を基にした、縄文後期のもので、この20年余りで既に常識になって居るものです。

 然し当時は、先の左巻きの似非学者の所為で、未だ世界的にも縄文時代と言う、古代文明は世界に認識を得て居なかったと言う意味で画期的だったと思います。

 こうした日本の歴史に対する、桎梏が徐々に、解け始めたので、日本の考古学者や市井の研究者達のご努力に拠って、この2~30年で、日本の歴史は、何万年も古代に遡る事が出来る様になって居ますが、是は、大陸のシナをも凌駕する勢いで、中には、氷期以前の人類の足跡が記された遺構も有るそうですので、愉しみにして続報を俟ちたいと思います。

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