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2017年7月22日 (土)

アメリカにとっての最大の敵が(露から支へと)変わった

ーー以下「宮崎正弘ブログ、書評」より抜粋編集

陳破空、山田智美訳『米・支激突、戦争か取引か』(文春新書)

著者は、世界の米・支・露の冷戦を現代版「三国志」とみる。

「予測不能なトランプ」
「怯(おび)える習近平」
「冷酷なプーチン」

この冷戦には日本もEUも入らないが、南北朝鮮と台湾がかく乱要因として入っている。

ーー

トランプ氏は、対支強硬派と党内バランスをとるために、ナバロとポッテンガーを安全保障担当補佐官に選んだ。

トランプ氏は、すでにナバロを敬遠している。

アジア担当のポッテンガーは、北京語を操り、WST特派員時代、北京当局と戦った。

「一帯一路」会議には米代表オブザーバーとして参加したが、まだ活躍しているとは言い難い。

ーー

評者(宮崎)は、ナバロもポッテンガーも、しばらくは活躍の場は無いだろうと予測している。

ーー

習近平が、安国生命保険の呉小暉の拘束を命じたという情報は、意外だった。

と言うのも、呉小暉は鄧小平の孫娘と一緒になっていたからだ。

著者は、呉小暉が、事実上、鄧小平の孫娘と別居状態にあり、神通力が効かなくなったためだとしている。

なるほど、そういうことかと思った。

ーー

呉小暉は、NYの名門「ウォルドルフ・アストリア・ホテル」を買収して、クシュナーに近づいてトランプのニュージャージーの豪華マンションをまとめ買いしたと報じられた。

しかし直近の情報では、これも破談に近いのだという。

クシュナーは、この事案をメディアに報じられ、苦境に陥ったようだ。

ーー

意外な情報は、キッシンジャーが、最近は親支から離れ、ふたたび親露に「変節」したというものだ。

キッシンジャーは、プーチンと十回以上も会って、個人的な信頼関係を築きあげているのだと言う。

このため北京もキッシンジャーの親支を疑問視しだしたという。

ーー

評者(宮崎)は、反支のトランプがなぜ親支派のキッシンジャーを、外交指南役としているのか謎だった。

「支那共産党にとって唯一の代理人であったキッシンジャーは、実はすでに支から露に鞍替えしていた。『連支抗露』から『連露抗支』へと転身していた」

これについて著者は、キッシンジャーが「アメリカの国益を冷静に計算している」からだとする。(p118)

もしそうだとすれば、謎が解けるのである。

ーー

つまり「アメリカにとっての最大の敵が(露から支へと)変わった」のである。

陳破空氏はキッシンジャーを高く買っているようである。

しかしこのような情報は、日本ではほとんど得られない。 

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