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2018年1月31日 (水)

さて共産支那の民主化運動はどこへ消えたのか?

ーー以下「宮崎正弘ブログ書評」より抜粋編集

陳破空著、高口康太訳『カネとスパイとジャッキー・チェン』(ビジネス社)

著者は、天安門事件の時に学生指導者の一人だった。

それゆえに、二回捕らえられ、出獄後米国へ渡った。

ノーベル平和賞の劉暁波氏が獄中で死去したとき、ニューヨークで追悼集会を主催した。

そんな陳氏の書籍は日本語訳がなされたため、知っている読者もいるだろう。

ーー

この新著には、リズムがあり、まるでジョン・ルカレの『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(邦訳は早川書房)を読むようであった。

ーー

さて共産支那の民主化運動はどこへ消えたのか?

魏京生は、王丹と仲が悪く、口も聞かない間柄になっているという。

些玲はファンドの経営者となって「天安門のマドンナ」の面影はなくなっている。

ひとり気を吐くのは台湾で活躍するウアルカイシ(吾爾開希)だろうか。

ーー

王丙章は1982年に「支那民主党」を組織し、自ら大統領(主席)と称した。

そして世界30数か国の留学生を鼓舞して、「支那の春」を起こそうとしたが、共産党の囮捜査でとらえられ、無期懲役刑を課せられ今も獄中にある。

オバマ政権は、習政権に遠慮して彼の釈放要求をしなかった。

1989年6月4日、天安門事件に憤激した、あの支那人ヤング、知識人らの民主化運動は、雲散霧消しているのだ。

ーー

なぜ、こうなったのか。

ーー

組織に潜り込んできた共産党の工作員(スパイ)が、情報を操作し、謀略と罠を仕掛けたのだ。

彼らの工作によって、組織は内紛状態となり、裏切りが続出する事態となったのだった。

まさに孫文の辛亥革命前後と同じ、ま、これは支那人の遺伝子なのだろう。

共産党は、みごとに民主化運動を分断したのだった。

(なぜ共産党内部でも同様の内紛が起こらないのかは疑問だが)

ーー

共産党の工作員たちは、支持者のふりをして民主化組織に入り込む。

「そうした工作員(スパイ)達は、ただ情報を収集するにとどまらない。海外民運内部の亀裂を作り出す。『離間の計』をも仕掛け、派閥を作り、別の派閥と争うように仕向けた」(p150)

ーー

本書は共産党によるこのような工作のほか、独自に集めた情報を駆使しての習近平政権内部の動きを分析している。

特に「太子党の消滅」などという分析は、日本の支那専門家の分析とは異なる。

ーー

もうひとつ、なぜジャッキー・チェンか?

日本人が考えるジャッキーは、広東映画を世界に広めた立役者なのだが、彼は「自分の映画を売るために共産党に妥協した俳優」として軽蔑されているのだという。

まあ民主化運動家から見た意見なのでそうなるのだろう。

そして著者は、「香港では彼の名を口にすると軽蔑される」という。  

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

>縦椅子さま 本日も定時(07:00)を期しての更新有難うございます。
>>シナの民主化運動の行方
 私は基本的にシナは米国を遥かに超す、多民族国家だと思って居ます。 民主化運動自体は「皆の為」で有る筈です、然しその「皆」が、端から不在なのです。 普通に考えれば皆=漢民族なのでしょうが、現実にはシナにそう言う共感を集めるモノは存在しない。 

 彼ら運動家は、端に故胡耀邦主席が始めた民主化政策に、感動した学生が主体で、寧ろ純粋に「自分達の将来の為」に始めた運動だったと思います。 然し、運動に参加した人達も運動が深化するに従い、まとまりが不在な事に気付き、出身地に拠り、亦、所属している民族に拠って、意見の決定的な相違、対立点が出て来て、潜入した共産党の工作員は、その辺りも考慮して工作したので、早い時期に運動はバラバラになったものと思います。是は、「漢民族」と言う括りが如何に嘘っ八かと言う実例の様な話でしょう。 民主化運動が胡散霧消したのは、漢民族と言う括りが端から虚構だったからです。

 でも、未だシナ人の運動は、何とか「安定した主体性」を持とうとして、集団を維持しますが、朝鮮族には、個しか無く、何かが上手く行った途端に、多くは其の論功行賞を巡ってあちこちで内訌が始まり、」揚句は敵方に組織を売るものまで出て、組織が崩壊してしまいます。その悪癖が無ければ、朝鮮族が建てる国は、モゥちょっとはマシな国になって居た筈ですがねww

 運動家から見れば、ジャッキー・チェンは、唯の商売人でしょう。それ以外に評価のしようがありませんが、では、ジャッキーの目から見た運動家はドゥなのか、と言えば、「運動家」で飯を食って居るイカサマ野郎だと言う事になりましょうねww 

 歴史の結論から言えば、「他者の利益の為に、命懸けで働く=皆の為=自分の為」と言う考えの人がいなくなれば、「民の為の国」は成り立たなくなり、独裁国家が現れるのですが、其れを日本では、 民を「おほみたから」とする神を斎祀る司祭を、神霊が降下した「スメラミコト」として祀り上げ、絶対権威化する一方で、権力は時代の栄枯盛衰に任せると言った政体維持態勢を編み出したのが、図らずも天武帝であったと言う事だと思います。

チャイナは、常に易姓革命が、絶えることなく古来より王朝の独裁近年は共産党と言う独裁を迎え民主化を経験した事の無い国である。
未だそう言う意味では、台湾が、民主・法治国家と言えよう。
日本統治の50年が、その洗練された手法を学び得たのかもしれない。
大陸は、人口の多さから言えば、独裁が、適しているのかもしれないが、民主化されたチャイナも見て見たい。
その場合やはり幾つかに分裂している方が統治し易いと思う。
言語の面からも分離される要素を含んでいる。
昨今チャイナの観光客が、日本へ訪れるが、日本の現状を見てどう思うだろう?
共産主義体制と比較してどう見えるだろう?
言論の自由と言っても両刃の剣であることも解って来た。
チャイナは、圧力と統制の規制が有り日本では、イデオロギーに基づいて伝えない自由を行使する。
その底流に流れるものは、左翼思想における隠蔽癖である。
民主化と言っても左翼が、存在すれば隠蔽と捏造が、主体になるのである。
共産的独裁も民主的統治もベストでは、無い様である。
未だ比較的理想に近いのは、絶対不可分の権威と政治体制のある日本が、理想に近いかな。君民共治の日本が、良いのではないかと思う。

外患が、遣りたい放題嘘の声を流し、謝罪したかと思いや、事実のように攻撃、日本人の声が全く報道されない、報道の自由とかで、日本人を馬鹿に、舐めるのもいい加減にしろと、叫びたい。

>共産党の工作員たちは、支持者のふりをして民主化組織に入り込む。

これ、映画でもあるまいしと思うのですが、共産党の現実でしょうか。
この場合の共産党とは、中国共産党のことだろうか、日本共産党のことかととも思います。
中国人は知らないので、日本人としか話す機会花勝ったのですが、そんな連中の中からオルグだ。細胞だ。と言われるのですから、何のことやらと・・・・・・・・

彼等も同年代でしたから、今は若い頃の夢も破れて、シールズの後ろに並んでいた年寄り連中に、紛れ込むような存在になっているのかも知れないと思います。

ある国の宗教は、努力せず金を得る方法を教えてくれるのが、宗教だそうだ。飾りの宗教はあるそうだ

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