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2018年8月 8日 (水)

つまらない歴史小説など読むだけ時間の無駄だ

ーー書評

朝井まかて「悪玉伝」角川書店

30過ぎの子供たちに母方のご先祖様がさる藩の家老をしていたというと、家老て何と聞かれてしまった。

もう歴史小説というのは若者には理解も共感もされないのか。

歴史小説を書いても売れない、だから読み応えのある小説を書く作家は現れないと思っていた。

ーー

歴史小説の魅力は、現代では考えられないような筋書きも可能であり、主人公をいかようにでも活躍さすことができる。

主人公の波乱万丈の生涯に作者の思いの丈(たけ)をぶちまけることも可能だ。

逆に言うと面白くなければならない。

つまらない歴史小説など読むだけ時間の無駄だ。

ーー

司馬遼太郎は読むほどにその嘘と隠された反日が鼻につきいやになる。

だから、ついつい池波正太郎や藤沢周平の本に手が出てしまう。

読むと暫し時を忘れて作者の世界へいざなわれうっとりと過ごせる。

ーー

なるほど作者の朝井まかて氏は直木賞受賞者ではあり、「おもしろいはず」と思ってしまう。

しかし、歴史小説となれば、もしつまらなければと考えると読むのが躊躇される。

ところが「悪玉伝」を読み始めると、面白くて止まらない。

そしてとうとう最後まで読んでしまった。

ーー

時は、8代将軍吉宗、大岡さばきで有名な越前守忠相(えちぜんのかみただすけ)の時代で、両者とも登場人物になっている。

場所は大阪と江戸、時代考証が丁寧になされており素直に江戸時代に滑り込むことができる。

主人公は大阪の資産240万両と言われる老舗「御薪 辰己屋」の次男で、他商家に持参金付きで養子に出され、そこで若い遊女を後添えにし、きままな趣味人として暮らしている。

そこへ兄が死んだとの知らせが入り、人生が一変してしまう。

ーー

弟は姪の後見人として稼業に身を入れてする気になるのだが、辰己屋に息子を養子として送り込んでいた唐金(からかね)屋がそれを許さない。

唐金屋は辰己屋の後継者は息子だとして大阪の奉行所に訴え出る。

それが入れられなかったので、江戸の奉行所に訴え、訴訟は、将軍を巻き込むような大事になっていく。

ーー

登場する17歳の後添えは、なぞだらけ。

主人公は、自分でなければその女性の魅力を引き出せないと考えている。

ところがそうでもないようなのである。

読んで決して損のないおすすめの本である。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>今日8月8日は
 朝起きて看ると、女房が悲惨な顔をして「津川さんが亡くなったよ」というので、「とうとうダメだったか」と落胆、故人のご冥福をお祈りしました。 亦、昭和が一つ消えてしまいましたね。女房は、店をやって居ましたが、「津川さんは、2,3度店に来られて、お話をさせていただいたけど、オーラを感じる人だった」と言っていましたね。 は「そこまで言って委員会の数少ない芸能界の論客として、その硬質の発言に期待を寄せて居ました。

 連日の猛暑ですが、昨年入院して居た時は、外界が如何に厚かろうが寒かろうが、病院の中には殆ど関係なかったし、津川さんの死因も、慢性の肺炎だったそうですから、病院もドライエアには気を遣った筈ですから多分環境は関係ないでしょう。

 78歳と言う年齢も、一昔前なら、まぁまぁ永生きの方でしょで済みましたが、今は平均寿命が男でも80歳を超えているのですから、謂わば早死にですね。 どちらにせよ、日本は、掛け替えのない保守の論客を失いました。 勿体無い事です。

 今日の8日は、20年にソ連が、有効期限が後1年以上残って居る日ソ不可侵条約を一方的に破棄して、ソ満国境を破って交戦状態になった日でもあります。 スターリンに、米国との休戦協定の仲介を頼んで居た、共産主義者近衛文麿が、絶望した日でもあります。

 彼は、日本をもっと早い時期に日本を降伏させて、天皇陛下を処刑して、日本を共産国化するつもりだったのですが、日本国内でコミンテルンのスパイのゾルゲ一味が逮捕されて、盟友の尾崎秀美もゾルゲも、処刑されて終うと、自分の描いて居た計画が、如何に甘いものだったかが、徐々に分り始めて、追詰められていたのでしょうが、彼が日本の敗戦の元凶であった事は、消す事の出来ない、隠れも無き事実ですし、彼の所為で、戦争をしなくとも済んだ筈の、従って、死なずに済んだはずの325万柱の軍民の人生と生命は取り戻せません。

 私が私淑しているブロガーで、崗上虜囚さんと言う方がいらっしゃいますが、現在のネオ・共産主義者達は、自らをリベラルと称し、人権・平等などを標榜して、フェミニスト運動やポリティカル・コレクトレスを推進しているが、中身は、昔と変わらない、タルムード原理主義者「=ユダヤ教の聖典律法(トーラ―)と並ぶ聖典主義者であり、その集団をフランクフルト学派と呼ばれている」と、斬り捨てて居ます。

結局、民族宗教に過ぎない、然も、ヘブライ族のものである筈のユダヤ教を剽窃した、ハザール人が唱えて居るのは、根本的におかしい事だと私は思いますがね。 だって、ユダヤ教に言うメシアは、ユダヤ族を救う為に降臨するので有って、キリスト教の様に、人類を救う為に降臨するのでは無い筈ですから、フランキズムの様に、故意に世を終末化させて、メシアの降臨を促すと言う様な、危険極まりない考え方は、ユダヤ教を信じて居るものの中だけにしてほしい。 出発点が、古代ユダヤ教の3つの宗教、ハザール系ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教とも、奉じる神は同じ、聖典も殆ど同じなのなら、仏教に言う宗門・宗派と変わりが有るまい。 しかも、神の名前は看板だけで、裏側では多民族や異宗教徒
を、同じ人間とは思って居ない様な蛮行を繰り返して来た、その同じ人間が、やれ、人間の平等だの、人権だのと、良く言えたものである。

 そして、明日9日は、日本のキリスト教徒が心を寄せて居た、長崎の大浦天主堂の上に、同じキリスト教徒のアメリカ人が、プルトニウム型原子爆弾を投下して、凡そ10万人近い人が焼き殺された日である。 是を、「リメンバー・パールハーバー」ダケで、彼らが、自分の正義を説明できると言って居るのだから、只、呆れ、驚くしかない。

 捏造だろが謀略だろうが、理由さえあれば、異民族だけでなく、同じ神を奉じてる信者にも、問答無用で悪魔的で非道な事を行って良いと教える宗教が、人類にとって、正しい宗教であろうはずがない。 そして、其れを唆したのは、オッペンハイマーと言う、ハザール人科学者だと言うから、ハザール系ユダヤ教徒「≒アシュケナジー」が世界から嫌われる筈である。

縦椅子様
 
今日は早速素晴らしい書評を掲載して戴き有難うございます

≪つまらない歴史小説など読むだけ時間の無駄だ≫とおっしゃっておられますが、今回の朝井まかて「悪玉伝」角川書店--の書評では≪「悪玉伝」を読み始めると、面白くて止まらない。そしてとうとう最後まで読んでしまった。≫との絶賛のお言葉を戴き、朝井まかて氏の1ファンといたしましては、これ以上嬉しいお褒めの言葉はないと感謝致しております。
本の内容は縦椅子さまが上手くまとめて下さっており、その通りで、また≪歴史小説の魅力は、現代では考えられないような筋書きも可能であり、主人公をいかようにでも活躍さすことができる。主人公の波乱万丈の生涯に作者の思いの丈(たけ)をぶちまけることも可能だ。≫--と。
 登場人物をいとおしみ、愛情を持って江戸時代の大阪の商人のいきざまを生き生きと再現されている、まかて氏の創造力、素晴らしい筆力には追随をゆるさないものがあり、随所にまかて氏ならではの描写力にしびれます。
 ≪読んで決して損のないおすすめの本である。≫、まさにご指摘の通りだと思います。感謝してお礼申し上げます。

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