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2017年8月 9日 (水)

支那の公的債務は33兆ドル(3300兆円)だ

ーー以下「宮崎正弘ブログ」より抜粋編集

数年前、香港のテレビに登場した朗喊平(著名な経済評論家)が、「住宅ローンを組んだ人は、99%が破産するだろう」と予言した。

しかし香港人でその忠告に従った人はいなかった。

その後も、住宅価格は上がり続け、 北京、上海、広州など沿岸大都市の不動産価格は東京の二倍、二億円もザラの状態だ。

当局は投機と化した住宅購入について、頭金を35%から、地域によっては50%にあげ投機熱を冷ますのに躍起となった。

それで取引は激減したものの価格は上昇したままだ。

ーー

株式暴落を避けるために「株を売るな」と厳命した、あの遣り方である。

ーー

身内からお金を集めて、それを頭金に借金をして住宅を何とか買う。

そしてその住宅を担保に借金をして、二軒、三軒と買う。

不動産価格は上がるものと信じているからだ。

ーー

そして恐ろしい数字が公表された。

支那での、住宅ローン残高が、GDPの44・4%となったのだ。

公式統計で支那のGDPは1100兆円だ。

つまり住宅ローン残高は488兆円ということになる。

これはおよそ日本のGDP(500兆円)に匹敵する。

ーー

どんなものにしろ、価格が上がり続けることは絶対にないので、やがて上がらなくなる。

転売で儲けられなくなると、借金地獄から逃れようと、住宅を安値で売る人が出てくる。

後は、下がる一方となり、暴落する。

住宅ローンは返済されず、不良債権の山となり、銀行が破綻しだす。

ーー

米国のサブプライムローンは600兆円の不良債権となり、米国の投資銀行を次々と破綻させ、世界に大不況をもたらした。

この場合不良債権は、世界通貨ドルであり、世界で損害を分けるような形で収拾することができた。

しかし、支那の不動産価格暴落⇒不良債権の山⇒銀行破綻は国内通貨による破綻であり、支那通貨元の大暴落という形をとる。

支那人は、物価上昇に苦しむようになり、外食は出来ず、旅行にも出かけられない状態となる。

いずれスマホ代も滞り、カード破産(米国、韓国に夥しい)し、結局、逃げるか、詐欺に走るか、裏社会に入るかしだす。

ーー

日本と違って支那社会では、住宅価格が暴落すると、住宅購入者が反政府行動に走り、暴動を起こす。

したがって政府は、暴落回避の政策を採らざるを得ず、それが党大会終了までの住宅価格小康状態の演出となっている。

ーー

かくして支那の銀行は膨大な不良債権を抱えることに成る。

ところが現在、どれほどの不良債権を抱えているのか、だれも知らない。

「中国社会科学院」李揚副院長は、2010年に「公的債務は2010年時点で111兆6千億元に上り、GDP比215%に達している」と発言した。

当時の為替レートで1450兆円である。

しかし同科学院は2013年末、それを公式に1130兆円へと下方修正した。

当時の欧米の経済誌の見積もりは、20兆ドル(2000兆円)が常識だった。

ーー

マッキンゼーの2015年2月の報告ではGDPの282%、つまり2900兆円前後と上方修正(?)がなされている。

正しい数字は不明だが、

ウォール街の経済評論家のなかには「支那の公的債務は33兆ドルだ」と断言して憚らない者も出てきた。

そしてロンドンのシティ関係者の中には支那が経済破綻すると予測する者が増えている。

ーー

いまさら指摘するまでもないがGDPは(1)個人消費(2)企業の設備投資(3)政府支出(4)経常収支の黒字、の総和である。

支那の場合、(1)個人消費はGDPの35%程度(米国65%、日本60%)。

(2)企業の設備投資は、上場企業の98%が国有企業であり、しかも大方は赤字である。

民間でアリババなど通信産業は、設備投資がかからず、鵬海精密工業とて、ロボットへの投資くらいである。

支那は、現在輸出は堅調だといっているが、(4)人件費の上昇によって、経常収支の黒字を減らしているはずなのである。

となると、高速道路や高速鉄道を建設している(3)政府が、GDPを支えていることがわかる。

しかし支那では徴税の仕組みが機能していないので歳入が不明である。

つまり、北京政府は膨大な量の紙幣を印刷してそれを支出に使っていると想像される。

ーー

北京政府は支出を紙幣の印刷で賄いGDPが増えたと主張している。

そうなら、支那の本当のGDPは、米国、日本、ドイツ、英国、仏蘭西に次ぐ、第六位なのではないか。

そんな支那が米国と軍拡競争をしているのだから、もうこの先は1991年のソ連と同じ結末になる、と言うべきだろう。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

軍事力、人口、面積等の大きい国ですから、政治力を上手く使えば経済は向上できると思っていたのですが、GDPを真面目に考えればそれほど経済力はそれ程強くなく、見せかけだけの強国と言うことですね。

ただ、軍事力だけはやたらと強く見えるのですが、これも見せかけのような気がします。
中国が経済破綻をすれば、日本への影響が大きいでしょうけれど、中国へ進出している企業と人は、早めに無事に帰って、日本をより強固な国にして欲しいです。

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