無料ブログはココログ

« 韓国の崩壊を眺めているだけでは共倒れてしまう | トップページ | これ全部が不起訴?おとがめなし? »

2017年2月26日 (日)

彼らは根本の部分に「国民の生活をこうすれば良くできるという」政治哲学を持っていないのだ

ーー以下「宮崎正弘ブログ、書評」より抜粋編集

山村明義『日本をダメにするリベラルの正体』(ビジネス社)

18世紀に英国に産業革命が起こると、大量生産が可能になり、企業家(資本家)に莫大な富が集注するようになる。

その一方に、企業を起こす資本も知恵も持たない多くの人々が労働者(無産者)となる。

19世紀になると、両者の間に富を巡る政治闘争が生じるようになり、その解決策が議論されるようになった。

それが生産手段を公共物にせよという共産主義(大きな政府)と、むしろ自由競争に任せるべきだとする自由主義(小さな政府)であった。

ーー

1991年に終わった冷戦は、共産主義と自由主義の戦いであった。

しかし自由主義社会には、その自由を利用して多くの共産主義者が入り込み、自由主義を変形してしまったのだった。

たとえば自由主義の本場と考えられているアメリカでは、自由主義というのは、愚者という意味で使われるようになった。

80年代レーガンが大統領に選ばれたが、それは民主党支持者が、当時の民主党執行部の変形自由主義に愛想をつかし、大挙して保守主義に雪崩れ込んだからだった。

当時、評者(宮崎)は、取材でよくワシントンへ出かけていたので、共和党関係者とりわけレーガン支持の若者達と議論すると、「Liberal―Pinky-Fool自由主義者、アカ、馬鹿」という。

桜井よしこ氏曰く(ダイアモンドオンライン、16年8月2日号)アメリカでは「リベラルという表現は、むしろ愚かな人という意味合いさえ含み始めた。だから皆、いま、自分はリベラルだと言うより、プログレッシブ(進歩的)だと言っている」と。

ーー

なぜ冷戦に勝利した自由主義が、これほどまでに評価を落としてしまったのか。

それは、共産主義者が自由主義者に成りすましたからだった。

本来の伝統文化からも自由でありたいと言う自由主義者の願いを、共産主義者が平等の主張にすり替えたのだった。

何からも自由でありたいと言う願いからは、ソ連や支那の核に対しても批判の手を緩めないはずだ。

ところが、日本の成りすまし自由主義者らは、支那・朝鮮の核武装、人権抑圧を批判しないという際立った特性を持つ。

ーー

これら成りすまし自由主義者として、著者は、大江健三郎や、瀬戸内寂聴、坂本龍一、内田樹、山本太郎、古賀茂明らの名前を挙げる。

このなかには新自由主義者(ネオリベラル)で売り出し中の三浦瑠麗という政治学者もいる。

「端的に言えば日本の『自由主義者(リベラル)』と呼ばれる政治勢力は自由主義とは何の関係もない。彼らの拠って立つのは、ただ『反権力』という立ち位置のみである」

つまり彼らは根本の部分に「国民の生活をこうすれば良くできるという」政治哲学を持っていないのだ。

彼らは、自分たちに対しては寛容を主張し、他者には不自由を強要する。彼らの理想は、いわば恐怖政治(テロリズム)らしい。

そして少数者や弱者の側に立つ自分らは常に正しいという。

その彼らの自分に甘い論理からは、すざましい「知の荒廃」が見て取れる。

ーー

多数派である日本人社会に常に敵対的立場をとる。これでは、多数派である日本人社会は彼らには付いていけない。

彼らの主張を認めることは同時に日本人社会の破壊につながる。

そもそも「日本社会の破壊を求める日本人」などというのは在り得ない、彼らは頭がおかしいということになる。

ーー

実際鳥越某の都知事選惨敗で「成りすまし自由主義者」の退潮がはっきりと示された。

ーー

しかし彼らは「日本社会を守りたい」という「普通の日本人」が増えていることが許せないらしい。

昨年あたりから日本会議を「カルト集団」と頓珍漢な攻撃を始めた。

批判本だけで十冊も出た、が、どれもこれも結論は「日本社会の破壊を求める」ものであった。

逆に、これを読んで、彼らによる日本破壊に、危機感を持った人たちが日本会議に参加するようになった。

本書は成りすまし自由主義者の欺瞞と「知の荒廃」、そんな彼らの支那・朝鮮に繋がる人脈を追求した快著である。

« 韓国の崩壊を眺めているだけでは共倒れてしまう | トップページ | これ全部が不起訴?おとがめなし? »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 韓国の崩壊を眺めているだけでは共倒れてしまう | トップページ | これ全部が不起訴?おとがめなし? »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31