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2018年4月24日 (火)

これには新潮社もテレ朝も震え上がったであろう

ーー以下「宮崎正弘ブログ書評」より抜粋編集

上田篤盛『情報戦と女性スパイ インテリジェンス秘史』(並木書房)

原子物理学者を亡命させた女優のグレタ・ガルボ、カストロを狙った美女。

北朝鮮から来た女性スパイの暗躍等々、興味津々、いずれの女性スパイ達も、小説の主人公になりそうだ。

ーー

フレデリック・フォーサイスの『ジャッカルの日』をご記憶の人もいるだろう。

フランスの治安対策にあたる閣僚のひとりが独身であることにつけ込み、巧みな偶然を装って愛人となり、寝物語で機密を語らせ、書類を盗み見ていた美しき女性。

彼女は、それらの機密情報を、反政府組織テロリスト集団に漏洩していた工作員(スパイ)だった。

ドゴールの暗殺未遂は何回もあったが、あと一歩での失敗劇がフィクションとして描かれた。

ーー

あるいはマイケル・バー=ゾーハーの『モサッド・ファイル』を読むと、世界一といわれるイスラエル諜報機関(モサッド)が展開した裏の工作の数々が描かれている。

ーー

こうした多くの女性スパイの活躍ぶりをふんだんに、とくに第一次世界大戦からの事例を時系列に、描いている。

しかも、巻末には索引ばかりか、人名辞典が付いている。

女性スパイの人名辞典としても使えるとても便利な本である。

ーー

日本では最近財務省事務次官福田純一氏が、女性記者に一対一の会食時の会話を録音されて、それを新潮社に売られ、辞任するという事件があった。

ところがその際、福田氏は麻生財務大臣に音源を渡したのだという。

それは、福島瑞穂が麻生大臣に質問したさいのやり取りからわかる。

福島みずほ「次官の音源を聞いたか」
→麻生大臣「本人が持参してきたので聞きました」
→福島「??」
→麻生「本人が持参したので聞いてます」
→福島「??」
→麻生「持参したは『持ってきた』という日本語です」

ーー

これには新潮社もテレ朝も震え上がったであろう。

すぐにテレ朝が福田氏と会食した女性は、当社の記者であると公表している。

ーー

福田氏は女性記者との会食の際にはその会話が録音されるものだとして対策(自らも録音していた)をしていたのだ。

それは、日本人政治家、官僚、ジャーナリスト、そして商社マンあたりが、支那・ロシア・南北朝鮮のハニートラップのカモにされてきた教訓があるからだ。

ーー

女性に対しては、セクハラで訴えられる可能性に備える必要がある。

米国ではセクハラで訴えられるのを恐れて女性を社員に雇うのをやめる会社も出て来ている。

女性対策が広く考えられるようになっているのだ。

ーー

日本が諜報工作で、もっとも無惨な被害を被ったのはソ連の工作員ゾルゲが引き起こした事件だった。

彼の協力者・朝日新聞の尾崎秀実などが、「愛国者」を装って近衛内閣の政策集団「昭和研究会」のなかに潜入し、ゾルゲの国家転覆の陰謀に協力した。

ーー

政治には宣伝工作が付きものだ。

とくに共産党は、なんの実績もなかったので、政権を取るためには政治宣伝がどうしても必要だった。

多くの共産主義の宣伝工作員(スパイ)が、報道記者(ジャーナリスト)を装って毛沢東を英雄だと書いた。

共産党の宣伝に使われたのだが、自ら志願してスパイの役を果たしたなかに「支那の赤い星」を書いたエドガー・スノー等がいた。  

ーー

彼女らの代表選手がアグネス・スメドレーである。  

『支那の歌声』などという共産主義革命の宣伝広報(プロパガンダ)はアグネス・スメドレーが書いた。

英国の情報機関は、すでに1933年にはスメドレーがソ連のスパイであることを米国に報告していた。

しかし、米国は、彼女がウィロビーの「ソ連の工作員」という報告に猛然と反論したこともあって、戦後まで彼女を放置(ノーマーク)した。

(もちろんここには米国の何らかの思惑があったのだろう)

ーー

ようやく「1947年頃から、アメリカの対支政策は変化し、支那共産党に対する同情が薄らぎ、反蒋介石の立場をとる支那専門家に圧力がかかってきた」

そんな中「ウィロビーは『スメドレーはソ連のスパイである』と公然と主張した」(p98)

(マッカーサーの部下であったチャールズ・ウィロビーは参謀第2部 (G2) 部長として諜報・保安・検閲(特にプレスコード)を管轄した)

そしてFBIはスメドレーの住居などを追跡し、潜伏先を追いかけ、1950年に「下院非米活動委員会からスメドレーに召喚状が発せられた」。

しかし、「彼女はその日にロンドンに飛び、その晩に急死した」のだった。

ーー

彼女とコミンテルンの密接な関係が動かしがたい証拠とともに明らかになるのは、じつにソ連崩壊後、全ての証拠が揃ってからだ。

「スメドレーは、上海に行った当初から、コミンテルンから資金援助を受けて、欧米向けの対外宣伝活動とゾルゲのスパイ活動に協力していた」(p99)のだ。

ーー

著者は言う、「彼女(スメドレー)を知らずして、我が国の戦争史を語ることはできないのである」と。  

本書にはこのほか、多くの事例が紹介されている。

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コメント

>ところがその際、福田氏は麻生財務大臣に音源を渡したのだという。

この麻生大臣に渡した音源について、テレビ朝日の女性記者のものと同一なのか、福田氏の固有のものなのかが分からないことと、福田氏がセクハラをしたか、否かについての財務相の判断が分からないので、このことも何ともですが、テレビ朝日の女性記者が公表した音源だけならば、セクハラに思いますから福田氏はそのことに責任を取らなければならないと考えます。


本件について、テレビ朝日の女性記者は福田次官との会食は1年半前からのこととして、このセクハラが嫌であるとして上司に相談しています。女性記者は、これを上司に相談しているのですから、福田氏との取材の会食を、セクハラの起こらないように改善することを希望しているのです。

上司は、部下が仕事上でセクハラがあると申告しているのですから、このことに何故対応しなかったのかと疑問に思っています。対応方法には、取材担当者を交替させたり、男性を同席させること、取材に録音やビデオを撮ることを相手に通告するなど、幾つかの方法がありますが、これについてのテレビ朝日の説明等は知りません。
女性記者がやったことは、福田氏に通告せずに録音したことでした。
(セクハラの状況証拠を取ったものです。)

女性記者は福田氏との会食を続けていたのですから、これに行くよう上司の指示はあったと思いますし、これに行って取材をしていたのことになります。
そして、この会食が1年半の間に、何回あったのかも不明です。
それで、情報をもらさない福田氏に痺れを切らして、セクハラで告発したように妄想しました。

女性記者は、本人が嫌なセクハラ発言がある会食になど行きたくなかったと思います。
そんなセクハラの場所に何故、行かねばならなかったのかと思うのです。
または、女性記者は1年半の間に、嫌な会食の場に行くことについて、上司に1度も相談しなかったのでしょうか。
この時に上司は、女性記者にどのように答えたのでしょうか。
女性記者が嫌がっているのに、「行け」と言ったのならば、これは明らかにパワハラです。
女性記者は、上司の気持ちを慮って相談しなかったのならば、女性記者が個人として忖度したのでしょうか。

本来ならば、忖度した場合には上司に責任はないと思うのですが、モリカケ問題以降は忖度させた方に責任があるとのマスコミの論調ですから、この問題がマスコミから出ている以上、マスコミに責任があります。

セクハラのことについては、福田氏は責任を取って辞職しましたけれど、マスコミは幾つもの対処を要求していますから、政府とマスコミでの議論になると思います。

しかし、女性記者に対する上司のパワハラについては、別問題としてこれから対応していただかなければならないと思います。
パワハラは労働基準監督署の管轄ですから、労働基準監督署はテレビ朝日を調査して、この件について調査書を作成すると共に、このようなことを再発させないための処分を行う必要があります。

また、福田氏の会食時に秘密で録音していたことについても、取材方法が適正であったかの確認をしなければならないでしょう。
これはテレビ朝日の女性記者として取材しているのですから、新潮からその結果を公表するのは、報道姿勢が適正であるのかと思うからです。

もっとも、セクハラであれ、パワハラであれ、仕事をしている人にとっては問題ですが、国政のこととは異なりますので、このことを理由に国会の審議を止めるものではないと思います。

>縦椅子様 本日も更新有難うございます。
>>マスコミに拠る総長官僚の性接待疑惑
 私は、昨今のマスコミと野党の「安倍政権倒閣運動」は、完全に常軌を逸して居る様に、看取して居ますが、其れは何故だろう、と、多くの人が当然の疑問を持つに違いないと思って居ました。 処が何処のブログにも、そう言う疑問を呈するコメントは現れないし、マイナーな報道も沈黙して居ます。 つまり、是は予想もつかない程の大スキャンダルで、保守の側にも明るみに出ると、少なくない被害が生じる範囲を巻き込む様な案件であると言う事なのでしょう。

 安倍政権を倒さねば、我が身が危うくなると言うのは、マスコミが、放送法改正を実施され、NHKの解体~解組で民放に取って、巨大な競争相手を出現させる事になったり、電波オークションの実施で、海外からの新規参入で、現状の放送体制が大きく変わったりして毎年数千億円の経常利益を出して来た体制を破壊されるのに抵抗していると見るのがオソラク正しいのだと思う。 然し、では、「何故セクハラ問題に是ほど拘るのか?」と言う疑問である。

 是は、自分達のメディア・スクラム組織の部外者である週刊新潮を巻き込んで相待った事が大きいでしょう。 つまり、新聞社とTV局で創ったメディア・スクラム組織は、守秘義務を背負った口の堅い官僚から、情報を得る為に昔から、あの手この手を使って来たが、一番多かったのは、性を絡めた接待だろう。 古い処では、財務官僚の「ノーパンしゃぶしゃぶ」接待が有名だ。然し、此の当時は、マスコミ側にも接待される側にも、斯う言う常軌を逸する様な接待に眉を顰める理性が存在した。

 然し例えば、文科省の事務次官だった前川喜平の様に、売春バーに週4回も通って、「貧困調査だった」と平気で言い訳を出来る下劣な倫理観の持主が省庁事務方トップになれる、程度の低さである。

 今回、新潮社に駆け込んだ、テレ朝の女性記者は、オソラク全マスコミが暗黙の了解の元に、1年半前から「1:1でのデート取材」をやらされていて、その都度、半分「気が有るんじゃないか」と勘違いした、思い上がったエロ親父に、身の危険を感じる様な真似をされ始めたので、同じ女性ダカラと上司に打ち明けて、善後策を期待したら思いも懸けず、一蹴された、その部長も、同じ目を乗り越えて、部長の座を射止めたのかもしれないからだ。

 斯う言う違法スレスレの、丸でヤクザが使う手口と変わらない、性接待を匂わせた慣行が、常態化して居た感が有る。オソラク、この慣行は全マスコミ合意の上でのことで、省レが証拠に、昨年11月、東京新聞の元幹部の長谷川氏が、公式な場で、「在未完了と外務官僚へのこうした接待は常態化していて、外務省では、パジャマ・パーティと言うのまである」と証言している。取材に行くのに、何でパジャマを用意して行くのかww その後の事は、成り行きと言う事か?

 外務官僚には、戦前の従軍慰安婦について語る事は一切遠慮すべきだとしか思わない、こんな、非常識な人間の集団が、日本のエリートだなんて考えただけでも、震えが來る程、腹が立つのは、私だけだろうか。

 問題は、セクハラ程度のレベルでは無く、マスコミが官僚相手に、出遭い系バーの様な真似を、常態的にやって居た、野ではないかと言う疑いであろう。

 マスコミは、自爆案件だから、決して自分からは白状すまい、この際、官僚の方から、白状して、この破廉恥な状況を自ら止めるべきである。

 官僚が自裁行為が出来ないのなら、大臣がそれを代わりにやる他はない、安倍政権の責任は、そう言う事実が明るみに出て官僚組織が、真に反省を始めっ時に初めて、問われるべきものであろうと思いますがね。

 勿論、此の不祥事を企てたマスコミには、致命て居なペナルティを背負ってもらうのは当然中の当然、この倒閣運動を指揮した、或いは、其れに賛同した各メディアの長たるものは、全員辞職が相当で、TV局は停波、若しくは、免許取り消しが妥当だと思います。 余りに国民を愚弄した代償は大きいと覚悟しなくてはイケませんね

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