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2019年2月13日 (水)

私(昭和天皇)は今までに三回判断を誤った

ーー以下「宮崎正弘ブログ読者の声(當田晋也)」より抜粋編集

YouTubeを見ていて以下の記事を見つけました。

「昭和天皇が見 た生涯で一度だけ激怒した姿 〜元側近が語る胸の内〜」 https://www.youtube.com/watch?v=4cu5-yGnrFA

ーー

中村氏(侍従)は、毎日、皇居の記帳台で記帳された「お帳」を、天皇陛下の御座所にお持ちしていた。

氏は、昭和62年2月27日に「お帳」をお持ちした時、ドア越しに、御座所の中から怒鳴り声を聞いたのだという。

陛下はその時、NHKテレビの特集番組を見ておられて、その内容にご立腹されたようだ。

中村侍従は在任中、陛下の怒鳴り声を聞いたのはこの時だけだったという。

ーー

その特集番組をYouTubeで視聴できる。

「NHK特集「ニ・二六事件 消された真実 〜陸軍軍法会議秘録」 https://www.youtube.com/watch?v=_Yu70Jp1g5A

ーー

内容は、匂坂(さきさか)検察官が保管していたニ・二六事件関連の資料が、当時あらたに発見された。

その資料を解析すると、以下のことが推測できるとNHKは報道したのだった。

1、26日の早朝に真崎大将を首魁とする皇道派の将官が会合を開いていた。

2、真崎大将が青年将校を使嗾(しそう、そそのか)し事件を起させた。

3、陸軍は、そのことを隠すために、裁判をうやむやにした。

ーー

私は、陛下が、怒鳴り声を上げられたというのは、この結論が不当なものであったからであろうと推測している。

ーー

というのも、以下の事実が公知のことだからです。

1、真崎大将が、自分を慕ってきた青年将校たちに自重するように度々言っていたこと

2、事件勃発後も自ら青年将校たちのもとに出向いて自重するよう必死に説得活動を行ったこと

ーー

このNHKテレビ特集番組の中では真崎大将が使嗾したとほのめかされている。

しかしこの結論は的外れです。

真崎大将を一年間厳しく尋問した結果、起訴できなかった。

事件後、陸軍を支配した人たちの目的は、真崎大将を葬り去ることだった。

にもかかわらず、真崎大将には落ち度がなかった。

だからうやむやにせざるを得なかったと考えられるからです。

ーー

何故陛下は激怒されたのか。

戦後真崎大将の長男・真崎秀樹氏は陛下の通訳を25年間された。

宮中では陛下がどんなに気に入っている者でも80歳で退職するのが決まりでした。

私は、以下を陛下の信頼が篤くかつ真崎秀樹氏と親しかったある方から聞いた。

ーー

部屋に陛下と真崎秀樹氏だけがいたとき、陛下は窓の外を見ながら以下の述懐をされたのだという。

「私がお前をその歳でも使っているのは、お前が真崎甚三郎の長男だからだ」

「私は今までに三回判断を誤った」と。

陛下がこの述懐をなされたとき真崎秀樹氏は80歳をこえていた。

ーー

この述懐からすると、「判断を誤った」その一つは真崎大将が青年将校を煽動しニ・二六事件を起こさせたと判断したことです。

陛下は、後に、真崎大将が青年将校を使嗾(しそう、そそのか)したように見せかけた者がいたのだと気付かれたのです。

私は陛下がそのことに気づかれたのは、昭和30年頃ではないかと考えています。

その方が陛下のそば近く仕えるようになったのがそのころだからです。

ーー

昭和天皇が判断を誤るように誤情報を伝えた人物(二人)もわかっていますが、ここでは述べません。

ーー

では後の2回の中身は何かということになります。

大東亜戦争開戦を決めた御前会議は「判断を誤った」の中には入りません。

昭和天皇は明治天皇、大正天皇に倣われ閣議が全会一致したことは、自分の意に沿うか否かに関わらず裁可されました。

したがって、閣議で全会一致した場合ご自身が判断をお示しになる余地がありませんでした。

ーー

私は、残りの二回の内一回は何時であったか確信をもっています。

差しさわりがあるのでここでは述べません。

残りの一つは正直言ってわかりません。

ーー

NHKテレビは特集番組として、何故あのような間の抜けた結論、あるいは意図的な悪意に満ちた結論を放送したのか。

平成25年2月にもNHKの同事件に関する特集番組がありました。

これもYouTubeで視聴できます。

ーー

「近代日本最大のクーデター、二・二六事件」 https://www.youtube.com/watch?v=eEJ1Q0ukoco  

ーー

こちらについては最後に御厨氏が、二・二六事件がなかったら日本は戦争に向かわなかったであろうと言う。

これは当たっています。

ただし、その理由は御厨氏の意図とは全く違います。

ーー

当時真崎大将は英米派と云われていました。

これは、日本派(愛国派)であるからこそ、日本を守るためにはドイツではなく英米との協調関係を重視しなければならないというものでした。

二・二六事件が起きず、真崎大将の意図が正しく日本の軍事方針・外交方針に反映されていたら、日本は戦争に向かわなくて済んだのです。

ーー

真崎秀樹談「側近通訳25年 昭和天皇の思い出」(読売新聞社編)

この第六章「真崎大将と二・二六事件」には以下の記述があるのです。

「陛下が真崎甚三郎(大将)をどう見ていたか、何も根拠がないのです」

「私自身、陛下のお言葉なり何なりから察することは何もありません」

ーー

陛下の述懐に触れないようにするには、こう言うしかなかったのでしょう。

しかし、それ以外は上記の私の推察と符合しています。    

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コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>先帝陛下が激昂された3つの事由
 ご紹介の文を読んで、逆に欲求不満が昂じたのは、私だけではないでしょう。 

 特に、3つの事由が有ると言って置きながら、言及しているのは、2・26事件の既知の事だけ、すると、残りは推測するしかないのですが、陛下が真崎大将の御長男の通訳をして居た秀樹氏を呼んで、「私が(例外的に)お前をその歳(80歳超)迄、使って居るのは、お前が真崎大将の息子だからだ」と切り出されて居られるのですから、そして続けて「私は3回判断を誤った」と仰せられて居るのですから、残る2つの事由も、2・26事件に関する事だと言う事は分ります。

 殊に、陛下に当時、「真崎大将が首謀者である」と、報告したモノが、実は、真崎大将を罠に嵌めて失脚させ様とした謀略を仕掛けて、青年章句を直接・間接的に使嗾したモノであった事に、昭和30年頃にお気づきになられた、とあります。

 残る2つの事由に関わった人間が、戦後、陛下のお傍近くに、居たと言う事ならば、彼らは、極東裁判で裁かれた誰でも無いと言う事に成りますから、当然、敗戦利得者でしょう、すると、是は由々しき大事で有った可能性もありますね。 つまり、イザトなれば陛下の口を塞ぐ心算も有ったのでは、と思います・

 戦後に成っての研究で、2・26事件の背後には、陸軍内の米英排斥派の戦争遂行派と避戦派に分かれての内紛が有った事が分っており、その結果として、永田鉄山の惨殺事件等が起こって居ますが、是等、内紛の真相については、語られてこなかった。

 此処で私は、常々不思議に持って居る事が有ります、其れは、2人が死刑判決を受けたゾルゲ事件の詳細な内容が、全く表に出て居ない、という事です。 其れに、共産党幹部が、戦後まで収監されて居ましたが、その罪状とは一体何なのかも、詳らかではない事です、そして、何より、近衛文麿氏が犯した日本の国益毀損行為が、全く語られて居ない。 

 つまり、国際コミンテルンの謀略が戦前日本の政治を如何に歪めて居たのか、尾崎やゾルゲは、何故死刑に成ったのか、そして、陛下がポツダム宣言を受け容れて、終戦のご詔勅を発する御裁可を下すに至る経過も詳らかでは無いし、其れを阻止しようとした陸軍の幹部の氏名やその背後勢力も公表されて居ない。

 と、言う事ですが、全ての真相を知って居るのは、是を取り締まる立場に有った、治安維持法の存在を背に、思想犯の取り締まりを、憲兵並みの強制力を以て、国民を見張って居た特高警察の関係者、歴代責任者の証言、或いは、公的な書類が、あるはずです。 戦後、焼却して隠蔽された可能性は高いですが、この辺り、私が勤めて居た会社に居た、元特高の刑事さんだった人に訊きましたが、「忘れた」の一言しか返ってきませんでしたね。

 是は、ほんのちょっと前までの、国際コミンテルンの影響が未だ残って居る日本なら、アンタッチャブルな事由だったのかもしれませんが、本当の戦争原因は、一体何であったのかすら判らないのでは、我々は同じ謀略を受けたら亦同じ過ちを繰り返す怖れ有ります。

 共産主義が原因だったのなら、現在の共産党を戦前と同じく、禁止すれば良い。 是は、共産主義の政体を取って居る国が、シナの他は、ベトナム、ミャンマー、北朝鮮他、世界中を見渡しても、10カ国に満たない状況に成って居ますし、その実態も、殆ど、共産主義的な運営をして居ると言う程度でしょう。

 即ち共産主義は、結果だけ看れば、情報統制を伴う全体主義的な独裁国家しか生まないと言う事が、繰り返し証明されて居て、国利民福を図るべき政体としては、不適切であると言う結果が出始めて居ますし、暴力革命を肯定しているのでは、将来の犯罪集団を、国家・国民が御金を出して養い育てて居ると言う、大きな矛盾に成ります。

 自由とは、責任を伴ってこそ、認められるものでしょうが、共産主義の答えは暴力革命に拠る現体制の破壊でしかないのでは、何をかいわんや。

 是は私も妄想ですが、戦前は、陸軍だけでなく、戦争状態が多発し、挙国一致体制を築く為に、大政翼賛会を作っていた内閣の中にも、近衛文麿の影響を受けた、共産主義に被れた政治家が多数いたので派内だろうか、と言うのは、蓋然性から考えれば十分あり得る事だと思います。

 其れを、先帝陛下のご関与を匂わせて、「ご不敬」に当たると、寧ろ、マスコミが隠蔽手段として用いた、或いは、大きく歪めて報道して、真実を伝えないと言う事では無いだろうか。

 特に、NHKの内部には、赤化分子が大量に、生息して居る可能性が、制作した番組の酷い偏向振りや刑法犯の続出などのモラルの低さとか、色々な事象を通して窺えますね。

 ですから。安倍政権が上梓~可決~行使しようとしている、放送法改正の主たる目的に成って居るのは、NHK改革では無く、イキナリ、解体なのだと思います。 つまり、改革のしようが無いと言う事でしょう。

 私が疑問に思って居る戦前日本の空白部分が、如何にして埋められるのか、ソロソロ当事者世代が一人も居なくなる時期が迫って居ます。 彼らが、日本にの古曽田負の遺産は、ㇳ教都内にある大学の、例外の無い赤化や、大学生のモラルの低下から、官僚の赤化、省庁の売国化と、枚挙に暇がない程です。

 この状況を改革せずして、日本の将来は有りません。

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