無料ブログはココログ

« 支那人は、自分たちがしでかした悪魔の所業の痕跡の全てを消し去ろうとしている | トップページ | 何時の時代も日本人は謙虚な物言いしか出来ないのです »

2017年6月 9日 (金)

アラブとペルシャとの対決が鮮明化している

6月5日、サウジアラビアにUAE、エジプト、バーレーン、イエーメンが加わり、カタールとの国交断絶に踏み切った。

7日までにモルジブ、モリタニアなども加わった。

国交断絶とは、外交官48時間以内の立ち退き、交通遮断、商業取引停止である。

ーー

WSJは、2017年6月6日付けで、これについておよそ以下の様に解説している。

カタールと断交、知っておきたい5つのこと By Margherita Stancati

サウジ、UAE、エジプト、そしてバーレーンはカタールとの外交関係を断絶し、空路および陸路の交通を遮断した。

カタール籍の航空機や船舶が自国の領空や領海を通過することも禁じた。

また4カ国に滞在しているカタール人は2週間以内の国外退去が命じられた。

4カ国は自国民がカタールを訪問することも禁止した。

ーー

カタールはパレスチナ自治区を実効支配するハマスやエジプトのムスリム同胞団など、イスラム原理主義組織のメンバーを支援している。

またシリアなどの過激派組織との関係も一部で維持している。サウジ、UAE、エジプト、そしてバーレーンはその状況を変えたい考えだ。

サウジはイランとの対立姿勢を強めており、友好国も後に続くことを期待している。

ーー

だがカタールは外交を通じた問題解決を支持し、対立には消極的だ。

ーー

両サイドの対立は先月、カタールのタミム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長がイランやハマスを支持する旨の発言をしたと国営通信が報じたことで一気に緊迫した。

カタール政府はその後、コメントは事実ではなくハッキングによって流れたものだとしている。

それでもサウジや他の湾岸諸国はアルジャジーラなどカタールのメディアを遮断。

アラブ各国のマスコミはカタールの外交姿勢を痛烈に批判する報道を続けた。

ーー

両サイドは外交政策で長年にわたって対立していたが、今回の国交断絶は多くの人を驚かせた。

国交断絶は湾岸地域内の対立を振り返っても、過去数十年で最も緊迫した状況だ。

ーー

カタール政府は5日、国交断絶の判断は「正当化できるものでなく、事実に基づかない根拠なき主張に基づくものだ」と批判した。

カタールやサウジなど湾岸6カ国が経済および政治面で協力する湾岸協力会議(GCC)も、今回生じた亀裂によってどのような影響を受けるのかは不明だ。

サウジはイエメンの反体制シーア派系武装組織(イラン寄りの「フーシ派」)に対抗する連合軍も主導し、5日までカタールもそこに参加していたが、連合軍は同国を軍事同盟から正式に外した。

ーー抜粋ここまで

ーー以下「宮崎正弘ブログ」より抜粋編集

断交の理由は、カタールが、過激派ハマスや、エジプトのイスラム同胞団を支援しているうえ、アルジャジーラの放送内容が、アラブの立場を離れているからである。

ーー

カタールは砂漠国であり、水と食料の99%を輸入に頼る。

食料備蓄が三日間で切れるため、断交を聞いた市民はスーパーマーケットに長い列を作った。

カタールはケニアで4万ヘクタールの農地を買い付け、10年間で25億ドルの契約を結んでいるが、距離的に輸送の時間がかかる。

したがってカタール国民は、断交後、時間とともに干しあがることになる。

ーー

バーレーンは、シーア派(ペルシャ)が多数を占めているのだが、サウジ(アラブ)と一本の橋でつながる。

軍事的行動というシナリオを加味すれば、とてもイラン(ペルシャ)寄りの選択は出来ない。

ーー

ヨルダンの立場は微妙だが、カタールとの外交関係のレベルを下げ、申請のでているアルジャジーラの支局開設を認めないとした。
 
こんな中、クエート首長はただちにサウジアラビアに飛んで、国王と会見した。トルコのエルドアン大統領はプーチン大統領と電話会談を行っている。

クエートとトルコは、中立を選択したようだ。

米国はカタールに空軍基地を展開し、一万人を駐留させ、中央軍司令部を置いており、「どちらにも与(くみ)しない」とした。

(国務省ならびにティラーソン国務長官は訪問席のニュージーランドで米国の中立的立場を表明した)

ーー

トランプ大統領はこの4月に初の外遊先にサウジを選び、大歓迎を受けて国王と会見している。

その席で「イスラムの過激思想(イデオロギー)にはもう耐えられない」と発言した。

サウジは、これを「イラン(ペルシャ)を支援するカタールの孤立化」を示唆したと解釈し、サウジにカタールとの国交断絶を決断させた。

しかし、カタールは、国際金融の中心、資金洗浄の舞台としても活用されてきた。

また国際航空路の中継地としても機能している。

ーー

「イスラムの過激思想(イデオロギー)にはもう耐えられない」とは、イランとオバマ前政権が結んだ核合意を見直すという意味でもある。

そして、悪化したアラブ諸国との関係改善を図ると言うことを意味する。

サウジにはインドネシアを含むイラン、トルコをのぞくアラブ(イスラム)首脳が参加した。

つまり、トランプ政権はシリアの混乱は、「アラブの春(民主化運動)」がもたらしたものだ、との認識に至ったものと考えられる。

アラブ諸国(スンニ派連合)とイラン(シーア派、ペルシャ)との戦いの中で、イラン(ペルシャ)がシリアを支援していることを確認したということになる。

ここに、アラブとペルシャとの対決が鮮明化する中で、カタールが孤立した。

これでもっとも裨益する国は、イランの核保有に反対するイスラエルだ。

ーー

サウジ外遊後、トランプは、テルアビブ(イスラエルの首都)へ飛んでネタニヤフ首相と懇談。

そして、「嘆きの壁」を訪れ、ユダヤ帽をかぶって壁に向かって祈っている。

(この行為については娘婿のクシュナーによる演出とされている)

ついでトランプはイタリアでのG7出席を前に、バチカンを訪れ法王と会見した。

かくして米大統領ドナルド・トランプは、中東でのアラブとペルシャとの対決を鮮明にすることに成功し、漁夫の利をイスラエルに与えたのだった。

ーー

メディアは、このトランプ外交を失敗だと伝えた。

しかし、評者(宮崎)は、トランプ外交は大成功を収めたと評価している。

ーー

ただ、日本からのヨーロッパ便はカタールを経由している。

つまり、多くの日本人旅行客をヨーロッパに運び、また多くのヨーロッパ人旅行客を日本に運んでいる。

そして日本はLNGガスの多くをカタールに依存している。

アラブ連合の対カタール通商断絶に次いで、金融取引停止に到れば、日本は多大な影響を受けることになる。

ーー抜粋ここまで

ネット上にはトランプ大統領の政治手腕を宮崎氏と同様に絶賛している人も居る。

ーー

393 名前:名無しさん@1周年[] 投稿日:2017/06/07(水) 15:24:41.22 ID:fExk1XxQ0 [21/32]
>>390
事実からの推論だよ

トランプ政権になったおかげでもうISは虫の息だよ
シリアの反体制派原理主義(ヌスラ戦線)なども同様にね

385 名前:名無しさん@1周年[] 投稿日:2017/06/07(水) 15:20:55.67 ID:fExk1XxQ0 [19/32]
ネオコンの連中が顔面蒼白でトランプ降ろしに動くわけだ

425 名前:名無しさん@1周年[] 投稿日:2017/06/07(水) 15:38:24.45 ID:fExk1XxQ0 [30/32]
表層的なイスラム原理主義勢力の力の現れであるところの
IS、ヌスラ戦線を直接叩き潰し

その支援者の一人であるところのカタールを
スンニ派国の仲間から孤立させ叩くとは

トランプはあまりにも有能すぎるな
英雄的ですらある

431 名前:名無しさん@1周年[] 投稿日:2017/06/07(水) 15:43:13.65 ID:fExk1XxQ0 [31/32]
すごいよな

トルコを剥がし、サウジを剥がし
孤立したIS、ヌスラ戦線を殲滅し

更にカタールまでも孤立させ
「ムスリム同胞団などイスラム原理主義勢力支援の責任を問わせる」とはな

トランプさん有能すぎ

« 支那人は、自分たちがしでかした悪魔の所業の痕跡の全てを消し去ろうとしている | トップページ | 何時の時代も日本人は謙虚な物言いしか出来ないのです »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

百田氏、桜井氏に言論弾圧し、共謀罪は言論弾圧だと訴えてる輩は、どんなんだ

外患にマスコミジャックされてる状況を、共謀罪成立で打開できますか?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 支那人は、自分たちがしでかした悪魔の所業の痕跡の全てを消し去ろうとしている | トップページ | 何時の時代も日本人は謙虚な物言いしか出来ないのです »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31