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2018年6月 4日 (月)

それぞれが自由を主張すれば、万人が万人の敵になってしまう

ーー以下「宮崎正弘ブログ読者の声」より抜粋編集

現在の主権在民という考え方ははたして正しいのか。

主権とは何でも自由にできる権利を意味します。

それがすべての国民にあるというのが、主権在民の意味です。

しかし主権在民は少子化には無力であり、政府は、少子化を理由に、移民を受け入れようとしている。

しかし、移民の受け入れは、日本社会を根本から変えて、これまでの日本社会を破壊してしまうことでしょう。

ーー

どうして主権在民が日本国を破壊してしまうのか。

それは、主権在民によって得られる国の形への理解が十分ではないことに起因している。

主権を持ち、自由を振り回す人たちで国を作ることはできないからです。

こんなことでは外敵から国を守り維持することもできない。

つまり国は、存立できないのです。

ーー

国というものが、誇りをもって守るべき大事な存在だとすることはできない。

国は、個人の自由を規制する存在として、国=悪と考えられるようになってしまう。

むしろ国に反抗して国民の権利・自由を守るのが正義であるかのように考えられてしまうのです。

ーー

これでは、異民族の侵略に対抗して独立を維持することはできない。

つまり、利己的な自由を追求していたのでは、国を奪われ、結局は自由を失ってしまう結果となる。

ーー

子供に自我が芽生えると、思春期を迎える。

その時自由を求めて、両親や社会・国に反抗する。

これがすなわち主権在民の状態です。

(主権を持つということは何でも自由にできるということ)

ーー

やがて子供は、反抗にたいする国(社会)からの厳しい反撃を経験し、国(社会)を敵にしていては生きていけないことに気づきます。

そして生きていくためには、国(社会)の一員として、しかもよき一員として生きていくべきだと気づく。

国(社会)に貢献しつつ、自己実現していく、これが、大人の生き方であると考えられるようになってようやく大人扱いされるようになる。

ーー

つまりマルクス主義は、未熟な(反抗期の)段階に過ぎず、これは完成形ではないということになる。

未熟な状態、完成していない、これがマルクス主義が国家を堕落・崩壊させてしまう理由なのです。

ーー

戦前は確実に大人の考え、つまり自分の自由を優先していると異民族の支配下に置かれてしまうという考えが普通になされていた。

ーー

占領軍は日本国を破壊する必要があった。

それゆえ、体制・国権=悪という意識を植え付けるために、マルクスを利用したのだった。

マルクスは、伝統文化(国家)こそが自由実現を阻害していると主張した。

まさにマルクスは反抗期の段階で止まった未熟な思想だった。

これでは、生きていくためには、国家(社会)の一員として、しかもよき一員として生きていくべきだという大人の考えは生まれない。

自由の実現を阻害している体制・国権を破壊してしまえということになる。

ーー

しかし体制や国権の破壊は、結果として、異民族による支配を易々と許してしまう。

ーー

だから、主権在民つまり国民全員が自由を主張し実現しようとすれば、国はガタガタになってしまう。

ましてや、マルクスの未熟な思想にかぶれ、反体制活動をしてしまうと、それこそ国が成り立たなくなる。

ーー

日本ではすでに鎌倉時代に、禅宗の思考法が導入されることで、あれかこれかの形式論理学の判断が克服されていた。

明治以降に西洋の哲学が導入されると、西洋の思考法が科学の基礎になっていたこともあり、自分たちの思考法を忘れて、西洋的思考一辺倒となった。

日本の知識人たちは、ドイツ観念論、特にカントやヘーゲルに、それが難解であるがゆえに、憑りつかれてしまった。

カントやヘーゲルを読んで世界を知ったかのように思ってしまったのです。

ーー

そこへ、国家への劣情を抱く白色ユダヤのマルクスが現れたのだった。

彼は稀代の詐欺師だった。

ヘーゲルを否定して、国権を悪の存在として、否定して見せた。

それを言論・メディアを支配する白色ユダヤがさも完璧な哲学であるかのように世界中に宣伝した。

ーー

ヘーゲルは、奴隷労働の中にも、人間の本質としての人間らしさが存在することを指摘している。

ヘーゲルは、「労働のもつ本質的な人間らしさ」こそが、自然を労働によって創り変えていくという「人類の使命」に他ならないと書いた。

これを読んだマルクスは、ヘーゲルは労働の負の側面を見ていない、と批判。

労働者は、剰余(不払い)価値を資本家に奪われていると書いた。

ーー

マルクスに染まった労働者は、「人間の本質としての労働」を放棄し、賃上げ要求しか興味を持たなくなった。

ーー

労働者が労働を拒否すればもはや富を手にすることはできない。

それでマルクスの理論は、利己主義がつくりあげた資本主義に大敗し、崩壊の軌跡を辿ることになった。

ーー

一方ヘーゲルは、人間の自由は、自分だけでは成り立たないとした。

相手もよし、社会もよしとしなければ成り立たないと。

ーー

マルクスは、それを無視して、抑圧からは無条件に解放されるべきだとした。

それは、社会生活を継続的に営んでいくために多くの人々の利害を調整して成り立つ伝統文化を破壊するように作用した。

それぞれが自由を主張すれば、万人が万人の敵になってしまう。

国に対する憎悪という劣情を抱く白色ユダヤが目指したのは、まさに国の破壊であり、彼らの思い通りの状況を招来したことになる。

ーー

ところが、このマルクスの真実を知ろうとしない大バカ者が、隣の国に登場している。

そして崩壊の轍を踏もうとしている。

ーー

現在の教育に対する考えは、画一教育の否定・個性の尊重・初めから子を作る気のないLGBTなどの多様性の重視ということになる。

これはまさにマルクスの国家解体の教育方針に他ならない。

ところが主権在民(自分の思い通りになる)では、この教育方針に反対できない。

ーー

ヘーゲルの説く国とは、国の理念・普遍性を体現する君主と、その下の統轄機関と国民とで、構成される。

そうした立憲君主制国にあっては、国の理念であり普遍である君主に、国民の側が一歩でも二歩でも近づこうと努力する姿がみられるものなのです。

我々が知るべきは、わが日本国が、自然発生的ながらも、そういう道を歩んできたという事実です。

我が国は、世界で唯一の人倫国家だった

(3万年以上もの間日本列島に住み続けた日本人が独自に作り出したものだ)

天皇のもとに国民が家族のように暮らすことを理想としたため、それゆえ日本は自国を国家と呼んだのだった。

ーー

人倫国家であった日本は、だから、その国民の誇り高さ、品性の高潔さは別格であった。

日本以外は、非人倫国(人種差別的植民地奴隷主義国)であったのです。

先の大東亜戦争は、そういう人倫国家日本が、非人倫国の欧米列強に戦いを挑まれ、仕方なく開戦したものだった。

日本が全身全霊で戦ったことによって、戦争には敗れたとはいえ、戦後、非人倫国の多くの植民地は解放された。

しかも、非人倫国群は、人倫国ぶらずにはいられない世界が現出 したのです。

(もちろんその実質は変わってはいませんが・・)

ーー

ですから、政府は今、現に、日本社会で起きている問題を解決するためにも、人倫国家としての日本国の歩みを、国民にしっかりと教えなければなりません。

というよりも賢明な日本国民はネット環境を通じて薄々その事実を感じつつあるのです。(稲村正治)

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コメント

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>グローバリズム共産主義)批判
 私も宮崎さんが仰有る様に、西洋的な主権在民の考え方の先には、無政府主義や国家否定「=アナキズム」があると思います。 其処には、民族間の差異に対する考察も、人間の生存に対する本能的な欲求も、何より、、「人類の寿命は最大でも100年前後である」と言う現実さえも、前提として考慮されて居ない、全く未熟な思想だと言わざるを得ない。

 つまりは、西洋文明は、「理想社会の建設」と言う意味では、日本文明より遥かに遅れた結論しか導き出せていない、と言う事だと思います。 

 そりゃあ、日本社会の歴史は、3万年を裕に越しているのですから、西洋が、或いは、その基になった中東の歴史でさえ、僅か1万年しかないのは、その文明のルーツが、5万年以上続いたピュルム氷期に、陸地だったが、今は水没しているスンダ・ランドであったからで、文明と言う光は、正に「東方より」齎されたのです。

 処が、日本列島には、スンダより7万年も古い12万年前の人類の足跡が残されているのですから、スンダ系の文明とは異なった、文明のルーツを持って居る可能性が高いのです。 因みに海流の流向から言って、日本からスンダ・ランドに文明を伝えた可能性は低い、ですね。

 脱線しましたが、要は、西洋文明は未だ若過ぎるのです。そして、スンダから文明を伝えられたけれど、自立した文明を持ち得なかった青人たちは、略奪と殺戮の戦乱の中で、自民族の存亡だけ、つまりは、人間の生存本能ダケの世界を築き揚げましたが、安定した国家の基本は、国民自身に拠る食糧の自給にあり、その要件が満たされない国土しか無ければ、遊牧民族が、農耕民族を襲い、農耕地や生産物を奪う、或いは、農耕民を奴隷化して、農奴とするか、でした。

 斯うした侵略に拠る民族の興亡の歴史は、中東や欧州のBC10世紀~ローマ帝国~神聖ローマ帝国~近現代迄の3千年に亘り、結果、生まれた欧州の歴史は、斯うした、本能任せの政治形態から、一歩も進歩して居ない様が見えます。

 欧州に、マルクスやエンゲルスが現れたのは19世紀の後半ですが、当時の欧州は、千年続いた腐敗した宗教支配が、中世欧州を戦乱続きの世にして居ました。 14~5世紀には、宗教そのものを改革しようとしますが、却って、旧勢力との争いを生んだだけでした。

 そして、人々は科学に目覚め始めて、様々な発見や発明を自然の現象から学び取ります。 それ、他に説明して名声と富を得る為に、数式化して一般人にも理解可能な状況にする、科学と言う、新たな表現方法を開発します。 この科学によって、様々な発明が世に現れてきて、更に工夫や改良を加えて白人文明は、今迄に無い様な、新たな分野の文明を人類に齎しました。 

 この点では、白人文明は人類史に大きな足跡を残したと言えるでしょう。 でも、例えば、1万年前~4千年前までの6千年間に世界中にあった巨石文明の建造物の謎は、未だに解き明かせていません。 つまりは、我々の知らない科学が其処に有るのかもしれません。 そして、その建造物を企図し建設した民族は今はいません。 是と同じ事がこの先も起らないとは言えないでしょう。

 我々人類の寿命は、僅かに100年ですが、樹木は千年以上の生命を持つモノがありますし、岩や山がその形を変えるのは、1万年以上の永い時間が必要です。 そして、地球の年齢は、なんと46億年なのです。 我々の存在は地球に取って、一瞬のモノでしかないのです。

 ですから、我々の中に、「神にも勝る力を持った」とか「神の力を解き明かした」と考えて居る人がいますが、ホントにそうだとしても、ほんの一部分に過ぎませんから、実に滑稽な程、愚かしい事です。 何故なら、科学を張ったㇲさせたとj不sテル人間も、未だに髪の毛一本も自由に創りだせないのですし、人間の魂の行く先も納得できる答えを提示出来ないでは無いですか。

 況や、千年の記憶を持つものなど居るわけが無い、人類は千年分の記憶を、歴史資料に纏め後世に残す他は無いのですが、その歴史資料すら、日本の歴史以外は、勝者となった勢為政者に都合の良い様に書き換えられ、真実は闇の中。 ダカラ千年、否1万年一日として、人類は、歴史上での過ちを認識出来ず、それが為に争いが絶えないのでしょう。

 19世紀に生きたマルクス・エンゲルスは、そう言った正しい歴史を持つ社会には、生まれて居ません。 未だ、キリスト教の歴史認識である、「人類は、約3千年前に誕生した(17世紀ニュートン)」が、世間の常識だったのですから。

 事実の集積である歴史こそが、その民族の、否、人類の叡智の源にならねばならないのですが、名誉欲の為せる業でしょうか、歴史を粉飾したり、偽造したりする支配者が、後を絶ちません。 

 中でも悪質なのは、第二次世界大戦後日本で行われたWGIPで、戦争で日本人の異次元の強さに恐れを成した、米国は、その原因も突き止めないママに、日本の再台頭を怖れ、或いは自分達の暴虐非道な行為を隠蔽、或いは、正当化する為に、3万年に喃々とする日本の歴史の書き換えを企てたのでしたが、その主たる勢力であった 共産主義者達が、共産主義が間違った政体思想で有ると言う事が、現実に共産主義の政体を持った国が、軒並み破綻した事で、前世紀末から退潮を始めたのです。

 是は国家の要件の一つである、「国民が国家の成立維持の為に労働する」事を否定している共産主義なので、退潮は当然の帰結ですが、其れに懲りず、ソ連が世界を2分する強国で有った頃の夢をもう一度と言う、「ネオ・コミュニズム」とも言うべきグローバリズムが世界統一に向けて、EUで、旧東ドイツや白色ユダヤ勢力を中心に、その勢力を広げようとして居ますが、世界では、その勢力に、既得権益を脅かされた、既存勢力が、失った権利の復活を求めて、対立が始まって居ます。

 その形を変えただけの既存勢力と新興勢力との、利権争いでは、世界で、歴史的な学習がどれだけ為されたのかと言うのが、是からの焦眉の的になるでしょう。 日本は斯うした争いに絶妙な距離を置いて、彼らの争いを時に応援し。時に批判しつつ。彼らの両方から、信用される立場を維持して、じbン類を破滅させるような戦争が起こらない様に、勤めて行く事が理想でㇲね。

 そして一方で、WGIPに拠って掻き回された日本の歴史を、もっと掘り下げて、そのし江の蓄積である歴史で、人類の新たに目指すべき社会の理想を提示できるつになってもらいたいですね。

縦椅子さま

今日も素晴らしいブログ有難うございます

≪主権とは何でも自由にできる権利を意味します。
それがすべての国民にあるというのが、主権在民の意味です。≫これが、民主主義の根幹でありますが、我儘で未成熟な主権在民では、国がガタガタになってしまいます。≪我が国は、世界で唯一の人倫国家だった≫≪人倫国家であった日本は、だから、その国民の誇り高さ、品性の高潔さは別格であった。≫--ことを今の日本の若い世代に伝えることは緊急の課題だと同感いたします。
「『上から目線』は厄介な殺し文句」-竹内洋氏という題の意見が産経新聞の正論欄に掲載されてありました。-一番後の部分のみー
ー 守護神は究極の民主主義だー
 「上から目線」は、全体と無関係に言葉尻や一部のふるまいを取り上げていわれる場合もあるが、雰囲気で言われる場合もおおい。雰囲気的なレッテルだからだれにでも簡単に使える。「上から目線」といわれたほうは、雰囲気的批判だから反論のすべに窮する。厄介な殺し文句である。それもそのはず、「上から目線には究極の民主主義(フラット化)という守護神が控えているからだ。」(たけうち よう)


>主権とは何でも自由にできる権利を意味します。
それがすべての国民にあるというのが、主権在民の意味です。

主権は、何でも自由に出来る権利というのは理解できるのですけれど、在民が全ての国民にあるというのは理解しにくいです。
主権が国王に属すのならば、国王は一人ですから成る程です。
しかし、民は一人ではありません。
国をなす民は、民衆として存在しているのですから、全ての民衆が同じ方向を向いているのではなく、基本はばらばらではないでしょうか。

従って、民衆が向かうおおよその方向を、示すものということになるように思います。
そうは言っても、民衆に移民が混じってその方向性に影響を与えたら、国が破壊される要因になるだろうと思います。


>占領軍は日本国を破壊する必要があった。
それゆえ、体制・国権=悪という意識を植え付けるために、マルクスを利用したのだった。

占領軍は、日本の軍兵の強さに恐れをなしていたし、その再興を防ぎ、破壊したいと思っていたと思います。
しかし、だからといってマルクス主義を利用して、日本を破壊しようと考えたとは思いません。

日本と戦争して勝利を収めたのは、米国を中心とする連合軍であり、占領統治も米軍のGHQが中心だったのです。当時の米国にもソ連のスパイが想像以上に入り込んで、色々な政策に影響を与えていましたが、日本をマルクス主義による国家にすることまでは、出来なかったと思うのです。

ただし、米国からソ連や朝鮮までが日本よりも上に置かれたWGIPは、マルクス主義者の活動がし易い状況を作りました。それと、日本つぶしをするために、日本の保守主義者が公職追放にあったため、マスクス主義に洗脳された者がその後に潜り込んだのも事実だと思います。

そして、マルクス主義者と中共の撫順戦犯管理所から帰国した者達が活動した結果、戦後70年以上も敗戦利得者や在日・反日勢力の跳梁を、許す結果となったのではないでしょうか。

従って、戦後のGHQによる占領政策によって、米軍の意図するものではなかったが、結果としてマルクス主義者の行動をしやすくしてしまったと思うのです。


>ヘーゲルの説く国とは、国の理念・普遍性を体現する君主と、その下の統轄機関と国民とで、構成される。
>我が国は、世界で唯一の人倫国家だった

日本の天皇は、ヘーゲルの説く国の君主です。
天皇は、自己の欲求を極度に自己規制されています。
そして、国民の幸せを望んでおられます。
天皇以外に、何処の国の君主が田植えをして、国民が飢えないことを望んでおられるのか。皇后が養蚕をして、蚕を育てておられるのか。
その事例があれば、教えて欲しいです。

だから、国民の平和を願っておられる天皇に、国民は少しでも答えようと努力できるのです。

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