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2017年12月 1日 (金)

支那は上海の大なるものとなるべき運命を荷ひつゝ居るものにあらざるなきか

ーー以下「宮崎正弘ブログ、樋泉克夫コラム」より抜粋編集

前田利定『支那遊記』(非賣品 大正元年)

最後の加賀藩主の息子、前田は、上海を代表する庭園、愚園と張園を歩いて「早々退却」している。

その感想は、「泉石樹林園中に布置いたされ候」も「全く一顧の價値無之(いっこのかちこれなく)」だった。

ーー

次いで「支那の家屋殊に高位豪家」についての感想を述べる。

「盗難火災等に對する防備の周到なる」ことを見て、「其防衞を官憲に依頼するも到底頼みにならぬ處より自衞の道を講ずるべく餘儀なくされ」ているからだと。

「民人が國家の公力の保護に由らず其身體財産を自家の私力に依りて防衞せねばならぬ」

「國民にとりては氣の毒」であるとしている。

ーー

こんな清(満)朝について「國家としては誠に不甲斐な」いと。

一方支那人については「國家に對する観念の薄弱」、「滿朝が滅ぶるも政體(政体)が替らうが吾不關焉(われかんせずのみ)」と書いている。

ーー

そして、支那人の多くが、「上海の地に移り住む」ことについて、上海が「外國の威力」によって守られているからだと、その理由を述べる。

「國民にして其國家の權力の及ばざる外國國旗の支配下に立つべく相率ゐて走るに至るとは驚」く、「斯く人民をして餘儀なくするに至らしめる國家も國家と驚くのみ」と。

ーー

防備のために高い塀を廻らせる「支那の家屋園囿は幽靜を極め陰氣臭」く、「天日爲に昏く憂鬱の氣の漂ふ」。

一方、安全至極であり「無爲に化して居り候には至極恰好」。

この住宅事情から、前田は「支那の國民性の防禦に專らにして侵攻に拙」であり、「男性的にあらずして女性的」であると分析している。

ーー

そして当時国際都市だった上海については以下の様に書いている。

「支那の國土にあり乍(ながら)」も「支那官憲の勢力」が及ばない。

「支那の良民は生命財産の保安」のため、「匪徒は捕逃の厄を遁れ」るため、この地に逃げ込む、と。

ーー

そして、上海が、日清戦争の際には「對戦國たる支那に供給する兵器」が製造され、日露戦争においては「我邦に不利益なる事件」が見られた。

にもかかわらず、我が国は、上海がどの国に属するのか不明のため「上海を封鎖砲撃すること」ができなかった。

「支那は上海の大なるものとなるべき運命を荷ひつゝ居るものにあらざるなきかと想像する」

この考えを、前田は「萬更一概に捨てられぬ」と書いたのだった。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

  昔読んだ本で「客家は如何にして誕生したのか」と言う事について書かれた本がありましたが、この樋泉さんの紹介になる、加賀の前田公の上海見聞記には、客家が棲む「城壁で隔絶した城の様な住宅」を思わせる描写が出て居ますね。

 客家(はっか)は、シナの歴史を語る上で欠かせない集団です。 魯迅の小説「阿Q正伝」に出て来るシナ人は、自分の利害に関係ない事には徹底的に無関心で毎日を無為に過ごして居ますが、殊、利害が絡むと、異様な執着心を看セル、と言うのが標準で有る様です。 然し、客家はそう言う平均的なシナ人とは明らかに違う、刻苦勉励を奨励し、自立自尊で経済的自立を果たし、客家と言う連帯を大事にするメンタリティを持っています。 共産シナの毛沢東、鄧小平、シンガポールのリークアンユー・・名だたるシナ系の名士は、この客家集団の出である都の事です。

 つまりシナは、民族の海の様な有様だと思います。ですから、一人のシナ人の行動を見て、シナ社会に着いてあれこれ言っても、詮ない話なのです。其処から見えて来るのは、精々社会で生きて行く上で身に着いた習慣位のモノで本質等は知り得ないでしょう。 シナ社会に5年も棲んで同じ環境に暮らせば、日本人でもシナ人化する可能性が高いでしょう。

 シナ社会の外国との差や違いと言う表面的なものだけ分った処で、何故、シナ人は国家を信用して居ないのか、何故同族だけしか信用の範囲を広げられないのか、シナ人にとっての国家とは何か・・等の疑問は解明できないと思います。 

 シナの歴史は4千年だと言われて居ますが、それはシナと言う大地の上に、様々な民族が栄枯盛衰を繰り広げて来た時間しか意味しません。 決してシナ共産党が言うような、「漢民族の歴史」を意味して居ないのです。 

 そも漢民族と言うのは、シナを統一した秦や漢を建てた民族を指していますし、その民族は黄河文明の出自ですが、その黄河文明に3千年以上先立つ長江文明が存在して居た事は80年代に分かった事なのですが、その文明を未だに認めて居ないのですから、共産党は2重に嘘をついて居る事になりましょう。

 そう言う政治的プロパガンダが、実しやかに書いてあるので、見逃しがちになりますが、現実には10km離れた処では、習俗が違う、言葉が通じない、顔立ちも違う等々あるのですから、同じ民族とはとても思ってないでしょうが、外の世界を知らないシナ人は、比較する事が出来ないので、それが当たり前だと思って居るフシがあります。

 このシナの状況を日本の常識で測っても、ワケが分らないと言う他はなく、自身が漢籍を学ぶ裡に思い描いて居たシナへの憧憬を毀されるダケの話でしょう。

 こう言う国が、今一つの国に纏まって居ると言う事自体、例えば欧州などでは考えられない話なのではないでしょうか。 「共産党が力とプロパガンダで民衆を抑えこんで居る」と言うのが、今のシナを表現するに、より正確な表現だと思います。

 とはいえ、建国から未だ65年を過ぎたに過ぎません。共産党独裁政治は変わって居ませんが、経済は、最初はシナ人の阿Q精神でモタついて居ましたが、日本的な合理主義を導入すると、見る見る裡に、世界の頂点を窺う様な、労働大国になりました。 

 一説にはシナが、この先10年後には、米国をGDPで追い抜くとか言って居る人がいますが、既に構造的な欠陥が経済の行き足を止め始める現象が起きて居ると私は思います。 結局、自家消費力が向上して居ないのですから、この先も外需依存になりますが、このママ日本型の発展スタイルを目指すと言うなら、内需を上げて行く、つまり国民の自力購買力を付けて行く必要が出てきます。 その時、シナ大衆に、日本人と同じ様な「国家・民族に対する信任」が生まれて居て、シナ社会で、made in chinaがブームになるでしょうか。 私は、期待できないと思います。

天皇家を乗っ取る為の、女系天皇、現天皇陛下の存命中の退位?、小和田雅子様の親父は、朝鮮人てのは、公然の事ですが、どう思いますか

>松茸さん
>>小和田雅子様の親父は、朝鮮人
 小和田家揃って創価学会の幹部、と言うのは聞いた事がありますが、朝鮮系の帰化人と言う話は聞いた事がありません。 

 もし、「在日」で通名が小和田というのなら、国籍が違うと言う事になって由々しき大事でしょうから、今の戸籍は日本人の帰化人なのでしょうが、其れは父母のどちら方がそうなのかとか、何時の代にそうなったのか位は、「公然の秘密」だそうですので、少なくとも、宮内庁関係者は知って居るでしょうね。

 大体、神道の最高司祭のでスメラミコトを輩出せらせられる天皇家の皇太子妃殿下に、在家とはいえ、排他的な宗門で、神社の鳥居も潜れない事で知られる日蓮正宗の幹部を務める、自身も信者である雅子様を、お迎えするのには、相当な難事があったのは当然でしょう。 ですから皇太子が結婚の会見で、「全力で護る」と異例のご発言を成されたワケだと思います。

 雅子殿下が、精神的な病気を理由に公務を10年以上に亙って忌避して居る間に、色々な風聞が流されましたが、小和田大使がの素性が、朝鮮系帰化人だとは初耳です。 是非、そのソースを明示していただきたいですね。

皇太子家族、皇太子意外は韓国民族衣裳での写真がありますが?YouTubeで有りました。YouTubeで検索して探して下さい。私は判断がつきません。

>最後の加賀藩主の息子、前田は、上海を代表する庭園、愚園と張園を歩いて「早々退却」している。

上海を代表する公園だというのですから、さぞ素晴らしいものだと想像するのですが、それを一顧の価値もないと切り捨てたのですから日本人の感覚には合わないのでしょう。

小説家の司馬遼太郎氏は支那の兵馬俑を見て、「無駄で、日本人にあわない」と言う旨のことを話していました。
日本人に合わないというのは、この感性と思います。


>次いで「支那の家屋殊に高位豪家」についての感想を述べる。

盗難火災等に対する防備の周到さを、官憲に依頼しても頼みにならないことから自衛が必要と言うことに、官(政府)の信頼性のなさを感じます。


民間が国家を信用できない国では、国家は民間を収奪すると考えるでしょうから、日本のように「御上」への信用性はないと思います。

何かにつけて、差別とか口にする外患、外患を取り締まる法律がない日本、法律があったなら、差別とか言われないだろうに、外患を普通の人と同じように、相手出来ない思います。

外患を取り締まる法律がないから、ネットで外患を糾弾する、それは差別、ヘイトですか?外患は日本で遣りたい放題で放置、裁判所は許せても、日本人として許せないですよね。

>松茸さん
 現在ネットで、外患誘致罪と言う、実質平時には適用されない法律を、今を準戦時下と見て、戦時になったら適用する準備をして居る人たちが居ます、「余命三年時事日記」に集う人たちですが、告発の対象は、日本で日本を転覆せしめ、国内を擾乱状態にしようとする集団、個人すべてです。

 特に日本弁護士連合会(日弁連)と法務省検察庁を相手に、戦い続けて居ます。 途中から入ると、事情が良く分らない場合がおおく、混乱するかもしれませんので、1年位は様子を見てから参加する方が良いと思います。

  戦前、梨本宮方子様と言う華族の方が、朝鮮王朝の最後の王に嫁いでいると言う事績がありますので、現皇室と旧朝鮮王朝(廃絶)なら、姻戚関係と言う事になります。  寧ろ、戦前なら皇太子妃が、譬え、朝鮮籍でも問題なかったでしょうが、米国は戦後のWGIPの施行の際、こう言った昔の繋がり自体、無理に抹消しようとしているから、ややこしくなったのです。

 尤も、皇室と朝鮮王朝が姻戚関係のままなら、現在の様な反日は考えられなかったでしょうがね。米国の強引な施策に拠る歪と言う他はありません。 唯、日本人に取っては、朝鮮族との縁が切れる方が望ましいのは言うまでもない事です。

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