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2017年8月 3日 (木)

支那では日本と違い、権力があるうちに最大限に利益を享受しないと損だと考える伝統がある

ーー以下「宮崎正弘ブログ、書評」より抜粋編集qazx

八幡和郎『世界と日本がわかる 最強の世界史』(扶桑社新書)

歴史が物語であるとすれば、本書にも強烈な「八幡史観(解釈)」があるようで、じつは稀薄である。

つまり巷間伝えられている物語と変わらない。

むしろ本書が重視するのは「流れ」である。

この歴史の流れは、古代人類の発生から現代史まで、しかも東洋から西洋まで。

欧州では、ローマ皇帝もナポレオンも語られ、支那も秦の始皇帝以前から習近平まで語られる。

これらをわずか300ページ強の新書に混在させるのだから、見方を変えて言えば神業に近い。

ーー

随所に逸話が挿入されていて、意外な知識も得られる。

ーー

評者(宮崎)は部屋に飾っている肖像がドナルド・トランプがレーガンとジョンウェインであること、プーチンのそれがピョートル大帝であることは知っていた。

しかし、メルケル独首相が部屋にエカテリーナ二世の肖像を飾っていることは知らなかった。

エカテリーナ二世はドイツ(プロイセン)からロシア皇帝ピョートル三世に嫁ぎ、ロシアをドイツ文化に染め上げた。

女帝は当時の上流階級の言葉とされたフランス語を使った。

サンクトペテルブルグにあるエカテリーナの夏の宮殿の本棚はみごとにフランス語ばかりである。

エカテリーナ二世は、領土拡大に野心を燃やし、ウクライナからポーランドまでもロシア領土に編入。

ウクライナ南部、黒海に面した港湾都市・オデッサは、エカテリーナ二世が建設を命じた。

なるほどメルケル首相が尊敬してやまない理由が飲み込めた。

ーー

さて、八幡氏は歴史(物語の続き)として「後進国のママの支那が指導する世界は闇だ」と予測している。

後進国というのは、公平性、客観性が欠如しているため反省できない国の事である。

「支那では日本と違い、権力があるうちに最大限に利益を享受しないと損だと考える伝統がある」

「その不当利益の金額が国家や国民経済を傾けるほどになっても平気」

これまでの支那の政権は、国家の繁栄ではなく、その権力維持を目指した。

それゆえ、「権力維持のために、反対派の長老の家族に利権を与えてきた」。

「習近平はこの状況の悲劇的な結末を意識したのか、綱紀粛正に乗り出した」

そして「国民の支持をつなぎ止めるために、超大国としての栄光とか、領土拡張に走り出し」た。

ーー

しかし支那の歴代政権(皇帝)は、海洋国家(シーパワー)に挑戦しては、権力の座を失ってきたのだった。

支那軍の南シナ海への進出は、海洋国家・アメリカへの挑戦だ。

この流れからすると、共産支那の余命はわずかだ、ということが読めてくる。

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