浪費せず謙虚に譲り合って生きる
ーー以下「ねずブログ」より抜粋編集qazx
江戸時代の初期、日本は徳川政権によって鎖国を断行しました。
当時の日本は、
1 世界最強の軍事力を持つ国だった。
2 世界最大の大金持ち国家だった。
ーー
世界最強の軍事力を持つ国だった
これは、鉄砲の数で、当時日本が世界で最も高性能の鉄砲を、世界の半数とも言われる数を持っていたからです。
インカ帝国は、スペインの掠奪者、フランシスコ・ピサロによって、滅ぼされました。
その際、ピサロが持っていた鉄砲の数は、150丁でした。
この程度の鉄砲で日本を侵略しようとしても、日本では、簡単に殲滅されていたことでしょう。
ーー
羅針盤と火薬を発明したのは支那人とされています。
それを応用して鉄砲を作り、航海術を磨き上げ、世界を征服したのは西洋人です。
支那人にはまるで応用力がない。
羅針盤や火薬を支那人が発明したという通説も、なんだか怪しい。
という話はさておいて、
ーー
この鉄砲で西洋人たちは世界を植民地支配した。
最初の植民地となり、世界最大の奴隷供給国となったのがアフリカのコンゴです。
そのコンゴ支配の50年後の1543年に、西洋人たちが、日本の種子島にやってきます。
これが「鉄砲伝来」年です。
ーー
すると日本人は鉄砲を自製し始める。
火薬を得るために日本人女性を奴隷に売ったりということもありました。
しかし、やがて火薬の製造までするようになる。
米ダートマス大学教授ノエル・ペリンの「鉄砲を捨てた日本人」(中公文庫)という本にはこう書いてある。
ーー以下引用
「…アラビア人、インド人、支那人いずれも鉄砲の使用では日本人よりずっと先んじたのであるが、ひとり日本人だけが鉄砲の大量生産に成功した。そればかりか、みごと自家薬籠中の武器としたのである」(p35)
「今日もそうだが、日本は当時も優れた工業国であった」
「日本で、もっとも大量に製造されていた物がなにかというと、それは武器であって、二百年ぐらいは世界有数の武器輸出国であった」
「日本製の武器は東アジア一帯で使われていた」(P38-39)
「少なくとも鉄砲の絶対数では、十六世紀末の日本は、まちがいなく世界のどの国よりも大量にもっていた」(p63)
「たとえばイギリス軍全体をとってみても、その鉄砲所有数は、日本のトップの大名六名のうちどの大名の軍隊と比べても少なかった」
「1569年イギリス枢密院がフランス侵攻の際に動員できるイギリス全体の兵隊と武器の数を決定すべく総点検を行った」
「フランス大使はスパイを通じてその情報をつかみ、「機密にされている兵隊の集計値」は二万四千、そのうち約六千の者が銃を所持している、とパリに報告した」(p160-161)
「1584年、…戦国大名の竜造寺隆信が島原方面で有馬晴信・島津家久と対戦したが、率いていた軍勢は二万五千、そのうち九千が鉄砲隊であった」(p162)
すなわちイギリス国全体の軍隊の銃の数よりも肥前国の竜造寺氏の銃の数の方が五割も多かったのだ。
しかも日本は独自の工夫により銃の性能を高めていた。
「螺旋状の主動バネと引金調整装置を発達させ」
「雨中でも火縄銃を撃てる雨よけ付属装置を考案し」ていた。
当時のヨーロッパにおける戦闘と比較して、「武器においては日本人の方が実質的に先行していたのではなかろうか」とまで書いてある。
ーー引用ここまで
徳川幕府の成立は1603年、鉄砲伝来から、60年です。
徳川幕府が開かれる頃には、日本は世界の鉄砲保有数の約半数を持つ国になっていました。
つまり当時の日本は、世界最大の軍事大国だったわけです。
ーー
そして同時に、当時の日本では、戦にお金がかかることもあって、さかんに金(キン)が産出されました。
この頃の時点で、日本は世界の人類誕生以来産出した金(キン)の約3分の1を保有する、世界最大の金保有国にもなっていた。
日本は、この状態で鎖国したのです。
ーー
逆にいえば、鎖国は、武力と経済力の二つを兼ね備えなければ実現しえなかったのです。
ーー
日本が鎖国していた時代は、世界の軍事と経済は、鉄砲とキンであった。
幕末にその鎖国が解かれ、日本から大量のキンが米国に流出しましたが、その後世界の経済は、100年で、キンから紙に、さらに50年で紙から電子へと変化しています。
いまどき、キン=Moneyと思っている人は、実はあまりいないのではないかと思います。
実際、キンは商品として扱われており、価格が需要と供給によって毎日変動しています。
ーー
武器も火薬の時代から、100年で原子力へ、そして50年で通信とレーザー兵器の時代に変わりつつあります。
しかし、通信とレーザー兵器は多数の部品から構成されており、それぞれの部品が全て機能する必要がある。
これは、全ての人が情報を共有するような環境、つまり和を重視する日本人的環境でなければ実現しない。
つまり日本人がその気になりさえすれば、新たな通信と光の武器の分野で恐らく世界を圧倒するということになります。
ーー
1853年の黒船来航から60年後は1913年です。
この年、ウッドロウ・ウィルソンが第28代米大統領に就任して、欧州に在った帝国を破壊するために「民族自決」と言いだします。
日本は、この年1913年に、辛亥革命で清帝国を倒し、新たに起こった中華民国を国家として承認します。
その後の60年、多くの国で、「民族自決」を求める戦争が起こったのです。
そして日本は、新興国家が起こる毎に承認します。
それから60年後は1973年です。
1973年には、世界の植民地を消し去りました。
ーー
この年に、米国が、ベトナムから引き上げています。
日本では、はだしのゲンの連載が始まり、金大中事件が起こる。
つまり在日・反日勢力が表に出て、反日と在日特権を日本人相手に主張しだした年です。
ーー
60年は、およそ20年毎に、つまり一世代毎に分けれられます。
はじめの20年は、新たに登場した新しい思想が徐々に社会に浸透していく。
真ん中の20年は、それが定着し社会の中心をなすようになります。
おわりの20年は、定着した思想や考え方が、次の新しい思想の息吹と葛藤を繰り返す。
ーー
この文章を書いている2016年は、1973年から43年経ったことになります。
1973年から、表に出てきたのは在日・反日勢力でした。
そして33年後の2006年に「日本を取り戻す」という新たな動きが生まれます。
しかし、日本メディアに徹底的につぶされ、とうとう2009年に韓国傀儡民主党政権ができ、在日・反日勢力は、日本乗っ取りに成功します。
しかし「日本を取り戻す」という運動は生き残っていて、2012年に韓国傀儡民主党政権から、政権を取り戻します。
そして今や、日本人社会は、在日・反日勢力と戦える体制を整えつつあるのです。
ーー
おそらく1973年から60年後の2033年を迎える頃には、支那・朝鮮勢の崩壊とともに、在日・反日勢力も自壊するでしょう。
そのころ世界は、PCが人間の脳に匹敵する能力を持つようになっており、人工知能が社会で広く使われている。
そして世界は、増えすぎた人口のために、移民が当たり前状態となっており、すっかり変わっている。
日本は、大きな武力と経済力を持ち、ひょっとすると鎖国しているかもしれません。
そこでは古くからの「浪費せず謙虚に譲り合って生きる」文化が見直されているはずです。
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コメント
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インカ帝国が滅ぼされたのは1533年です。
ポルトガル船が種子島にやってきたのが1543年の事なので、1533年当時の日本には鉄砲は無かった。
しかし、恐らく日本は、インカ帝国のようには滅ぼされることはなかったと思います。
それは、鉄砲の威力をいち早く理解し、自製し、1600年の関ヶ原の戦いではすでに世界一の鉄砲生産国になっていたことから明らかです。
ーー
>おそらく1973年から60年後の2033年を迎える頃には、支那・朝鮮勢の崩壊とともに、在日・反日勢力も自壊するでしょう。
1973年に米国が、ベトナムから引き上げています。
この年には、世界の植民地を消し去りました。
日本では、はだしのゲンの連載が始まり、金大中事件が起こる。
つまり在日・反日勢力が表に出て、反日と在日特権を日本人相手に主張しだした年です。
ーー
2006年に在日・反日勢力から「日本を取り戻す」という新たな動きが生まれます。
しかし、日本メディアに徹底的につぶされ、とうとう2009年に韓国傀儡民主党政権ができ、在日・反日勢力は、日本乗っ取りに成功します。
しかし「日本を取り戻す」という運動は生き残っていて、2012年に韓国傀儡民主党政権から、政権を取り戻します。
そして今や、日本人社会は、在日・反日勢力と戦える体制を整えつつあるのです。
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パレルモ条約締結に必要な国内法(テロ等準備罪)が6月15日に成立し、7月11日に施行されました。
その7月11日に国際的な組織犯罪防止条約であるパレルモ条約が締結され8月10日に発効したのです。
今後、在日・反日勢力が組織的に犯罪を行う毎に、彼らの組織への攻撃が可能となったということになります。
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すでに、いままで毎日、駅前で反日演説をしていた人が姿を消しています。
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さてもっと未来のことについて、アラン・チューリングは、脳もコンピューターと同様の構造をしており、やがてコンピューターが脳のように自ら考えるようになると考えました。
その後アメリカでArtificial Intelligence「人工知能(AI)」という概念が作り出されるのですが、日本でも未来を拓くものとして、この「人工知能(AI)」の開発・研究が盛んになされているのです。
人工知能と化したコンピューターは、自分でどんどん学習していく。
そのため「もはや開発者でさえ人工知能の内部で何が起こっているのかわからない」状態になっています。
ーー
7月27日、NHK・BSプレミアム「フランケンシュタインの誘惑」で、「人工知能を予言した男」を放送していました。
人工知能を予言した男というのがアラン・チューリングなのです。
そして番組の中で、「人工知能(AI)」研究者の栗原聡氏は、「ぼくらはアリを見た時に慈悲の心を持たない。同じように、SFの話になるけど、AIも人間をそういうふうに見るかもしれない」と発言しています。
つまりAIにはとても恐ろしい一面があり、特にこれが兵器に使われることを考えるとぞっとします。
ーー
また現在は、その国の経済力を国内総生産GDPで評価しています。
つまり人口が多いほどGDPも多くなるわけです。
先進国の経済成長の殆どが移民によるものであることが知られて、これが移民推進派の根拠にもなっています。
しかし日本は先進国の中で人口増によらずにGDP増を実現している唯一の国に成りました。
一方、移民を大量に受け入れた欧州もアメリカも治安の悪化に歯止めが効かなくなっているのです。
治安が悪化すれば、経済活動は無力化されてしまう。
ーー
経世済民の為にはむしろ移民を受け入れないという方法も考えられるわけで、それが鎖国という話になるわけです。
増田悦佐氏は鎖国は日本を列強の植民地支配から守るためになされたものであり、逆鎖国であると言われています。
恐らく日本人が考える経済(経世済民)は、単なるGDPではないということなのだと思います。
投稿: ポッポ | 2017年8月26日 (土) 18時34分